「ちきしょう!心入れ換えてどんな仕事でもやるつもりになってんのに仕事無いってどうゆうことだよ!!」
献身的に尽くしてくれる理佐ちゃんに感動した俺
真面目に仕事探しをしようと思ったら紹介してもらえる仕事が無くて怒りの俺

おまけに積雪で転ぶし踏んだり蹴ったりな成り行きに負けてパチンコ行って厄を落とす俺

お昼は理佐ちゃんの作ってくれたお弁当でリフレッシユしようと公園へ

「寒さで冷えてるけど温かく感じるのは理佐ちゃんの愛情かな・・・うう、泣きそう」真面目に仕事探そうとした分みじめさがつのり涙を堪えるのに必死な俺

「はい、お茶」そんな俺にお茶を差し出す聞き覚えのある愛おしい声

「うん?」って顔をあげたら緑茶持った女神理佐ちゃんだ

「なんで!?」驚く俺

「なんか最近様子がおかしかったからさ、今日も急に張り切って出かけたから・・・」話ながら俺の横に座る理佐ちゃん

「心配してくれてたんだ」理佐ちゃんが開けてくれた緑茶飲みながら感動する俺

「うん、心配してた、そしたら泣きながらお弁当食べてるからさ・・・」情緒不安定な俺に下向いちゃう理佐ちゃん

ありゃ、堪えたつもりだったけど泣いてたかぁ

ってどっからつけてたんやろか?

「ハローワーク入ってくとこから」ボソッと呟く理佐ちゃん

ヤバイ、愛が深まり過ぎて以心伝心が過ぎる理佐ちゃんに心が読まれとる

「あっ、あのさ・・・」咄嗟過ぎて言い訳が出てこない俺に

「仕事探してんだよね?」っていつになく優しく聞く理佐ちゃん

「うん、クビになっちゃったんだ」って理佐ちゃんに優しくされて素直になっちゃう俺

「知ってたよ、俺君がお弁当忘れた日に会社に届けに行ったんだよね・・・」って苦笑いしながら呟く理佐ちゃん

「知ってたのか・・・」ため息とともに何故か溢れ出す涙な俺

理佐ちゃんが知っててほっとしちゃったみたいだ

横隔膜に泣き癖がつくほど号泣が止まらない俺に

「泣いてんじゃねーよ」って優しくドス効かせる理佐ちゃん
口は悪いけど優しく俺の頭をなでてくれそうだから好き