褒めすぎw


もはやアイドルの枠すら超越しはじめたセンター・平手友梨奈と、彼女を支える鉄壁の美女集団、
彼女たちの世界観に裏打ちされた楽曲、詞、これらすべてがヒリヒリとした摩擦を起こしながら奇跡的に結実した成果がこの一枚。
Perfume、
ももクロなど先鋭的なアイドルを嚆矢としたアイドル・オルタナティヴ時代にあって、ロック、メタル、ノイズ、ヒップホップなどの外側の音楽ジャンルと結びつくことなく、いわゆるご当地的な"場所性"も排し、
あくまでシンプルに「曲に合わせて歌って踊る」という従来の表現に終始しながら、ここまで感情を爆発させ、ここまで目撃者をやきもきさせ、また感動させるグループは存在しなかった。
アルバムの出来が傑出しているのはもちろん、アイドル史的にも非常に重要な分岐点的作品だと思う。
「アイドル」というフォーマットから、これ以上の表現は出るのか。真の"ラスト・アイドル"は彼女たちに他ならないと思っています。
(ディスクユニオンJazzTOKYO/山田竜輝)