ある日、夫が「お前は何に時間を使ってるんだ? それでお金が貰えるのか?」と聞いてきた。ひどい夫だとは思わない。至極当然だ。
でも、私は創作物を発表する場が欲しかった。

私には主婦としてやる事があるため、書くのはどうしても深夜になる。夫と子供は先に寝ていて、キーボードの音がカチャカチャうるさいと言われた事もある。

今回は、今までやらなかった子供向け絵本風の物語を書くつもりだった。
でも、書くのをやめた。……書けなくなった。

先日、感想欄にこういう意見があった。
「この作者はメンバーの上っ面の個性だけで書いている」
「オリジナル小説が書きたいなら他に行って書けばいい」

やや手厳しいものの、それは事実なので私はそれを受け入れるしかなかった。さすがにファンはよく見抜くとドキッとした。