欅高校3年D組シリーズ
2017年2月14日


帰宅してから開封してみると、ほんのちょっと期待してた「実は私、前から・・・」
的なものでは全くなかった。
それどころか文章は皆無で、A4の紙に絵が描いてあるだけ。
しかも、その絵には大きなSuikaのカードがただ一つ。他には何もなかった。
全く持って、意味がわからない。
まあ、あいつの思考を真剣に考えてもしょうがないか。

居間に行くと妹が、昨日美愉にもらったケーキを食べていた。
妹「お兄ちゃん、このケーキ美味しいよ。こんなもの作ってくれる彼女がいるなんてね」
織田「彼女じゃないけど、俺にだってそういう子の一人や二人・・・な」
妹「もうその人と付き合っちゃえば?」
織田「うるさいな、子供は口を出すなよ」
妹「1歳しか違わないじゃん」

さて明日は学校にも行く予定はないし、暇だ。
愛樹か理佐男を誘って遊びにでも行くかな。それとも・・・
悩んだ結果、由依をメールでデートに誘ってみることにした。
卒業まで何日もないから、悔いを残さないようにしないと。