「ねぇ、なにニヤニヤしてんの?」
お母さんに俺を彼と紹介したものの恥ずかしさから俺の手を引っ張って自分の部屋に逃げ込んだ理佐ちゃん

「いやぁ、いきなりお義母さんに彼なんて紹介されたらてれるよ理佐ちゃん」ってデレデレな俺

「なに言ってんのよ、さっきまで駄々こねるとか言って半べそかいてたのに」まだ照れて不機嫌装う理佐ちゃん

「早く勉強して」ってクールな理佐ちゃん

「勉強の前にお義母さんにちゃんと挨拶してこようかな?初対面だし」って勉強したくない俺

「ねぇ、さっきからなんでお義母さんて呼んでんの」って分かりきったこてと聞いてくる理佐ちゃん

「そりゃあ理佐ちゃんのお母さんは将来俺のお義母さんになる人だからね」ってなにを当たり前なって胸を張る俺に

「私のお婿さんになりたいなら勉強頑張ってあくまで勉強を優先させる気の理佐ちゃん・・・手強いけど可愛い

「終わったら私が答え合わせしてあげるね」なんて言いながらファッション雑誌読み出す理佐ちゃん 

うつ伏せで足をパタパタするもんだからパンツが見えそうで見えない
見えそうで見えないほど目を離せなくなるもんで・・・無意識に身を乗り出す俺

「パンツ見てんじゃねーよ」何かを察した理佐ちゃんが振り向き様ドス効かせてくる

「パンツじゃないよ、ロマンス布だよ」って咄嗟過ぎて変な言い訳になっちゃう俺に

「マジ・・・キモ〜い」って逃げてく理佐ちゃん


「真面目に勉強するなら許してあげるよ」土下座で謝り勉強の再開を願い出た俺に理佐ちゃんからのありがたいお言葉

そして30分後

「はーい、良く出来ました」俺のドリルの答え合わせに満足して褒めてくれる理佐ちゃん

なんだろ理佐ちゃんに褒めてもらえるって分かったら勉強楽しくなったぞ

「俺君、勉強頑張ったからご褒美あげる」
俺を残し部屋から出てく理佐ちゃん

すかさずタンスの引き出し開けてロマンス布探す俺

ちっ、鍵がかかってる・・・

「お待たせ〜」って上機嫌で戻ってくる理佐ちゃんに慌てて居ずまいをただす俺

「うん、どうしたの?」ロマンス布を発見出来ずに落ち込む俺を気づかう理佐ちゃん

「ううん、なんでもない」って誤魔化す俺

「それより理佐ちゃんそれ?」理佐ちゃんの持ってるスイーツを目敏く発見する俺

「本当はね昨日から俺君のこと誘うつもりで準備してたんだ」なんて手作りスイーツをご馳走してくれる理佐ちゃん


「美味しい?」って小首かしげて聞いてくる理佐ちゃん

「美味しい!最高のお楽しみだよ」って答える俺に

「良かった」って心から嬉しそうな笑顔を見せてくれそうだから好き