【欅坂小説】欅坂の道化師【2冊目】
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
欅坂46のメンバーを登場人物とした小説を書いています。メンバー以外の人物はもちろん架空の人物です。前スレはまだ書き込めますが、長文が書けなくなった為に新しくスレを立ち上げました。
前スレ
http://itest.5ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1509967598/
保管倉庫
https://ameblo.jp/nyankozaka/ >>409
>>410
二人ともこれはマズイ流れですね…
という僕も、次のシングル次第では見限ってしまうかもしれませんw
サイマジョの統一美、セカアイのイントロ美、セゾンのBメロ美、和音の迫力美
この辺まではどこかしらに「美」があったんですが、風吹以降は微妙ですね
>>411
理佐ちゃんファーストの会長ですもんねw
確かに画像では到底伝わらない可愛さがありましたな
http://tvcap.info/2018/5/7/djkl180507-0041350426.jpg
ぺーちゃんが裏切った時、微笑むみんな
http://tvcap.info/2018/5/7/djkl180507-0057020986.jpg
そしてニャンコ先生イチ推しのなーこちゃん
アイドル番組でこんだけアップなの初めて見たw
http://tvcap.info/2018/5/7/djkl180507-0057260293.jpg
何としてでも才能あるお二人の流出を防がねばとの思いから、画像祭りでしたw >>413
ハートマークが付いてるにも関わらず何故か狂気を感じさせるのはやはりチワンさんの腕ですな
眼の笑ってない感じがすごく似てます
なーこちゃんは人の目を見て会話をするタイプですので(ちょっと見過ぎの時もあるけど)好感が持てます >>414
人間の脳は顔や表情の認識に関してはものすごく精密な働きをするらしいので
ご存知だとも思いますが、例えば顔を描くときには、目玉の大きさとか向きとか形がほんのわずかにずれるだけで全然別の顔になったりするんですよね
それをマウスだけでコントロールするのはホトホト疲れるんですが、偶然にいい感じになると嬉しいですね(笑)つまりあくまでも偶然です(笑)
アメブロ更新も乙でありますm(_ _)m >>413
確かにこの目はなーこちゃんの目ですね
私的にはぺーちゃんを見守る理佐ちゃんの優しい表情も描いて欲しいところですな >>416
いや、だから美人を描くのは大変なんで…おや?誰か来たようだ >>420
予想通りこれ以上には描けないことがわかったので
あちらのスレはライオンの絵になりました(笑)
ところで今日はボブマーリーの命日だそうで
Love the life you live
Live the life you love
名言すぎますよね(;_;)
そんな保守 >>421
本当に素敵な名言ですね。
最高の誕生日プレゼントです。
ありがとうございます。 >>422
おおぉ!誕生日だったんですか
おめでとうございます♪
おまけにアメブロにまで取り上げていただいて恐縮ですm(_ _)m 誕生日おめでとうございます((o( ̄ー ̄)o))
俺の愛するボブマーリーの命日が敬愛するニャンコ先生の誕生日と重なってるなんて敬虔な気持ちになりました >>423
>>424
ありがとうございます(^_^) >>424
チワンさんがボブ・マーリーは分かるけど
庭さんとボブ・マーリーはいまいち繋がらないww偏見でごめんww
しかし……
運営関係者がこの板覗いているのは確実として、長沢君本人或いはお姉さん、長沢君経由で渡辺梨加もこの板を覗いている可能性大ですね。 >>426
最近ほぼほぼチェックを怠っているので覗いている可能性の理由がわからないんですが(笑)とりあえずあの下手な絵やネタの数々が見られてるってことですね(笑)
くわばらくわばら >>426
マジっすか!?
チワンさんに同じくどのあたりにその理由が隠れているかわからんw
何か本人だけが感じ取れる繋がりがあるんですかね
>>427
くわばらって何や…
ググってもイマイチわからない(T_T) >>428
くわばら じゃなくて くわばらくわばら で検索するとわかりますよ(笑)
嫌なことを避けるための古いおまじないっす >>429
サンキューです
ふざけた言葉だと思ってたら、菅原道真がどうのこうのと、意外と由緒ある言葉だったw >>427
>>428
いや、多分、偶然の一致だと思うので書くのは恥ずかしいのですが、私の例のブログと長沢菜々香のブログの内容で一致する文言があったりなかったり。
例えば
私→友達と映画に行って二時間爆睡
長沢→米さんと食事に行って二時間寝る
私→ショートで青空
長沢→メッセで青空柄のカーテン
その他にもちょこちょこ被ってます。
渡辺梨加はこの板でブログ更新が5ヶ月止まってるというスレッドが立った日に更新していて、しかも、私が渡辺梨加について書いた記事の写真と並びが一緒なんです。
(途中で挟んだ長沢君の写真を除いて)
ここのところ平手友梨奈批判していたから、
怒ってるだろうな。もし見てるとしたら。 過疎スレなので妄想をもうひとつ。
私→酔って記憶もなく小説書いて投稿
長沢君→寝落ちで同じ写真再投稿
「記憶ないって怖いなあ」
ODA1236
123456....7 理佐ちゃんが俺の妄想やら個スレやらの書き込み読んでたらと思うともう書けん・・・ >>426
ノーウーマンノークライを歌ってるボブマーリーの映像見てひとめ惚れしてから常にラスタマンとしての自分を意識してますね
一瞬で俺ん落としたのは理佐ちゃんとボブマーリーだけですね
そうやって考えるとボブマーリーは偉大だな >>434
もしも理佐ちゃんが先生の作品を1年以上読み続けてるとしたら、理佐ちゃんは立派な愛読者でありファンです
ですから書き続けることに問題はありません
もしも読んでないとしたら、もちろん書き続けることに問題はありません
…ていうのでどうでしょうか?(笑)
かく言う私は、とうとう今日から乃木中を含めて、この時間帯の録画予約を停止しました
将来この決定を後悔する日が来ることを願っています… >>434
見ているという確たる証拠もない私の妄想なので、庭さんは書いて下さい。
>>435
名曲ですよね。私のiPadにも入ってます。 >>436
遂にそこまで興味が無くなってしまいましたかww
私はもう少し見守ります。 >>438
元々は小説や漫才を書くときの新しいネタ探しの一環で見始めたんで、その必要性が無くなってきたってことです
例の自撮りTVのやつも中古CDで一通り揃えたんですが、まだ全然見てないし(笑)
でもなぜかあっぷっプリだけは録画しているという不思議(笑) 大阪さんが、次のシングル次第では見限ると書いていたように、次がファンの分岐点になりそうな気もします。 最終的に残るのは理佐ちゃんさえ入れば最高の曲に聴こえて最高のパフォーマンスに見えて最高のけやかけだと思い込める盲目ヲタだけになってしまう予感・・・ >>441
渡邉理佐センターも見てみたい気もします。
乃木坂で例えると西野タイプなので、あり得ない事もないのかなと思う。 >>442
見てみたい気もしますけど理佐ちゃんにはプレッシャーのかからないポジションで楽しい日々を過ごして欲しいという気もちらほら
それにつけても昨日のけやかけはまたも豆腐生チョコのぺーちゃんに心を奪われそうになってからの〜
味噌汁にケチャップ理佐ちゃんが世界で一番好き回でした >>443
笑顔もツンツン顔もどちらもイケてるので、
サイドをおぜむーで固めても面白そう。
曲次第なところもあるけど。
渡邉理佐と渡辺梨加は真逆のタイプじゃないっすかww >>444
真逆のタイプではあるんですが僕の女性の好みはぺーちゃんの方がストライクなんですよねw
そして今週のがな推しで三つ編みひよたんに心を奪われそうになりながらもビンゴのお知らせにチラッと映った運動会理佐ちゃん見てやっぱり神様の最高傑作は理佐ちゃんなんだと痛感しましたね >>446
そして、そのぺーちゃんが誕生日
おめでとうございます㊗ そして今日はHKT48の2期生であの伝説の最強アイドルユニットてんとうむChu!のメンバーでもあった朝長美桜の誕生日です
というスレチ甚だしい保守
http://o.5ch.net/15hhe.png 「どこまで散歩に行ってたんですか?」
川口邸の玄関を開けると、そこには仏頂面の尾関梨香が待ち構えていた。
「それがいろいろあってさ。何から話せばいいのかわからない」
「遅過ぎです。先に朝ご飯食べちゃいましたよ」
「そっか……」
鳴滝はそれだけ言うと、そそくさと奥の部屋へと足を踏み入れた。中央に置かれたテーブルには、彼と平手友梨奈のものと思われる二人分の配膳がされていた。そのひとつの前に腰を降ろし、鳴滝はひとつ溜め息をついた。
「厄介な事になったな……」
台所から漂って来る暖かな味噌汁の香りを胸いっぱいに吸い込んで、彼はまた溜め息をひとつ。
「朝から辛気臭いですね」
相変わらずの仏頂面の尾関も、鳴滝の隣へと座って彼の顔を覗き込んだ。その尾関の背後を、平手友梨奈は音も立てずに川口玲子がいるであろう奥の台所へと姿を消していた。
「辛気臭くもなるさ。散歩の途中で命を狙われたからな」
「はぁ?」
仏頂面から驚愕の顔へと変わった尾関が素っ頓狂な声を上げた。
「ライフルで威嚇の狙撃を受けたんだ」
「また、あの女ですか?」
尾関の言うあの女とは、東村芽依の事か。
それを否定しようとした鳴滝の視界に、二つのお椀を手にした平手友梨奈が現れた。
「あの女じゃないよ」
そう言いながら、平手友梨奈はその手に持った味噌汁が波打つお椀のひとつを鳴滝の前へと差し出した。
「違うの?じゃあ……」
「まだ分からない」
目を丸くした尾関に、鳴滝はそれだけ答えて味噌汁の注がれたお椀を手に取った。
「分からないって……クロウとか言う、殺し屋の殺し屋じゃないんですか?」
「違うな。クロウは銃火器は使わない」
「何でそう言い切れるんですか?鳴さんはクロウを知っているんですか?」
その尾関の何気無い問いに、味噌汁へと口を付けようとした鳴滝の動きが止まった。その彼の様子に、尾関は固唾を呑んで彼の返答を待った。そして、彼女の背後に立つ平手友梨奈さえも。 「何となく……何となくそう思っただけさ」
「なぁんだ……また、いつもの勘ってやつですか?」
呆れた様に肩を落とす尾関の背後で、平手友梨奈だけは尚も鋭い視線を鳴滝へと向けていた。その視線に対し、鳴滝は目を細めて言葉ではない答えを返す。
その答えを受け取った平手友梨奈は、自らの為に設えられた席へと腰を降ろした。
「茜さん達もこちらに来てくれるそうです」
「そっか……」
尾関の報告にそう答えながらも、鳴滝の視線は向かいに座る平手友梨奈へと向けられていた。
「今度は観光で来たいですよね。ふーちゃんも一緒に」
「そうだな……」
尾関の提案に気の無い返答をしつつ、鳴滝は平手友梨奈の問い掛ける様な視線から目を離せずにいた。
「この島から一刻も早く離れよう。勿論、玲子さんも一緒にな」
唐突に語り出した鳴滝の言葉に、隣に座る尾関は再び目を丸くしていた。
「どこに逃げたって同じだよ」
鳴滝の向かい正面に座る平手友梨奈が、無表情にそう言い放つ。それに対し、鳴滝は右の口角のみを上げた不敵な笑みを浮かべた。
「逃げる事を前提としてならな」
その鳴滝の言葉に暫しの沈黙を挟み、平手友梨奈は身を乗り出して彼の顔へと自らの顔を近づけた。
「戦争しようって言ってるの?」
「他に道があるのか?この状況で」
「あいつら相手に?」
「だからこそだ」
「まるで『あいつら』を知っている者のいい様だよね? 」
「ああ……知っているとも。『あいつら』をな」
その鳴滝と平手友梨奈の言葉の応酬に、尾関は沈黙するしかなかった。 ぺーちゃんとみおたすが誕生日1日違いなんて俺と理佐ちゃんの誕生日が18日違い並に運命を感じます >>452
まず、みおたすが誰か説明お願い(ノД`) >>453
>>448にある朝長美桜ちゃんのことです
初めて見たときの衝撃は
俺が初めて見た理佐ちゃんこと「けやかけ卒アル回のただただ睨む理佐ちゃん」に匹敵する可愛さでしたね >>453
これは失礼しました
庭先生も解説ありがとうございます
>>399後半にもちょっと書きましたっけ
現在膝の半月板損傷の手術後のリハビリ中で、公演なども出られずシングルの選抜からも初めて外れる(これでHKTのシングル表題作に全て参加しているのは指原と宮脇だけになった)という不遇期間中ですが
SNSだけは頑張っています
ちなみにみおたすという愛称は、彼女がSNSのGoogle+(グーグルプラス)を始めたときに自分のGoogle+のことを『みおたす』と名付けたことに由来します
つまり、美桜のぐぐたす(←Google+の通称)ということで、投稿の最初をいつも
こんばんは。
みおたすだよ。
で始めていたため、いつのまにかみおたすという名前が本人を表す風な流れに定着していったのでした
以上スレチ終わり(笑) >>456
俺の知らない間にみおたすが大人になってしまってる・・・ >>458
同感です(´ー`)
疲れる。いや、マジで(笑) 太ったハトじゃなくて
ワイルドなハトが好きだったのかぁ(´ー`)
七瀬丸沈没しそう 過去作をシリーズごとに整理しようとニャンコ先生を見習ってブログ作ったんですけどグループ分けが分からない(-o-;) >>461
ついにブログ立ち上げましたか
おめでとうございます!
ブログの設定・管理から公式ジャンルとその下のテーマでブログ内のジャンル分けが出来ますよ ありがとうございますm(__)m
続きを書こうとする時にスレを遡って調べるよりブログに保管しといた方が楽だと今ごろ気づきましたw >>462
すいません、公式ジャンルというのはどこに入ればいいんでしょうか?
なんだか全然分からないw >>464
公式ジャンル→芸能ファン→アイドルグループファンでいいですよ ブログの管理に追われて妄想してる時間が無くなる本末転倒な俺が保守 >>467
わかる……その状況はよくわかる。
そして乃木坂さんにシフトし始めた私も保守 今日はAKB48の14期生であの伝説の史上最高唯一無二のアイドルユニット『てんとうむChu!』でセンターをはっていた小嶋真子さんの21歳の誕生日ということで久しぶりのスレチ保守
最近は調子に乗って地下板で4コマ漫画にも手を出し始めた影響もありご無沙汰していますm(_ _)m
せっかくなのでわりとネタが単純なのをひとつ貼っておきます
これはHKT48が新メンバー募集にあたり坂道グループにならって?セミナーをすることになったというニュースが元ネタで、登場人物のモデルはHKT48の4期生の運上弘菜さんです
http://o.5ch.net/15u62.png
http://o.5ch.net/15u6j.png
http://o.5ch.net/15u75.png
http://o.5ch.net/15u8d.png 平手友梨奈から向けられた鋭い視線に射抜かれたのか、いつしか鳴滝の顔から挑発するような笑みは消えたいた。
「あらあら、また喧嘩ですか」
丸いお盆に二つのコーヒーカップを乗せた玲子が呆れた顔で現れた。
「知っているなら分かるでしょ?勝てっこない」
玲子に構わず、平手友梨奈が鳴滝へと問い返した。
「勝ち負けじゃない。俺たちの力を示すんだ。二度と手出しして来ないようにな」
「そんな簡単に諦める奴等じゃないよ。一度戦争を始めたら、みんな死ぬまで続くんだ」
「そんな事は無い。俺は諦めさせた奴を二人知っている」
「どんな奴だよ」
その問いに、鳴滝は目を細めた。
「クロウとマグスだ」
一呼吸置いて語られた彼の言葉に動きを止めたのは、意外にも玲子の方だった。尾関の前へと差し出したコーヒーカップを手にしたまま、チラリと鳴滝へと目を向けていた。
「その二人さえ敵に回っているんだよ」
「マグスは俺が食い止める。クロウは動かない。俺がこちら側にいる限りは」
「貴方、何者なの?」
「探偵だよ」
「やっぱり、クロウを知ってるんだ?」
飄々と答えた鳴滝に、平手友梨奈は尚も問い返していた。 「過去にな。腐れ縁ってやつさ」
「じゃあ……」
そこでやっと、彼の隣に座る尾関が控えめに言葉を挟んだ。
「あのライフル女って……」
「おそらくマグスの手先だろうな」
「そのマグスって……何者なんですか? 鳴さんとそのマグスって人との間に何があったんですか? 」
尾関の問いに、鳴滝は目を閉じて沈黙した。
「さぁ、早く召し上がって下さい。お連れの方がいらっしゃるのでしょう?」
鳴滝の沈黙が後悔である事を悟ったのか、ただ言葉を差し込む沈黙を待っていたのか、玲子が忙しそうに声を上げた。
「頂きます」
玲子の隣で、平手友梨奈が手を合わせる。それに合わせて、鳴滝も箸を取って味噌汁を啜り始めた。
訪れた沈黙に、自分だけ蚊帳の外に出されたような気持ちになった尾関は寂し気に鳴滝の横顔を見つめていた。
「尾関、俺の鞄を取ってくれ」
その尾関の様子を見かねたのか、鳴滝が不意にそう言った。尾関は無言で、背後にあった彼の鞄を引き寄せた。
鞄を受け取った鳴滝は、その中から赤い布に包まれた棒状の物を取り出し、手の平の上でその包みを解いた。
そこに現れたのは一本の扇子だった。
「これは、俺の最初の相棒が使っていた扇子だ」
そう言いつつ、鳴滝は尾関へと扇子を手渡した。それを受け取った彼女は、思わず開いてその面を見た。一瞬、無地かと思われた白い面の端に血痕と思われる黒いシミを見定め、尾関は息を呑んだ。
「若月という祓い屋の女だ。そして、俺の惚れた女でもある」
惚れた女。その言葉に尾関は扇子に向けていた目を鳴滝へと向けた。 「だが、ある事件で命を堕とした。殺されたんだ。マグスにな」
尾関は再び扇子に残された血痕を見て目を見開いていた。
「あいつがこの件に関わっていると分かった以上、俺は引くわけにはいかない。だが、これは俺自身の私怨だ。お前まで巻き込むつもりはない。恐ければ……」
鳴滝がそこまで語った時、尾関が彼の手にしていた赤い布を奪い取った。
「私、逃げませんから」
そう言った尾関は、立ち上がって奪い取った赤い布で手にしていた扇子を包んで自らの上着の内ポケットへとそれを差し込んだ。
「相棒の仇は私の仇です。これは私が預かります」
凛とした面構えで言い放ち、尾関は一人部屋を出ようとした。
「ちょっと待て」
その背中に鳴滝が呼びかけながら、鞄から黒い塊を取り出した。
「これも持っていけ」
鳴滝から差し出されたのは、額にドクロの刺繍が施された黒い帽子だった。受け取った尾関はそれを目深に被り、再び背を向けて玄関から出て行った。
その背中を見送る鳴滝の顔には笑みが溢れていた。
「巻き込んじゃうんだ。尾関さんも」
その鳴滝の横顔へと、平手友梨奈が無表情に呟いた。
「若月が護ってくれるさ」
そう言って、鳴滝は味噌汁を再び啜っていた。 低い弧を描いて登った弱々しい晩秋の太陽は、それでも島の一角にある川口邸の小さな庭を煌々と照らしていた。
その庭の端に設えられた小さな花壇の前で、尾関梨香は目深に被った帽子のつばから、手にした扇子を凝視していた。
「わかつき……」
尾関の口から自然とその名が零れ落ちる。
ありふれた一本の扇子。しかし、そこに凝縮されているのは、彼女が知りたくても知り得なかった鳴滝と言う男の秘められた過去。
拡げた扇子の端に滲む黒いシミに、彼の壮絶な過去を垣間見た尾関の耳に、聞き慣れた声が響いたのは正にその時だった。
「若月……さん?」
その声へと尾関が視線を向けると、そこには背後にクリスを従えた守屋 茜の驚愕した顔があった。
「知ってるんですか?若月さんの事」
尾関の問いに急に夢から呼び戻された人間の様に慌てた守屋 茜が、咄嗟にその前髪を掻き上げた。
「ええ。知っていると言えば知っているけれど……」
「どんな人だったんですか?」
間髪入れずに尾関が問い返す。その問いに、守屋 茜は虚ろな視線を尾関へと向けた。
「それを知って、どうするの?」
「知りたいんです。その人を」
「その人を知って、どうするの?」
再び繰り返された守屋 茜の問いかけに、尾関はその手の扇子へと再び視線を向けた。
「その人を知れば、本当の意味で鳴さんの相棒になれるのかなって……」
語尾を弱めた尾関の言葉に、守屋 茜の顔に涼やかな笑みがこぼれる。
「それは違うわ」
虚ろな表情から、凛とした本来の彼女へと戻った守屋 茜は、そう言うと同時に尾関梨香へと向き直っていた。 「何者も若月佑美にはなれないの。むしろ、彼女になっちゃ駄目なの」
「どうして?」
そう問い返した真剣な尾関の視線に、守屋 茜は怯む事なく彼女の前に立ち塞がった。
「同じ悲劇を繰り返す事になるからよ。そうなれば、彼は彼でなくなる」
「彼は彼でなくなるって……どう言う事ですか?」
尚もそう問い返す尾関へと、守屋 茜は冷たい視線を向けていた。
「貴女、探偵でしょ?」
「はい……」
無機質な冷たい守屋の声に、尾関は反射的にそれだけ答えていた。
「だったら、自分で調べなさい。自分の目と耳と……心でね」
それだけ答えた守屋 茜は、尾関の脇を通り抜けて川口邸の玄関の前に立っていた。
「でも……ひとつだけ言える事は、その帽子と扇子を託されたのは、貴女にその資格があるって事……」
無表情を装いつつ、守屋 茜の顔には寂し気な表情が浮かんでいた。
「資格?……」
これまでに見た事のない守屋のその表情に、尾関は思わずそう問い返す。
「自覚が無いのなら消えて。私と彼の前から」
即座に返された守屋のその言葉に、尾関は返す言葉も見つからないままに絶句していた。
「悔しいけれど、相棒としては貴女に敵わないらしいわ。けれど、女として貴女には負けない」
唸る様な守屋 茜の声に、尾関はただ彼女の視線を受け止めるので精一杯だった。
「彼の相棒を名乗るのなら、覚悟を決めなさい。それが答えよ」
「覚悟は決めています!」
守屋の言葉を挑発と受け取った尾関は、思わずその言葉を口にしていた。 「その覚悟は本物かしら?」
尚も煽る様に響く守屋の声に、尾関は眉間に皺を寄せていた。
「本物です!」
腹の底から振り絞った大声で尾関が答える。
「だったら……」
次の言葉を言い淀んだその守屋 茜の顔には、尾関がいつも見ていた彼女の優しい笑みが浮かんでいた。
「悩む事は無いはずよ。貴女は貴女らしく。彼が望んでいるのは、それだけだと思うわ」
「私は私……」
唖然としながらも、尾関はいつか口にした言葉を再び口にしていた >>480
保守ありがとうございます!
自分では更新した記憶が無いので、ちょっとびっくりしてるww >>481
ニャンコ先生が寝てる間にニャンコ先生にとり憑いてる霊たちが書いてくれてるのかも・・・ 留守にしててすいません。
いろいろありまして_φ( ̄ー ̄ ) 梅雨がニャンコ先生の創作意欲を奪ってしまったんですかね
まあ色々あると思いますけど頑張ってください
という保守 俺もブログ移植が進まず心が折れそうで妄想意欲減退中・・・ >>487
とりあえず頑張りマッス(´ー`)
>>488
物凄い勢いで更新してますもんね
欅坂46と渡邉理佐のタグを付けてみたらいいと思います。 >>489
これだけ更新してもまだ3割ぐらいしか移植出来て無くて参ってます・・・
小説スレに書き始めた頃から保存しておけば良かったと後悔していますw
タグと言うのは書いたの全部に付けた方が良いんですか? >>490
タグはブログにおいては結構重要です。
タグを頼りに見に来る人は多いですから。
庭さんの世界観に共感出来る人が集まって来る筈です。これを言うといろいろと語弊を産みそうですが、現在の欅坂小説でトップに位置する人の小説よりも、庭さんの小説の方が良いと思います。タグを付けないのは勿体ないです。
全部には付けなくて良いですが、これからアップするものには付けて下さい。そこから、過去記事へと移行する筈です。
頑張って下さい。庭さんは才能あります。 手順を書いて行きます。
まず、Amebaアプリをダウンロードします。
https://i.imgur.com/wzSr8gg.jpg
そこから、投稿した記事にタグを付けます。
記事の編集・削除をタップすると
https://i.imgur.com/9QP4Fee.jpg
投稿した記事が現れます。
タグを付けたいきじをタップして
https://i.imgur.com/h2ljLNo.jpg
この画面のタグを更にタップすると、タグの画面が現れます。
https://i.imgur.com/ToGGtMH.jpg
全3個のタグの部分をタップすると
https://i.imgur.com/RH88aUi.jpg
この画面か出て来ます。
ここで♯タップして入力の部分に欅坂46、あるいは渡邉理佐と入力すればタグ付け完了です。 ニャンコ先生親切な説明ありがとうございますm(__)m
しかし、ニャンコ先生に才能ありなどと褒められると照れてしまいますw >>493
いえいえ。庭さんの妄想小説は面白いんです。
あのカテゴリーで小説を読んでいるのは、何故だか圧倒的に女性が多いのですが、庭さんの小説はウケると思います。私のは難し過ぎみたいですね。
あと、更新は1日3回ぐらいがいいかもしれません。投稿時間は設定出来るので、間を置いた方がいいかも。 >>494
いいねありがとうごさいますm(__)m
早いとこ全作移植して主戦場の理佐ちゃんだから好きスレに専念しようと連続投稿してましたw
今、見てきたら小説書いてる人が多いんで驚きましたw NGT48の山田野絵がクソ面白すぎて
どハマりしてしまった……
もうダメかもしれない(笑) >>496
目のつけ所がさすがですね
こじはる・まゆゆ・ぱるるが相次いで卒業して弱体化した48G埼玉軍団の次世代を担う逸材です(笑) >>497
YouTube開く度に、あなたへのおすすめで
山田野絵が出てくる(笑)
終わった…… >>498
今日開票されたAKB総選挙でも見事に初ランクインを果たしたので
今後さらに動画が増えるかも(笑) お二人とも欅ちゃんに興味が無くなってきてますね、、、泣 >>500
未だにあっぷっプリだけは録画してるので釣り堀なーこも見ましたよ(笑)
米さんの順番が来て日曜のお昼のお茶の間に微生物の写真が流れるのを密かに期待しています(笑) すいません
理佐ちゃん出ちゃったからもうあっぷっプリ見てないっす(><) 山田ロスからNGT48の番組観てたら、変な子ばかりで笑えた。やばい……引っ張られてる。 >>505
アメブロ拝見しました(笑)
じつはおかっぱちゃんのイラストは地下板で何枚も描いたことがありまして(笑)
なかなか難しいんですけどね >>506
ほほぅ。見せて頂きましょう。
(行き方がわからない)(´;ω;`) ああ…
今日に限って米さんだったなんてorz
どうしても事情があって試聴も録画もできなかった(泣)
でもまあ微生物じゃなかったみたいだからと自分に言い聞かせています(笑) >>508
確かに凄過ぎww
似てるわぁ〜これはww
ブログで使わせて頂きます >>511
あの12枚の中から見事に私の一番のお気に入りを選ぶとは流石師匠ですm(_ _)m ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています