「一緒に帰りたいな」
なんて理佐ちゃんに言われて有頂天な俺

公認カップルに異を唱えないってことはもうカップルだよな俺と理佐ちゃん
今日の帰りにでもサクッと告白して完全に俺の彼女になってもらうかな

そんな計画を胸に改めて隣の席の理佐ちゃんを見る俺

こんな美人が俺の彼女なのか〜デレデレする気の早い俺

そんな俺のデレな視線に気づいた理佐ちゃん

「ねぇ、なにニヤニヤしてんの?また廊下に立たされるよ」なんて小声で注意してくれる

「今日の帰りさ寄り道していい?」いつもより3割増しイケメンな雰囲気で切り出す俺

話しかける俺にまたも注意しかけた理佐ちゃんだけど俺のイケメンな雰囲気になにかを感じたらしく
「どっか寄ってくの?」なんて小声で聞いてくる

「大事な話があるんだ」さらにイケメン度アップな俺に

「うん、わかった」素直にうなずく理佐ちゃん

そして放課後公園目指して歩く俺と理佐ちゃん

「ねぇ、なんでなにも喋んないの?」
いざ理佐ちゃんに告白を、なんて考えたら緊張しちゃって無口になるチキンな俺

落ち着け俺、今までの理佐ちゃんの態度から断られる心配は無い
むしろ告白して彼女にしてしまえば理佐ちゃんも理佐ちゃんの体も好きに出来るんだ!勇気だせ!

理佐ちゃんの体を好きに出来るって言い聞かせた途端に勇気が湧き出る下心で動く俺

「理佐ちゃん大事な話ってのはね」公園が見えてきたとこで逸る気持ちから理佐ちゃんを振り返る俺

「うん・・・理佐ちゃんどこ行った?」
どうやらメンタル整えてるうちに理佐ちゃんを置き去りにしちゃった俺

「理佐ちゃんや〜い!」って慌ててもと来た道を引き返す俺

やっと見つけた理佐ちゃんが男と喋ってる!?

咄嗟に物陰に隠れて様子うかがう俺

理佐ちゃんと喋ってる男がなかなかのイケメンなので心中穏やかじゃない俺
背後になってしまって理佐ちゃんの表情がうかがえないのがもどかしいが必死に聞き耳たてる

「なんや?あいつ馴れ馴れしく理佐とか呼び捨てにしやがって、俺の女やぞ」
直ぐにでも飛び出して行きたいところだが・・・

相手のイケメンの方が超美人の理佐ちゃんにはお似合いな気がしちゃってビビる俺

イケメンと喋ってる理佐ちゃんがなんだか遠くに感じてしまったけど好き