X



トップページ欅坂46
731コメント511KB

【欅坂小説】欅坂の道化師【2冊目】

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
0001名無しって、書けない?(catv?)
垢版 |
2018/02/07(水) 21:39:51.64ID:lF44R90tM
欅坂46のメンバーを登場人物とした小説を書いています。メンバー以外の人物はもちろん架空の人物です。前スレはまだ書き込めますが、長文が書けなくなった為に新しくスレを立ち上げました。

前スレ
http://itest.5ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1509967598/

保管倉庫
https://ameblo.jp/nyankozaka/
0002ニャンコ坂46(catv?)
垢版 |
2018/02/07(水) 21:41:55.39ID:lF44R90tM
「あの制服は高校生か?」
広場の脇に車を停めた鳴滝がクリスへと問いかける。
「五島高校の制服ですね」
「まさに神様の御導きってやつかもしれないな」
そう言うなり、シートベルトを外した鳴滝は車のドアを開けていた。
「こんにちは」
「こんにちは!」
突然の訪問者を不審がる素振りも見せず、女子高生二人は笑顔で挨拶を返した。観光客が多く訪れる島だからだろうか。その言葉のイントネーションから、鳴滝がこの島の人間ではないことを察したのかもしれない。
「君達はこの教会の信者さん?」
「はい、そうです」
「じゃあ、シスター長濱の事は知ってるのかな?」
鳴滝の口から出たその名前に、女子高生はお互いの顔を見て表情を曇らせる。
いつしか鳴滝の背後には守屋とクリス、少し下がって尾関梨香も揃って立っていた。
「知ってます。けど……」
「行方不明なんだよね?」
言いそびれた言葉を言い当てられた女子高生達の顔は、少し強張って見えた。
「警察の人?」
「何でそう思ったの?」
恐る恐る振り絞ったような女子高生の問いかけに、鳴滝は悪戯にそう問い返していた。
「だって……シスター長濱のいた教会の神父様が殺されたのは、シスターが関係あるかもって噂だから……」
「それで警察が聞き込みに来たと思ったわけか」
「違うんですか?」
「違うよ。だって……」
尚も警戒する女子高生に答えたのは尾関梨香だった。
0003ニャンコ坂46(catv?)
垢版 |
2018/02/07(水) 21:47:08.27ID:lF44R90tM
「こんな胡散臭いおっさんが警察なわけないじゃない」
「はぁ?」
左の眉のみを挙げて鳴滝が尾関へと振り返る。
「誰が胡散臭いおっさんなんだよ」
「鳴さんしかいないじゃないですか」
「俺は胡散臭くもなければ、おっさんでもないんですけどぉ」
女子高生を前にしているせいか、はたまた尾関を挑発するためなのか、語尾を上げながら右手の人差し指を頬へと当てた。
「それが胡散臭いって言ってるんです」
「狸に胡散臭いと言われるようになったら人間お終いだな」
「いえ、その前に人としてどうかと思いますけど」
「そうなんだよなぁ……人が良すぎて、自分は天使なんじゃないかと思う時がある」
「堕天使の間違いですよね?」
「やかましいわ!お前は近所のスーパーで半額シール貼ってもらって来い。そうすりゃすぐに買い手が見つかって、めでたく寿退社だ」
「それってセクハラです」
「そのお腹のお肉、グラムおいくらかしら?」
鳴滝の更なる挑発に、尾関は言葉ではなく渾身の力で彼の膝へとローキックを炸裂させた。
「ごめんなさいね。警察じゃないから。見れば分かると思うけど」
尾関の不意打ちに崩れ落ちた鳴滝へと冷たい視線を送りながら、守屋茜が女子高生へと語りかけた。
「じゃあ……どうしてシスターの事を?」
尾関と鳴滝のコントで、いくらか表情は柔らかくなったものの依然として女子高生達は警戒の目を向けていた。
「私達はシスター長濱を助ける為に来たの」
「助ける為?」
「そう。詳しくは話せないけれど、シスター長濱は今はとても危険な状況にいるの。だから協力してもらえないかしら?」
守屋茜の提案に再び顔を見合わせた女子高生達だったが、傍らで膝を抱えて蹲る鳴滝の姿を見て直ぐに最初の笑顔を取り戻していた。
「シスターの為に私達に出来る事なら」
「ありがとう。早速だけれど、この写真の女の子に見覚えはないかしら?」
提案を受け入れた女子高生達へと守屋茜が差し出したのは、長濱ねるの写真ではなく平手友梨奈の写真だった。
0004名無しって、書けない?(庭)
垢版 |
2018/02/07(水) 22:03:30.16ID:rJX0Dc06a
2冊目突入おめでとうございます

前スレ同様ちょくちょく読みに来ますのでニャンコ先生のペースで頑張ってくださいm(__)m
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

ニューススポーツなんでも実況