「えっ!?俺理佐ちゃん家出禁なの?」
今日も学校終わりに理佐ちゃん家で勉強だと張り切る俺に理佐ちゃんからの思いもよらぬ理佐ちゃん家出禁宣告

「うん、お母さんが面白がってお父さんに喋っちゃったんだよね、私が俺君に襲われたの」なんて人聞きの悪いこと言う理佐ちゃん

「うわっ、ババア空気読めねえな」

「うちのお母さんのことババア呼ばわりしないでよ」
思わず本音が出ちゃった俺にほっぺ膨らまして抗議の怒理佐ちゃん

「やべえな・・・将来のお義父さんにめっちゃ心証悪いじゃん」って理佐ちゃんとの明るい未来が見えなくなってきた俺

「どさくさ紛れにお義父さんとか言ってんじゃねーよ」ってドス効かす笑顔の理佐ちゃん

「お父さんには私から許してあげてってお願いしてあげるから反省してね」なんてのたまう理佐ちゃん

「こんなことならオッパイぐらい触っとけば良かった」って地団駄踏む俺に

「だから反省しろよ」って呟く理佐ちゃん

と、そこに

「朝からイチャイチャしてんな!コラ〜!!」
なんて絡んでくる酔っ払い二人組

「このチワン様の目が黒いうちは不純異性交遊禁止やぞ」って叫ぶ酔っ払いの片割れ

「そうやでこんな超美人女子高生連れて歩くなんてこの大阪府さんが許さんど」それに併せて叫ぶもう一人の酔っ払い

「こわ〜い」って怯える理佐ちゃんを守る振りして抱きしめるどさくさ紛れな俺

「朝から高校生に絡んでくるなんて絶対ろくでもないおっさんたちに決まってるよ、理佐ちゃん無視して行こう」
理佐ちゃんの手を引っ張って歩き出す俺

「帰りもいたらやだね」って俺の手をしっかり握りしめる可愛い理佐ちゃん

「大丈夫だよ理佐ちゃん、誰かが通報したみたいだからもう安心だよ」

パトカーに乗せられて連行されてくろくでもない二人組を指差す俺

「良かった」ってほっとする理佐ちゃん

「心配すんなよ、理佐ちゃんに変なことするやつは俺がボコボコにして川に放り投げてやるよ」
危機が去ったことを確認してから大言壮語する俺

「うん、さっき私を守ってくれた俺君カッコ良かった」なんて言ってくれる理佐ちゃん

目がハートマークになってそうだから好き