「ねぇ、俺君は進路どうすんの?」
学園祭も終わり季節が秋から冬に変わり始めた日曜日
理佐ちゃんが映画見たいなんて言うから映画デートした帰り道

「たぶん大学に行くんじゃないかな・・・」ってアバウトな俺

「そんな曖昧な進路で平気なの?」心配顔の理佐ちゃん

「人生の最大目標がきっちり定まってるから過程に関しては心配してないんだよね、俺のお爺ちゃんが男は細かい目標を持つより人生の最大目標だけ腹に納めとけって言ってたから」
そう言いながら理佐ちゃんを見つめる俺

「最大目標って・・・」自分を指差す理佐ちゃん

「うん、当たり、理佐ちゃんを世界一幸せにして大勢の子供や孫に大事にされてる理佐ちゃんを見ながら息を引き取るのが俺の人生の最大目標」
なんて理佐ちゃんとの明るい未来を笑顔で語る俺

「それは・・・嬉しいかも」小さな声で呟く理佐ちゃん

「理佐ちゃん」幸せな未来を共有した喜びに堪らず理佐ちゃんを抱きしめちゃう俺

「きゃっ!?」なんて小さな悲鳴あげるけど抱きしめられてくれる理佐ちゃん

「私も俺君のこと幸せにしてあげられるかな?」なんて呟く理佐ちゃん

「もうしてくれてるよ、理佐ちゃんと出会ってからずっと幸せ」って理佐ちゃんの良い匂いにますます幸せな俺

「俺君・・・なんだか泣いちゃいそう」なんて呟く理佐ちゃん

ついにキスしちゃいそうだから好き