「なんか恥ずかしくてやだな・・・」
先生の書いてきた台本をもとに舞台の稽古開始とともにビビる理佐ちゃん

ビビる理佐ちゃんを助けてあげたいが、『木の3』なんてどうでもいい役を与えられてしまって動けない俺

「なんで私だけ毎日掃除嫌になっちゃう」ってめっちゃ棒読みな理佐ちゃん

ざわ・・ざわ・・ざわ・・・

理佐ちゃんの予想外の棒っぷりにざわつく教室

「理佐ちゃんちょっとふざけてるだけだからざわつくなよ」馴れない演技に戸惑う理佐ちゃんを庇い皆を落ち着かせる俺

「うん?全然ふざけてないよ、本気でやってんだけど」って俺の言葉全否定の理佐ちゃん

ざわ・・ざわ・・ざわ・・・

理佐ちゃんの本気宣言にまたもざわつく教室

頭抱える舞台監督気取りの土田先生

やっぱり主演はルックスだけで選んじゃダメだな・・・


「もうやんない!」
自分の演技が棒だと気づいてへそ曲げる帰り道の理佐ちゃん

へそは曲げているがちゃっかり手は繋いで歩く理佐ちゃんにちょっと嬉しい俺

「理佐ちゃん気にすんなよ、素人の舞台なんてみんな演技下手なんだから理佐ちゃんの棒も紛れちゃうよ」先生に言われて主演女優理佐ちゃんの機嫌とる俺

「女の子に棒とか言ってんじゃねーよ」恥ずかしさと怒りで動転してるらしくちょっと下ネタっぽいドスの理佐ちゃん

「まあまあ、そう怒らないで、毎日稽古してれば上手くなるよ」
文句言うたびに理佐ちゃんが手をギュッって握ってくるので内心嬉しいどうしようもない俺

「やだ、やだ、絶対やだよ!俺君の横で『木の2』やる、それなら台詞無いから簡単に出来るもん」
なんて『木の2』役の人が聞いたら木の演技舐めんなって怒りそうなこと言っちゃう理佐ちゃん

「それにさ舞台なんて心細いよ、俺君そばにいてくんないしさ・・・」
なんて最後に可愛い本音聞かせてくれそうだから好き