【物語】欅坂46の小説【エロも可】 [無断転載禁止]©2ch.net

2017/02/17(金) 19:29:12.59

だれか投稿よろ
たとえ下手でも中傷はすべて禁止でお願い

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2017/03/02(木) 23:17:19.07

【運命が動き出す！なんちゃっての巻】

会場に入ってきたのは
すらっとしたスタイルのよい、おかっぱ頭の少女。
でもまだ中学生のようです。

美愉は顔芸炸裂のまま、確認するかのように目を凝らします。

美愉｢(や…やっぱり、ゆりちゃんだ！)｣
と、名札を読みとってそれを確認しました。

女の子の名前は、平手友梨奈。
美愉の飼い主の鈴木家は彼女の家の親戚に当たります。
最近は習い事などで忙しいということで足が遠のきがちではあったものの
彼女自身も幾度となく鈴木家に遊びに来ていて
シマリスのミューとも遊んでいました。

美愉｢(こんなところで会うなんて…)｣

しかし
短い期間とはいえインディーズアイドルとして活動し
多くの他のアイドルも見てきた美愉は気付いていました。

今日ここには自分も含めて沢山の女の子が来ているけれど
友梨奈の放つオーラが別格にすごいことに。

おそらく彼女は間違いなく合格するだろう。
それだけじゃなく、間違いなく中心的メンバーになるだろう
と。

部屋の隅で1人座って
不安と緊張と戦っている様子の友梨奈を見ているうちに

あの日、なぜ神様はスカウトの場所にわざわざ名古屋を選んだのか。
そして、なぜピンポイントで鈴木家にやってきたのか。
さらに、なぜ自分にあらかじめアイドルの基礎を学ばせたのか。

美愉にはそれらの理由が何となくわかってきた気がしました。

そして自分と友梨奈の運命も。

2017/03/02(木) 23:34:48.75

めちゃめちゃ長編じゃないですか

2017/03/03(金) 00:24:29.94

欅ちゃんに詳しくないのでそろそろ限界で～す

2017/03/03(金) 00:42:07.84

>>222
わかります　
耳が弱いのはべリサが暴れているあのスレのまなかさんですね
>>225
モデルスタイルリサといいアオコ梨加といい色黒葵ちゃんといい
爺や菅井様といいみかん織田といいけっこう詳しいようにもみえるのにｗ　
本当に終わるのなら残念ですね　

2017/03/03(金) 05:11:56.25

>>226 ていうかこのままの流れでの超大作にはなりませんよ～
ってぐらいの意味です

もう少し続くかもね

2017/03/03(金) 05:28:55.42

>>223
続きが気になってワクワクします

2017/03/03(金) 12:27:46.26

中学の同級生だった理佐ちゃんと出張先の北の街で再会した俺
あれから半年がたち
嫌で嫌で堪らないこの街への出張が今では楽しみで仕方ない
理佐ちゃんに会いたいという下心を原動力にこの街での業務拡大を推進した俺
いつの時代も世界を変えるのは愛しい女への下心だ
２週間に１回だった出張も今では週１のペースだ
木曜の夜に現れる俺を理佐ちゃんは楽しみにしてくれてるんだろうか？
それは俺にもわからない
あの日帰ろうとした俺を引き止めてくれた理佐ちゃん
一瞬気持ちが通じあったようにも思ったが
結局二人で朝まで思い出話に花を咲かせただけだ
がっかりしなかったと言えば嘘になるだろう

そしていつもの木曜の夜
店の奥の席は俺のために空いてる
理佐ちゃんが空けといてくれてるのか？
それとも常連のおじさんたちが
理佐ちゃんから特別扱いされてる俺に気を使って空けといてくれてるのか？
まぁどっちでもいいや
そんなことより俺は今日理佐ちゃんに告白するつもりだ
なんて言って切り出そうか思案しながら飲む酒も上手いもんだ

一つ気がかりは亡くなった旦那さんのことだ
理佐ちゃんは旦那さんのことはあんまり話してくれない
俺もあえて聞こうとはしなかったし
聞きたい話でもないしね

木曜の夜は俺に気を使っておじさんたちは早く帰ってくれる
旦那さんが亡くなって何年たつのか知らないが
自分の娘ほどの年頃の理佐ちゃんの新しい幸せを皆が歓迎してくれてるようだ
北の町には人情が残ってるなぁって感動する俺
店に飾ってある白い花を見て常連のおじさんが呟いた
｢そういえば今日だったか、理佐ちゃんの旦那の命日｣
マジで
だから白い花が飾ってあるのか
冗談ぽくおじさんが呟く
｢まだ忘れられないか？｣
おじさんナイスアシスト！
まさに俺の知りたかったことだ
｢もうとっくに忘れちゃいましたよ、こんないい女残して死んじゃうような馬鹿亭主｣
ドラマみたいなセリフで笑いながら返す理佐ちゃんは中々の商売上手だ

お客さんが帰って二人だけになる
理佐ちゃんが俺のために料理を始める
｢暖簾しまって｣ぞんざいに言う理佐ちゃん
客には愛想がいいのに俺にはそっけない感じ
でもそれは理佐ちゃんが俺に心を許してくれてるって思わせてくれるから好き

2017/03/03(金) 13:02:58.65

暖簾をしまうために立ち上がる俺
でもその前に
｢本当は旦那さんのこと忘れてないんじゃない？｣
冗談ぽく軽いタッチで聞く俺
用心のために再度確認したいわけさ
｢う～ん、何で？｣って聞き返す理佐ちゃんに
｢だって結構情が深いタイプだったじゃん｣
料理の手を止めてこっちを見る理佐ちゃん
｢だからさ、お客さんの手前忘れたって言ってんのかと思って｣
言葉を続ける俺に
｢分析してんじゃねぇよ｣って笑いながらドスを効かせる理佐ちゃん
よし！明るい
旦那さんの話しをしても明るい理佐ちゃん
忘れてるかどうかは分からんが
少なくとも冗談に出来るぐらいの過去になってる
もう思い出になってるってやつだ
心の中でガッツポーズの俺

｢そんな事より、早く暖簾しまって｣
いつものクールな理佐ちゃんに
ウキウキしながら暖簾を仕舞いに行く俺
今夜は決めるぜ

戸を開け外を見ると雪だ
雪が降ってる
雪を理由に今夜は理佐ちゃん家にお泊まりだな
どんどん希望的観測で高鳴る胸のときめき
思わず外に出て駆け回る俺
｢理佐ちゃん雪だよ｣はしゃいで声をかける俺
うん？どうしたんだ返事がないぞ

理佐ちゃんの様子を見にお店に戻ってみると
理佐ちゃんが泣いとる
どうしたんだ急に
｢理佐ちゃん･･･？｣
｢ごめんね･･･なんでもないの｣
いや、なんでもなく無いだろ
理佐ちゃん泣いてるじゃないか
｢雪がね･･･雪が降ってたのあの日、あの人が死んだ日｣
ガーン
理佐ちゃん･･･忘れてないじゃん、やっぱり
強がってただけかよ
そうだよな俺の好きになった理佐ちゃんがそんな簡単に
愛した人を忘れてたまるかよ

クールで不器用な理佐ちゃんの健気な姿は俺をどこまでも切なくさせるから好き

2017/03/03(金) 20:41:15.01

愛しの嫁理佐ちゃんが｢一緒にお出かけしたいな｣なんてお願いしてきた
小首かしげて俺を覗きこむ理佐ちゃんの前では
どんな無理難題だって断れるわけがあるまい
日曜日はお出かけだ
小首かしげる理佐ちゃんがあまりに可愛いかったので
なんかプレゼントしてあげることに
思いのほか喜ぶ理佐ちゃん
可愛いもんじゃないかプレゼントであんなに喜ぶなんて

さぁ愛しの理佐ちゃんを手のひらで転がしたところで予想だ
さいわい明日は土曜日
つね日頃から理佐ちゃんの目をごまかしてくすねて貯めた隠し財産
理佐ちゃんのために増やしてくるぜ
勝負師の血が騒いだところで競馬新聞片手にトイレに籠る俺
競馬新聞なんて見つかったらまた理佐ちゃんに怒られてしまう

翌日
｢せっかくだから今日も一緒に行く｣と言う理佐ちゃんを置き去りにする俺
許せ理佐ちゃん
愛しの理佐ちゃんが汚ったねぇおっさんに混ざって
｢そのまま～！そのまま～！｣とか｢差せ！差せ！｣なんて叫んでるの見たくないんだ
それに幸運の女神は女だから理佐ちゃんみたいな超美人が一緒に居たら
焼きもち妬いて逃げていっちまうよ

う～ん、やられた、すっからかんだ
典の馬鹿野郎先行馬で後方ぽつんなんてしやがって
どうすんだよ理佐ちゃんあんなに喜んでたのに

家に帰ると理佐ちゃんが笑顔でお出迎え
明日のお出かけが楽しみ過ぎて完全に浮かれとる
そして浮かれてる姿も可愛い

｢理佐ちゃん何見てんの？｣
｢うーん？明日何買ってもらうか悩んでる｣
出来ればずっと悩んでいてくれ
せめて次の給料日まで

｢考えたら結婚してから何にも買ってもらってないからね｣
うっ、プレッシャーかけてきてる
やっぱりドSだ浮かれててもドSはドSだよ
どうすりゃいいんだ俺

でも、お出かけを楽しみにして浮かれる理佐ちゃんは絶対可愛いだろうから好き

2017/03/03(金) 21:53:57.58

理佐ちゃんの笑顔を曇らす訳にはいかない
世界で一番大事な理佐ちゃんの笑顔を守れるのは俺だけだ
愛しの理佐ちゃんを守るためなら何でもする覚悟の俺
さっそく理佐ちゃんが寝るのを待って行動開始だ
理佐ちゃんの財布の中身全部いったる
これも君の笑顔を守るためなのだよ許せ理佐ちゃん
さすが理佐ちゃん俺の行動を読んで財布の中身空っぽだ
恐るべしベリサ
仕方ない
そこらの酔っぱらいから幾らか抜くか
夜の巷に飛び出す俺
でもこんな日に限って酔っぱらい道で寝てない　
途方にくれて帰宅
翌朝
起きた理佐ちゃんを土下座でお出迎えする俺
｢どっ、どうしたの？｣
いきなりの土下座に動揺する理佐ちゃん
よし！機先は制した
一気に事の顛末をまくし立てる俺
いかに典の馬鹿野郎が俺の期待を裏切ったかを
｢ねぇ典って誰？後方ぽつんって何？｣
未知の競馬用語にちょっとイラつく理佐ちゃん
作戦失敗か？
典のせいにして何とか誤魔化そうと思ったが
理佐ちゃんが関東が誇る天才騎手横山典弘を知らないなんて･･･
取り合えず寝起きでまだ頭が働いていない理佐ちゃんを車に押し込んで出発しちゃえ
出先で白状しちゃえば理佐ちゃんも諦めるだろう

｢もういい、聞きたくない｣
やっぱり理佐ちゃん怒ってる
｢もう帰る｣
飯代払って出て行っちゃった
まぁ仕方ない、怒って当たり前だよな
お姉さんビール頂戴
お姉さんが持ってきたビール飲んでたら理佐ちゃんが戻ってきた
｢ビールなんて飲んでんじゃねぇよ｣
理佐ちゃんめっちゃ怒ってる
｢ねぇ、何で追ってこないの？｣
｢いや、頭冷やそうと思って｣神妙に言う俺
｢本当に反省してる？｣
｢うん｣
｢本当？｣
｢うん｣
せっかくお出かけだからと怒りを抑えた理佐ちゃんになんとか許されたものの
汚名返上したい俺
めっちゃ弱そうなおっさん理佐ちゃんに絡んでこないかなぁ
ボコボコにして格好良いとこ見せるんだけどなぁ
そんなこと考えて歩いてたら良いの見つけた
理佐ちゃんの手をとって走り出す俺
｢えっ、何？どうしたの？｣
外人が地べたに並べたアクセサリーの中から一番派手なのを選ぶ俺
女へのプレゼントは派手なのに限る
安物でも派手なら高そうに見える
それが俺の哲学だ
｢ダサい、ねぇどうしてそんなにセンスないの｣
｢そう、でも理佐ちゃんが着けたら超お洒落にみえるよ｣
｢やだぁ、着けたくない｣
てな会話してるうちに機嫌なおりそうな理佐ちゃんだから好き

2017/03/03(金) 22:31:02.88

長編投稿　乙であります

2017/03/03(金) 22:39:28.30

せっかく買ってあげたアクセサリーだが
ダサいダサい言ってただけあって
全然外に行く時は着けない理佐ちゃん
買ってくれた俺への義理立てだろうか？
たまに家の中では着けている
それでも不本意なのだろう
俺のセンスをなじってくるドSぶりだ
｢嫁選びに全部のセンス集中させちゃったからな｣って言ってみたら
満更でもない顔して｢ノロケてんじゃねぇよ｣ってドスを効かせる理佐ちゃん
ノロケてんのか俺？
疑問におもったけど可愛いからいいか

今日は理佐ちゃんにウソついて友達とキャバクラだ
モテるために理佐ちゃんのアクセサリーを拝借
キャバクラ行くのバレたくないから当然無断拝借
ダサいダサい言って気に入ってないみたいだから大丈夫だろう
｢緊急な仕事入ったから何時に帰れるかわからない、先に夕飯食べて寝てて｣
こう言っとかないと優しい理佐ちゃんは
俺が帰るまで何時まででも夕飯食べないでまっててくれる可愛い嫁だ

キャバクラでもアクセサリーはダサいダサい言われて全然モテなかった
やっぱり理佐ちゃんの言うことはいつも正しいなぁと家路を急ぐ
モテなかった日はいつだって理佐ちゃんが恋しい
うん？まだ明かりが灯ってる
まさか理佐ちゃん夕飯食べないで待ってるのかな？
家に入るとめっちゃ散らかってる
整理整頓片付け大好きな理佐ちゃんはどうしたんだ
まさか泥棒？理佐ちゃん大丈夫か？
慌てて次の部屋へ
ここも散らかってる
理佐ちゃん居た！
居たけどめっちゃ泣いてる
どうした理佐ちゃん？
｢失くしちゃった｣
うん？
｢買ってもらったダサいの｣
まさか･･･
ダサいダサい言ってたくせに
俺に買ってもらったダサいの無くしちゃったら
泣きながら部屋中探してくれそうだから好き

2017/03/03(金) 22:42:36.15

莉菜あんあんいくいく
俺うおー莉菜莉菜莉菜莉菜

おわり

2017/03/03(金) 23:15:21.47

>>234
安いアクセサリーでも大切な夫からのプレゼントを必死に探す
こんな嫁の理佐ちゃん最高です！

2017/03/03(金) 23:19:43.61

>>236
ありがとうございますm(__)m
時間あったんで長編にチャレンジしてみたんですけど
難しいから懲り懲りですw

2017/03/04(土) 00:52:54.18

無課金で数年続けていたソシャゲをやめて分かった、ただ1つの事実
http://eapuck.ionexusa.com/mukakin/0302.html

2017/03/04(土) 11:58:02.79

夢を叶えるために東京に旅立った理佐ちゃん
かたや受験に失敗して地元で浪人生の俺寂しさからグレてた俺を心配した理佐ちゃんが帰って来ちゃったあの日
東京に戻る理佐ちゃんと別れ際初めてキスした

それから３ヶ月
遠距離恋愛の俺と理佐ちゃん
毎日ラインしてるけど
たまには声が聞きたいなと思って電話してみた俺
しばらくぶりに聞く理佐ちゃんの声はガラガラ声で
東京は排気ガスが凄いから声が変わっちゃうんだ怖いな
｢なに訳わかんないこと言ってるの、風邪！｣
理佐ちゃん風邪引いてんのか？
そう言えば咳してるな
｢大丈夫？｣
｢大丈夫じゃない、辛いから後でね｣
無情にも切れる電話
なんだ？
情報が少なすぎて不安が募るぞ理佐ちゃん
いたたまれない俺は電車に飛び乗り
愛しの理佐ちゃんおわす東京へ

突然行って驚かせようかと思ったが
突然行ったら驚くより不機嫌になるのが理佐ちゃんってもんだ
気づいて良かった
さっそくラインで報告する

数分後
｢ねぇなんで！？面倒くさい！！｣
思い出した
どっちにしても不機嫌になるのが理佐ちゃんだった

でも優しい理佐ちゃんはそんなラインしてくるくせに
俺が東京で迷子にならないように駅まで迎えに来てくれそうだから好き

2017/03/04(土) 12:24:01.41

理佐ちゃんのことが心配で東京にやって来た俺
なんだかんだ言っても嬉しかったらしく駅で待っててくれた理佐ちゃん
照れ隠しに不機嫌を装おってはいるが
やっぱり笑顔がこぼれてしまう理佐ちゃん
｢風邪大丈夫？｣
｢うーん？わかんない｣
いつもの理佐ちゃんなら心配かけまいと大丈夫と答えるだろうから
わかんないはかなり辛いってことだ
｢ガキじゃないんだから迷子になんかならないよ｣
｢家で大人しく待ってて良かったのに｣
心配から思わず言葉がきつくなってしまった俺
ヤバいか？
｢うん･･･｣
怒らせたかも？という俺の心配をよそに素直な理佐ちゃん
部屋に着くなり理佐ちゃんはダウンだ
よっぽど辛かったのだろう
俺をバスルームに閉じこめてパジャマに着替える理佐ちゃん
覗こうと隙間から顔をだすと
｢覗いてんじゃねぇよ｣
さすが理佐ちゃん風邪を引いてても油断していない
ふらつく理佐ちゃんをベッドに寝かせた俺は部屋を物色
なんてことだ鉢植えがない
ひまわりの種を持ってきた俺がっかり

そんな俺を見た理佐ちゃんは風邪のせいも手伝って
｢ごめん、今度鉢植え買っとく｣って妙に素直に言ってくれそうだから好き

2017/03/04(土) 12:26:18.53

>>240
怒涛の作品ラッシュですね
狂気すら感じますwww

2017/03/04(土) 12:30:41.12

>>102 >>173の「理佐ちゃん×志田さん」と同じシリーズです。

『Monna Lisa』

レオナルド・ダ・ヴィンチの作品の一つに「モナ・リザ」がある。
世界でもっとも見られ、もっとも知られた美術作品であろう。それとは対照的
に、この学校の「もな・りさ」はみんなの目を避けているように見える。ルーブ
ル美術館に展示したくなるほどの、可憐さと美貌を持ち合わせているにも関わ
らず、群れの中をまぎれるように歩いている。

そんな事を考えながら、画用紙に「モナ・リザ」を描いていた。昼休みの教室は
閑散としていたが、僕の前の席では、ガールズトークが繰り広げられている。
まだ、「モナ・リザ」の目の部分にあまり手を付けていなかったので、誰かわから
ない。志田さんが話かけてきたのは、そんなタイミングだった。

「どっち、描いてるの？」

志田さんが興味津々な目をしている。理佐ちゃんはそっぽを向いているけど、
目が少しこちらに傾いている。

「何が？」
「だからぁ～、私と理佐のどっち描いてるの？」
「さあね？どっちも」
「なにそれ～」

理佐ちゃんが、視線はそのままに会話に参加してきた。
「どうせ、愛佳なんでしょ。明日、誕生日だし。」
「えっ、志田さん明日なの？」
「とぼけても、無駄だよ。愛佳のこと好きなんでしょ。」
「なんで、そうなるんだよ。そもそも、誕生日プレゼントに肖像画って
　気持ち悪いだろ。」
「あーら、そうかなぁ？愛佳、耳赤いよ。」

確かに、志田さんの大きな耳が赤くなっていた。
理佐ちゃんが、不敵な笑みを浮かべ、席を立つ。
「トイレ行ってくる。どーぞごゆっくり！」
理佐ちゃんは、振り返ることなく、早足で教室を去っていった。

2017/03/04(土) 12:31:55.81

つづき

「なんで、あいつ怒ってんだろう？」
「わかってあげなよ」
「え？」
「理佐ね、今、必死で取り戻そうとしているの。中学は別々だったんでしょ。
自分の中学校時代を必死で取り戻そうとしているの。ずっと、一緒だっだ
友達と別れるの、どれだけ辛いかわかる？理佐が泣いてるとこ、見たこと
ないでしょ？人前では絶対泣かないからね。慰めに行ってやんなよ。」

とりあえず、謝ろうと思った。志田さんの言葉には妙に説得力があったので、
このままでは、理佐ちゃんが遠くに行ってしまいそうな気がした。志田さんに
礼も言わず、必死で追いかけた。たぶん、屋上にいる。

ドアを開けると、理佐ちゃんは、屋上のベンチに座っていた。
理佐ちゃんは泣いてなんかいなかった。いや、少なくとも今は泣いていなかっ
た。やはり、僕の前では泣かないらしい。

「ごめん」
「どーせ、愛佳に言われて来たんでしょ。」
「うん。理佐ちゃん…」
「だから、りーさー」
「り…りさ、俺ね、理佐ちゃんのこと好きだよ。」
「わかってるよ、今更、そんなこと言われなくたって」

そう、今更だ。今の「好き」が告白ではないことくらい、僕も理佐ちゃんも
わかっている。

「愛佳に謝ってくるよ。ちょっと、からかっちゃったしね。」
「うん。あっそうだ、あの絵、本当に志田さんじゃないよ。」
「いいよ、気使わなくて。愛佳にあげなよ。」
理佐ちゃんは、そう言って階段を降りていった。

青いハンカチが、ベンチに置かれたままだった。幼稚園のとき、僕が理佐
ちゃんにプレゼントしたものだった。「りさちゃんへ」という下手くそな刺
繍がボロボロになり、何と書いてあるか分からない。手に取ると、ハンカチ
は少し湿っていた。たぶん、泣いていたんだろう。

今はハンカチを返さないでおこう。
なぜかって？君はすねて、受け取らないだろう？
来年の7月に新しいハンカチを買ってあげるよ。

2017/03/04(土) 12:58:59.27

｢ちゃんと真面目にやってる？｣
ベッドから俺に声をかける理佐ちゃん
ちょっと弱々しくて俺泣きそう
｢真面目にやってますよ、超堅物になりましたよ｣わざとおどける俺
｢だって心配かけると帰ってきちゃうだろ誰かさんが｣笑って言う俺
｢自分だって･･･バカ･･･｣
照れて横向く理佐ちゃん
｢もう少ししたら帰るから寝ちゃっていいよ｣
俺の言葉に素直に頷いたわりにお喋りをやめない理佐ちゃん
やっぱり一人での東京暮らしは寂しいんだろうな
思わず抱きしめる俺
｢駄目キスしたら風邪うつっちゃう｣
理佐ちゃんの言葉に素直に離れる真面目な俺

それから二人の間にゆっくり時間は流れ喋り疲れた理佐ちゃんはやっと寝たようだ

寝てる理佐ちゃんに語りかける俺
｢心配なんて幾らかけたっていいから辛いこととかあったら言えよな｣
｢何が有ったって絶対助けに駆け付けるから少し素直になれよ｣
一気に言った、やっぱり照れくせえ
起きてる理佐ちゃんにはまだまだ言えないな

帰りの電車が地元の駅に着く頃理佐ちゃんからライン来た
｢せっかく寝たふりしてあげたのに、そんなとこまで真面目になってんじゃねよ！｣

マジか！？
理佐ちゃんもキスしたかったのか！！

理佐ちゃんに返事しようと慌てて文字打ってたら

｢P.S.少し素直になるから心配してね｣なんてトドメのラインしてきて

もう一生理佐ちゃんから離れられなくしてくれそうだから好き

2017/03/04(土) 13:04:02.84

>>243
理佐ちゃん...涙
このシリーズ好き

2017/03/04(土) 13:11:18.64

>>241
邪魔になりないように過疎ってる間に書いとこうと思ってw

2017/03/04(土) 14:39:02.91

無課金で数年続けていたソシャゲをやめて分かった、ただ1つの事実
http://radasa.fonglisu.com/mukakin/0302.html

2017/03/04(土) 15:13:57.56

無課金で数年続けていたソシャゲをやめて分かった、ただ1つの事実
http://radasa.fonglisu.com/mukakin/0302.html

2017/03/04(土) 15:21:36.72

>>246 邪魔ってw
先生が主役じゃないんですかw

2017/03/04(土) 16:43:13.03

>>245
ありがとうございますm(_ _)m

2017/03/04(土) 18:05:00.40

>>249
先生なんて呼ばねぇでくださいw
数だけいっぱい書いちゃってますけど
俺の書いてるの小説っぽくないですからねぇ
妄想の湧くままに書いてるからw

2017/03/04(土) 18:13:32.20

>>251
俺も先生が主役だと思いますよ
それに、最近は妙に文学的になってますよww

2017/03/04(土) 18:23:39.21

>>251
最近の先生は創作活動で忙しいと思いますが
また暇なときにゆいぽんスレにきて、ダメぽん民たちに判決を言い渡してください

2017/03/04(土) 19:01:59.48

>>252
実は皆さんの小説参考にして文章工夫してるんですよw
情景描写や台詞で話し進めるのとか皆さん上手いなぁと思って羨ましっす

2017/03/04(土) 19:15:08.41

>>253
気づいたらゆいぽんと理佐ちゃんの個スレあんまり行ってないやw
ここでたまった妄想リリースしてるからですかねぇ
ご褒美刑は考えるの楽しいからまたやりたいですね

2017/03/04(土) 19:37:20.93

アイドルをヒロインにした妄想を発表する場が友人や学校、生活の中でなかったので、ここは楽園です。いつかここから誰かの作品が
ケヤビンゴの妄想リクエストに採用される日がくることを願ってます。わりと本気で笑

2017/03/04(土) 21:51:11.93

【画像】女の競泳水着の?さｗｗｗこの競泳水着??すぎて抜きまくったｗｗｗｗ
http://swing.photo-cult.com/swing/0304.html

2017/03/05(日) 05:49:36.41

｢ねぇ聞いてる？｣
俺のいい加減な相づちにちょっとイラッとしてる理佐ちゃん
いらついた顔も可愛いから放っておく俺
なんてったってゆいぽんの応援スレにスカートの中ネタを書いてる時の俺はぽん民
愛しの理佐ちゃんでも邪魔はさせない

｢ねぇなにやってるの？｣
覗きこむ理佐ちゃん
あっ見ないでくれ
理佐ちゃんは2ちゃんなんて見ちゃ駄目だ
って思ってる間に見られてしまった
｢スカートの中で涼みたいとか書いてんじゃねぇよ｣
やっぱりドス効かせてくる理佐ちゃん
｢キモい、ねぇ本当にキモい｣
蔑んだ視線を俺に送る理佐ちゃん
｢だってしょうがないじゃないか梅雨時の蒸し暑さから逃げるにはゆいぽんのスカートの中が一番なんだから｣
ちょっとえなりみたいな俺
渡る世間が理佐ちゃんばっかりだったら幸せだろうな
｢怖～い怖～い｣
逃げてく理佐ちゃん
このちょっと後に理佐ちゃんの応援スレに同じの書きこんだら
ぽんスレから出て来ないで下さいって言われたのを理佐ちゃんは知らない　
もしあの時に俺があっさり撤退しなかったら
理佐ちゃんの応援スレでも定着しただろうか
そんなこと俺は知らない
そればっかりは神のみぞ知るってやつだ

それから半年
ゆいぽんのスカートの中はゆいぽんの応援スレの定番ネタとして市民権を得たようだ

そして今はダメぽん民にご褒美刑を与えて楽しむ俺
｢ゆいぽんのスカートの中飽きてんじゃねぇよ｣ってがっかりする理佐ちゃん
キモいキモい言ってたくせに毎日楽しみにしてくれてそうだから好き

2017/03/05(日) 08:32:13.90

愛しの理佐ちゃんを連れて高速を飛ばす俺
｢お爺ちゃん心配だね｣
助手席の理佐ちゃんが呟く
｢うん･･･｣
ハンドルを握り直しながら頷く俺

俺と理佐ちゃんは俺の田舎のお爺ちゃんが危篤だから　
嫁連れて帰って来いって言われて田舎に帰る途中だ

思えば理佐ちゃんと言う世界一の嫁を貰いながら
結婚式もちゃんと挙げてない俺って中々の傾き者だな　
正直、田舎のお爺ちゃん何年に１回会うか会わないかのお爺ちゃんだからなぁ
俺が駆け付けたところで大勢に影響はあるまいと気楽な俺
よっぽど理佐ちゃんのほうが心配してくれている
優しい理佐ちゃんは天使だな

田舎に着くと親戚中が集まっている
しばらくぶりに俺に会う親戚たちは大騒ぎだ
さらに初めて会う俺の理佐ちゃんの圧倒的美しさかつ可愛さに度肝抜かれとる
ひゃっはっはっはと高笑いの俺
おいっ俺の理佐ちゃんに勝手に話かけるな
理佐ちゃんは人見知りするんだから親戚一同丁重に扱えよ
盛り上がってきたから病院は後回しでそのまま宴会が始まるラテン系の我が一族
ガキの頃からろくでもないと言われ迷惑をかけてきた俺だが
みんな年をとって盛り上がる想い出話になってるらしく
理佐ちゃんに俺のガキの頃の話を聞かせてる
それを聞いてる理佐ちゃんはガキの頃の俺可愛いって思ってそうだ

そっと抜け出してパチンコに逃亡する俺
理佐ちゃんは心配だが親戚の集まりとか苦手だ
思った以上に勝った
天国に片足突っ込んでるお爺ちゃんのご加護ってやつか？

意気揚々と帰って来る俺
親戚に囲まれてる理佐ちゃん
田舎者の話に微妙な笑顔で頑張ってる
そんな理佐ちゃんもいじらしくて可愛い
俺を見つけてホッとした顔してる
立ち上がった理佐ちゃん
俺の手を引っ張って廊下へ
｢ほっぽり放しにしてんじゃねぇよ｣ってドス効かせる理佐ちゃん
そんな理佐ちゃんはやっぱり俺が居ないと駄目かって気にさせてくれるから好き

2017/03/05(日) 08:43:01.18

【欅坂46クエスト】

https://www.youtube.com/watch?v=Z6pn4OIdP8A

2017/03/05(日) 09:09:28.66

理佐ちゃんにドスを効かされてお爺ちゃんを思い出した俺
さっそく病院に駆け付ける
病院は苦手だ不安だ理佐ちゃん握手してくれ
｢恥ずかしいからヤダ｣とか言いながら手を差し出す優しい理佐ちゃん

病室に入ると
｢お爺ちゃん～(泣)｣って号泣しながらお爺ちゃんにすがりつく俺の母ちゃんやおばちゃんたち
流石だ、さっきまで理佐ちゃん相手に笑い話してたのに
おふくろたちの変わり身の早さに乗り遅れた俺と理佐ちゃん
俺の母ちゃんが理佐ちゃんの手を引っ張ってお爺ちゃんに俺の嫁だって紹介してる
そのテンションについて行けなくて理佐ちゃんちょっと引いてる
母ちゃんは俺にも｢あんた一番可愛がってもらったんだから声かけてあげな｣
言われたけどノリについていけない俺ちょっと苦笑い
お爺ちゃんを呼び続ける親戚たち
そのテンションとは裏腹にお爺ちゃんは全然反応しない
これが危篤ってやつか
お爺ちゃんが意識ある間に、もっと早く理佐ちゃん連れて来れば良かったなと後悔の俺
せっかく生きてる時代が少しだけ理佐ちゃんと被ったのに
理佐ちゃんの美しさを拝むことなく死んでくお爺ちゃんに
初めて情のようなものを感じて俺ちょっと涙
おっ涙出てるうちに俺もお爺ちゃんって呼んでおこう

場所開けてもらってお爺ちゃんに声をかける
どうせ反応しないから気楽なもんだ
そんな俺の油断を嘲笑うようにお爺ちゃん目が開いた

うわっ！？
起き上がろうとするお爺ちゃんが俺に手を伸ばす
油断を突かれて気が動転して思わずお爺ちゃん突きとばしちゃう俺

｢突き飛ばしてんじゃねぇよ｣
あまりの事態に思わず親戚の目を忘れてドスを効かせちゃう理佐ちゃん
お爺ちゃんの復活に驚き
可憐な見た目とは裏腹な理佐ちゃんのドスにさらに驚く親戚一同
そんな親戚たちをよそに慌ててナースコールしてくれる理佐ちゃん

看護婦さんとお医者さんが帰った後
我に帰って照れる理佐ちゃんは絶対可愛いだろうから好き

2017/03/05(日) 10:32:53.71

高校に入学してからずっと好きだった理佐ちゃん
まぁ３年あるからいくらでもチャンスはあるだろうなんて油断な俺
気づいたら告白しないまま卒業しちゃったよ
どうすんだよ俺
せっかくあんなに可愛い理佐ちゃんが誰共付き合ってなかったのに
チャンス幾らでもあったろうに
この先理佐ちゃんより可愛い娘なんて現れんぞ
いや、よしんば現れたとしても俺は絶対認めない
理佐ちゃん引退と共に可愛いとか美人とか綺麗って言葉たちは永久欠番さ
そんくらい好き理佐ちゃんが

そんな俺を天は見捨ててなかった
卒業してまだ１週間なのに校舎借りて同窓会だってさ
素晴らしいね気の早い幹事に感謝な俺

理佐ちゃん来てた！やっぱり可愛い
理佐ちゃんに見惚れてたら目が合っちゃって照れる
よし、今日はこれで満足しよう
理佐ちゃんと目が合っただけで良いじゃないか
理佐ちゃんの瞳に一瞬でも俺がいた
それだけで一生満足出来る
そんな風にチャンス満載だった３年間を不意にしてきたことを忘れ
また同じ過ちを繰り返す迂闊な俺
楽しい同窓会も終わりジャンケンで負けた俺は一人でお片付けだ
当然バックレる俺
｢バックレてんじゃねぇよ｣って理佐ちゃんだ
うん？今のドスの効いた声理佐ちゃんの声か？　
｢みんな帰ったと思ってた(笑)｣
笑って誤魔化す俺
｢さすがに一人じゃ可哀想かと思って｣
なんて優しいんだ理佐ちゃん
｢マジ、替わってくれんの片付け当番｣帰れると喜ぶ俺に
｢一緒にやれよ｣って理佐ちゃん
乱暴な口調が似合ってなくて可愛い
片付けが終わる頃　
理佐ちゃんがいつの間にかジュース買って来てくれた
これはチャンスじゃないんだろうか？
しかし、いざとなったら勇気がでない俺なのさ

｢同窓会楽しかったのに最後に片付け当番なんて俺はいつもツイてないよ｣
告白出来ない情けなさも手伝って愚痴る俺
｢でもお陰で私はツイてたよ｣
えっ？聞き返す俺に
ちょっと顔を赤らめた理佐ちゃんは
｢だって二人で片付けできたから｣
恥ずかしさをこらえながら言ってくれそうだから好き

2017/03/05(日) 13:57:55.46

>>258
ぽん民スレとか2ちゃんねるの話題とか
なかなかすごい角度から理佐ちゃんとの妄想してきますね
>>259　>>260
最後の結末までおじいちゃんが亡くならないかハラハラしてしょうがなかったｗ
>>261
このほのぼのした感じの結末　好き！

2017/03/05(日) 15:11:55.57

↑　レス番まちがえた！

>>259　>>261
最後の結末までおじいちゃんが亡くならないかハラハラしてしょうがなかったｗ
>>262
このほのぼのした感じの結末　好き！

2017/03/05(日) 16:37:18.21

>>264
実はもう最後にもう一本お爺ちゃん死んじゃうの書いたんですけど
なんとしても最後まで理佐ちゃんがデレてくれなくて泣く泣くボツにしましたw

2017/03/05(日) 17:19:41.64

>>265
>>261の『これが危篤ってやつか』のあとを試しにこれに差し替えてみる↓
・・・・・・・・

｢さんざん可愛がってもらったんだから最期ぐらいしっかり挨拶しろよ。ビビってんじゃねーよ｣
躊躇する俺の耳元で抑えた声でドスを入れる理佐ちゃんの目も真っ赤だ
俺はおじいちゃんの枕元で最期の挨拶をした
理佐ちゃんを絶対に幸せにするからとおじいちゃんに約束した

それから間もなく、おばあちゃんに手を握られながら
おじいちゃんは天国へ旅立った

いつか遠い未来、俺もこうして理佐ちゃんに手を握られながら…と思ったけど
1人で残されるのは絶対に嫌って泣いてくれそうだから好き

・・・・・・・
やはりあのテイストは難しすぎるm(_ _)m
自分のをサボってこういうもの書いてる自分が嫌い(笑)

2017/03/05(日) 17:26:27.66

>>266
俺の与太話がちょっと良い話みたいになってるw

2017/03/05(日) 17:38:32.39

欅高校３年Ｄ組シリーズ
２０１７年２月１３日

愛樹「おつかれー、なあどこかで昼飯食って帰ろうぜ」
理佐男「いいねー、中華行こう。織田も行くだろ？」
織田「・・・えっ、ああ行くか」

３年生はもうほとんど授業がなく、週１回程度の登校日がある他は、自由登校である。
進路の決まった者は、あと１ヵ月半のんびりできる。
理佐男「織田、大学合格おめでとう」
愛樹「第一希望のとこだろ？お前は結構勉強得意だったからな」
織田「ああ、サンキュ」
理佐男「その割にはイマイチ浮かない顔してないか？」
愛樹「はは、わかった、卒業までもう時間がないのに、愛しのゆいちゃんに告れないんだろ？」

ゆいちゃんとは同じクラスの小林由依のことだ。
控えめで可愛くて、同じクラスになってから、織田は一目惚れしてしまった。
織田なりに結構アプローチしてるつもりなのだが、それほど伝わっていないようだ。

織田「やっぱ脈ないのかな、俺なんかじゃ。ゆいちゃんは理佐男に気があるんじゃないかなぁ・・・」
理佐男「別にそんなことないだろ。諦めるのは早いんじゃないか」
愛樹「でも女は小林だけじゃないぜ。お前の事が大好きな奴だっているんだから、そっちを向く手もあるぞ」
理佐男「おっ、噂をすれば・・・」
美愉「織田君、こんな所にいたの？探したのよ。すみません、きしめんと栗ご飯ください！
　えっないんですか？じゃあ味噌ラーメンとチャーハンでいいです」
愛樹「おい、そんなに食うとまた顔が丸くなるぞ」
美愉「うるさい。明日からダイエットするのよ。そんなことより織田君に渡したいものがあって」

鈴本美愉はなぜか織田ＬＯＶＥのようで、日頃から織田に優しい。
美愉が持ってきたのは、一日早いバレンタインチョコだった。
明日は用があって、学校に来れないらしい。
綺麗に包装された大きな箱で、お菓子作りが得意という事もあり、期待できそうだ。
美愉「ついでだから、あんた達にもあげるよ」
愛樹「何だよ、俺たちのは明らかに義理チョコ感丸出しじゃねーか」
美愉「あんた達はどうせ、明日一杯もらえるでしょ」

確かにイケメンの理佐男と愛樹は毎年モテモテで、明日もたくさんのチョコが集まるだろう。
織田「鈴本、ありがと♪」

2017/03/05(日) 18:24:38.62

>>268
もしかして>>13の人かな？

2017/03/05(日) 18:57:44.63

>>269
はい、そうです。恥ずかしながら・・・
やはり書いてみると難しいものですね。

2017/03/05(日) 18:58:21.24

理佐ちゃんに連れてかれたお洒落なカフェ
両思いになれるって伝説のカフェだ
突然の理佐ちゃんの告白に動揺する俺
理佐ちゃんは俺がテーブルにこぼしたコーヒーを拭いてくれてる
理佐ちゃんは照れてるらしく俺の方を見ないように
テーブルを一生懸命拭いてくれてる
うんっ！？俺今告白っていったけど･･･あれ告白だよな？
参った！この後どうすりゃ良いんだ？
中2の俺にはこの場面を動かす展開力なんてないぞ
｢ごめん、おしっこ｣
理佐ちゃんを置いてトイレに逃げる俺
野球部の先輩がアドバイスしてくれる女との付き合い方を反芻する俺
駄目だ先輩のアドバイスはエロ方面に特化し過ぎて使えない
思えばあんなブサイクな先輩モテるわけがねぇ
絶対エッチな雑誌の受け売りだよ
理佐ちゃんみたいな超美人に告白されるようなモテる俺には意味なしだ
ヤバい、先輩のアドバイス思い出してたら
理佐ちゃんのことエッチな目で見ちゃいそうだ
なんだか頭がシュポシュポ汽車みたいだぜ
これが恋にのぼせるってやつなのかい？
ヤバいそろそろ戻らないと
｢デート中にウンチしてんじゃねぇよ｣って理佐ちゃんに言われちまう
まだ中2の俺にはそんな屈辱耐えられん
いや待て、落ち着け理佐ちゃんがウンチなんて言うわけないだろ
勇気を出して理佐ちゃんの元に戻る
｢籠ってんじゃねぇよ｣
トイレで時間を稼いだのが良かったのか
いつもの理佐ちゃんに戻ってる

でも俺はいつもの俺じゃなかった
先輩のアドバイスのせいで理佐ちゃんの胸ばかり見てしまう
そんな自分を意識すればするほど顔が赤くなっていく
頭が完全にシュポシュポ状態だ
これが思春期ってやつなのか？

｢どうしたの？大丈夫？｣
俺の方に身を乗り出して心配してくれる理佐ちゃんは優しいから
頼めば俺と一緒に大人の階段昇ってくれそうだから好き

2017/03/05(日) 19:03:56.65

>>270
待ってましたよ～
読みやすいし全然上手いですよ
続き楽しみです

2017/03/05(日) 19:35:24.53

4月　その１
桜の木の下に学生服を着た長身の男子が立っていた。
物憂げな表情で、散ってくる桜の花びらを右手で捕まえては見つめ、そして手のひらから放っていった。
（俺に残された時間は少ない。
この満開の桜を見られるのも今年が最後かも知れない。）

4月　その２
この春から高校2年生になった小池美波は、始業式の準備のため朝早くから登校していた。
私立欅高校は校門から校舎までケヤキの並木道になっている。
そして並木道の途中に一本だけある桜の木は例年より1週遅れの満開であったが、
環境委員としてこの道の掃除担当である美波はそんな桜に目を留めることもなく、黙々とゴミ拾いをしていた。
「なんで私が。」
環境委員にはなりたくてなった訳ではない。
高校1年9月の委員選出のとき、クラスのカースト上位の女子に
「几帳面な小池さんがいいと思いますｗ」
と面白半分で押しつけられたのだ。
美波はイヤホンで聞いていたYMOのボリュームを上げた。

2017/03/05(日) 19:38:36.62

ふと、桜の木の下に立つ長身の男子が目に止まった。
手から何かを捨てている。
美波はイヤホンを外し、その男子に言った。
「ちょっと！環境委員ですけど。ゴミ捨てないでくれる？！」
「ゴミじゃねーし。てか、さっきから見てたけど、お前こそ環境委員のくせに白詰草踏みつぶしてんじゃねーよ。」
「シロツメ…？」
「まあいい。」
男の声は低く、そして大きな体の割にはつぶやくような小さい声だった。

「リサオ、おはよう！どした？」
美波の背後から声がした。
振り返ると、長身の女子が立っていた。
「おう、愛佳。何でもない。てか、その呼び方、いい加減やめてくんね？」
「クラス分け、もう貼り出されてるかもよ。見に行こ！」

178cmのぶっきらぼうな男子と168cmのショートヘアの女子は美波を無視するように二人で校舎に向かって歩き始めた。

「なんやねん、あいつ！」
美波はつぶやいた。

2017/03/05(日) 20:30:37.01

>>274
続きが気になる
みーちゃん視点て難しそうだけど、
上手く表現できてますね

2017/03/05(日) 21:07:02.09

理佐ちゃんが俺を心配して身を乗り出せば乗り出すほど俺の顔は赤くなっていく
実際には見えないから本当に赤くなってるかどうかはわからないけど
こんなに熱いからには赤くなっているに違いない
こんな戯言を頭の中で繰り返すうちに落ち着いてきた俺
｢大丈夫、なんか今日の理佐ちゃん大人っぽくて綺麗なお姉さんみたいだから｣
って全然落ち着いてないじゃねぇか俺
何を言っちゃってんだ俺
困ったもんだよ思春期ってやつは
自分で自分をコントロール出来なくなっちゃってお手上げの俺
突然の俺の言葉に下向いちゃう理佐ちゃん
どうすんだよ理佐ちゃんまた真っ赤になっちゃったよ
こんな雰囲気は中２の俺には荷が重い
しかし、理佐ちゃん褒められるの苦手なのか？めっちゃ恥ずかしがるな

美人過ぎる理佐ちゃんと向かい合う緊張感に耐えられない俺
｢お店出よっか？｣
小さく頷く理佐ちゃんが可愛い
ついさっきまで理佐ちゃんと大人の階段昇っちゃうぜなんてのぼせてたのに
ちょっとホッとしちゃう駄目な俺

店を出てしまえばなんとかなる
並んで歩く分には緊張感が薄れる
理佐ちゃんの顔さえ見なければ大丈夫だ
余裕が出てきたせいかまた先輩のアドバイスが頭をよぎる
でも大丈夫だ理佐ちゃんの顔さえ見なければ顔は赤くならないしシュポシュポしない
安心して理佐ちゃんの胸をガン見する俺
なんだろう？横から見る理佐ちゃんの胸は俺を夢見心地にしてくれる
理佐ちゃんがなんか言ってる
でも夢見心地の俺は適当な返事
｢胸ばっか見てんじゃねぇよ｣
理佐ちゃんのドスを効かせた声が俺を夢から呼び戻す
しまった、一番隠しておきたいエロ願望を愛しの理佐ちゃんに見抜かれてしまった
｢ごめん、なんかデートみたいで舞い上がっちゃってさ｣って慌てて誤魔化す俺

そんな俺に立ち止まった理佐ちゃんが
｢みたいじゃなくてデートだよ｣って呟く
｢えっ！？｣聞き返す俺に
｢だ～か～ら、デート！｣ってきっぱり言った理佐ちゃんは
俺の手をとって歩きだしてくれそうだから好き

2017/03/05(日) 21:14:32.64

壮大な物語の予感にワクワク

2017/03/05(日) 21:47:27.06

>>272
ありがとうございます。頑張ります。

欅高校３年Ｄ組シリーズ
２０１７年２月１４日

きょうはバレンタインデーということで、
おそらくこのためだけに、ほとんどの生徒が登校している。
やはり人気なのは、愛樹と理佐男で、ひっきりなしに女子から何かもらったり、
告白っぽいことをされたりしてるようだ。
織田は義理チョコを少し貰ったりしただけで、
特にロマンチックな事は起こらなかった。
たまに由依を目で追っていたが、由依はいつも通り大人しく、
時に女友達と談笑するだけで、織田の方に来ることはなかった。
あまりバレンタインのようなイベントには、興味がないのかもしれない。

織田「あーあ、きょうはもう帰って寝ようかな」
校門を出ると、誰か追い掛けてくるようだ。
振り向くと、変な青いぬいぐるみを持った、同じクラスの渡辺梨加だった。
梨加は無言で近づいてくると、織田に封筒のような物を渡した。
梨加「じゃあね」
一言だけ残して去っていった。

学校一の美少女と評判の梨加が、俺に？
まさかラブレター・・・？？？
梨加は美人なのだが、かなり変わった性格で、
一部の人間以外とは、男女問わずしゃべらない。
授業中に先生に指されても、
無言のまま空中を見つめたままのような不思議な行動を取って、
周囲を混乱させる事もあり、容姿ほど男子にはモテないようだ。
織田も稀にしか話したことはないのだが、何でこんな物を・・・

2017/03/05(日) 21:51:28.61

4月　その3

「美波、おはよう！」
この学校で唯一友達と言える尾関梨香だった。
「おはよう。オリカ。」
「見たぞ～！渡邉理君と喋ってるの。いいな～。」
「渡邉君？誰？」
「知らないの？バレー部の次期エースだよ。学年一のイ・ケ・メ・ン！
美波はいつも音楽聴いて閉じこもってる場合じゃないよ。命短し恋せよ乙女！ってね！」
尾関は明るい。
友達もたくさんいるから、尾関にとって私は多分一番の友達じゃない。
「なんか怖い人だった。」
「え、性格も凄くいいって評判だよ？
あと、その後に来た志田さん。渡邉君の彼女！
いやー美男美女カップルだね！あの二人が桜なら、私たちはこの便所草！」
尾関は指を上、下に向けながら言った。

「シロツメクサ…」

2017/03/05(日) 21:54:47.24

4月　その4

愛佳が聞いた。
「そう言えば、さっき私のこと愛佳って呼んだよね？久しぶりじゃない？」
「そうだっけ？」

愛佳と俺は同い年で幼なじみ。
小学2年のとき少年少女バレー団で出会った。
家が近かったこともあり、親同士も仲良し。
愛佳は俺のことを最初は本名の「理(おさむ)」と呼んでいたが、
その後「ナベちゃん」「ナベ」「ベリ」といろいろ変え、そして最近は「リサオ」。
由来は不明。聞かないことにしてる。
そもそも年頃の女の子の考えることはよくわからない。

俺は愛佳のことはずっと「まなか」と呼んでいた。
でも俺は中学3年のとき、愛佳に告白して振られている。

2017/03/05(日) 21:59:29.83

－－－－－－－－－－
「ベリ、高校決めた？」
「欅高にしようと思ってる。」
「だよね～。バレー続けるなら県ナンバーワンの欅だよね！」
「バレーは関係ない。愛佳が欅に行くって聞いたから。」
「え、え？キャハハハハ！もしかして私のこと好きなの？」
「好きだ。」
「やっとベリも私のオンナとしての魅力に気づいたか！
でも私、付き合うならもっとバレーのうまい男性がいいな～！
とりあえず、受験頑張ろうね！」
－－－－－－－－－－

多分それ以来、愛佳のことを志田と呼ぶようになったはず。。。

「あ、クラス分け貼ってある！
私は…A組。リサオは…B組だね。
あ、小池さんもB組だよ。」
「小池って？」
「さっき話してたじゃん。環境委員の子！」
「コイケ・ミワ？」
「キャハハハハ！みなみだよ！みなみ。」

2017/03/05(日) 23:36:08.00

理佐ちゃんが男役やってる小説が同時進行だ！

2017/03/05(日) 23:38:37.92

欅高校３年Ｄ組シリーズ
２０１７年２月１４日

帰宅してから開封してみると、ほんのちょっと期待してた「実は私、前から・・・」
的なものでは全くなかった。
それどころか文章は皆無で、Ａ４の紙に絵が描いてあるだけ。
しかも、その絵には大きなＳuikaのカードがただ一つ。他には何もなかった。
全く持って、意味がわからない。
まあ、あいつの思考を真剣に考えてもしょうがないか。

居間に行くと妹が、昨日美愉にもらったケーキを食べていた。
妹「お兄ちゃん、このケーキ美味しいよ。こんなもの作ってくれる彼女がいるなんてね」
織田「彼女じゃないけど、俺にだってそういう子の一人や二人・・・な」
妹「もうその人と付き合っちゃえば？」
織田「うるさいな、子供は口を出すなよ」
妹「１歳しか違わないじゃん」

さて明日は学校にも行く予定はないし、暇だ。
愛樹か理佐男を誘って遊びにでも行くかな。それとも・・・
悩んだ結果、由依をメールでデートに誘ってみることにした。
卒業まで何日もないから、悔いを残さないようにしないと。

2017/03/05(日) 23:46:41.77

>>283
おおっ、遂に憧れの由依ちゃんに・・・楽しみ
頑張れ織田ちゃん！(∩´∀｀)∩

2017/03/06(月) 03:08:08.05

※いつものぽん民です。眠れない夜なので深夜に投稿です。
（長文です。すみません）

「三畳一間のオムライス」

部屋中に香るチキンライスの匂いが好きだ。

エプロンを付けたままの由依が、くたびれた四角い机の上に、
皿いっぱいの大きなオムライスを置いた。

「また次、がんばればいいじゃん」
「俺には才能がないんだよ」
「そんなことないよ、○○の歌声、好きだよ」
「いいよ。気休めなんて」
「そんなことない！　わたしは何度も励まされたもん。
　きっとそのうち分かってもらえるよ！」
「由依……」
「ほら、元気出して！」

由依はそう言うと、ケチャップでオムライスに「がんばれ（ハート）」
と書くと、八重歯を見せながらにっこりと笑ってみせた。

「変なハートだな」
「もう！　いつもそれー！」

ハートがうまく書けないのをからかうと、由依はいつも頬をふくらませて
拗ねた。そんな由依を見ながらオムライスを口に入れると、
甘酸っぱいケチャップの香りが口いっぱいに広がり
いつだって、俺のささくれ立った心はやわらいだ。

由依と出会ったのは3年前の冬の寒い夜だった。
駅のロータリーで弾き語りをしている俺のからっぽのギターケースに
何も言わずに缶コーヒーを入れてくれたのが由依だった。

由依は俺が歌うのを、頭だけ小刻みに動かしリズムをとって聴いていた。
俺はそんな由依に一目ぼれしたのだった。

由依は働きながら、歌手になる俺の夢を支えてくれた。
ぼろアパートの２階の三畳一間に、ふたりで住むには狭かったが、
由依と一緒にいられるだけで、俺はしあわせだった。

（つづく）

2017/03/06(月) 03:17:36.88

「由依！　やったよ。俺、デビューすることになったよ！」
俺は１０年越しの夢を叶えた。

「ほらね！　○○ならだいじょうぶだって、言ったじゃん！」
由依はすこし得意げな顔で言うと、できたてのオムライスにいつものように
ケチャップで文字を書き始めた。

「あんまりじろじろ見ないでよ～」
手元をじっと見つめている俺の顔を、恥ずかしそうに左手で遮ぎりながら、
「おめでとう（ハート）」と書いた。

いびつなハートをスプーンでわざとらしくなぞり、
由依が頬をふくらませるのを待ってから、
オムライスを口に入れると、いつものケチャップの香りが口いっぱいに広がった。

嬉しいことや悲しいことがあった日。
由依は決まって、俺にオムライスを作ってくれた。
それはふたりにとって、ささやかなごちそうだった。

俺の歌は運よく有名プロデューサーの目にとまり
テレビに雑誌に引っぱりだこになった。

高級マンションに引っ越し、由依に服や高級時計をプレゼントした。
それが苦労をかけた由依への恩返しのつもりだった。

「どう由依、美味いだろ？」

その日も由依を連れて、フランス料理の有名店に来ていた。
「うん。おいしいよ」
「服とかバッグとか、ほしいものあったら何でも言えよ」
「うん……」
由依は八重歯を見せずに笑って小さくうなづくと、
食べかけの高級ステーキからナイフをそっと離した。
「最近　ぜんぜん帰ってこないね」
「仕方ないだろ。付き合いとかあるんだから」
「毎日あるの？」
「なんだよ、嘘だと思ってんのかよ」
「そんなことないよ。ただ昔みたいに一緒に……」
「そんな時間ないって言ってんだろ！」
「だって……」
由依はいつものように頬をふくらませたが、
俺はそれを見ないふりをした。

売れて変わっていく自分に俺は気づいていた。
そして、由依のことを重く感じるようになっていたことにも。

気まずい沈黙を誤魔化すように、
俺は冷めかけのポタージュをスプーンですくった。

（つづく）

2017/03/06(月) 03:23:59.91

その日も俺は、数日前からスタジオに泊りこみでレコーディングをしていた。
一段落ついたころ、携帯が鳴った。由依からのメールだった。

「ごめんね。わがままばっかり言って。○○の歌声、ほんとに好きだったよ」

メールの文面が気になり、その日のレコーディングを終えると
久々に由依と住んでいるマンションに帰ることにした。

玄関を開けると、部屋はがらんとしていて由依の面影がどこにもなかった。
化粧台も歯ブラシも、由依が大切にしていたクマのぬいぐるみも。

だだっ広いリビングにある高級テーブルをふと見ると
鍋のフタをかぶせた皿がぽつんと置いてあった。

おそるおそるフタを取ると、
皿いっぱいの大きなオムライスだった。
いびつなハートと「がんばれ」の文字が、
ケチャップで書かれた大きなオムライスだった。

俺は無意識にスプーンで一口取って、それを口に運んだ。
甘酸っぱい香りが口いっぱいに広がると、こらえていた涙があふれてきた。

「由依、ありがとう……。でも、もう戻れないんだね」

俺はキッチンに行きラップを持ってくると、
あの頃の俺も由依との思い出もぜんぶ、オムライスと一緒につつみ込んだ。

大切な思い出を残したい。

サランラップ
旭化成

2017/03/06(月) 05:19:05.67

>>285～>>287
速いストレートを２球続けた後に大谷ばりの高速フォーク
文才ぽん民やっぱり凄いよw

2017/03/06(月) 07:31:18.17

>>287
やっぱ、この人すごいわ
オチがすごいはずなのに、
それを感じさせない描写力がある

2017/03/06(月) 07:34:49.51

>>282
なんか、理佐ちゃんが多くて、頭が混乱
しますね

2017/03/06(月) 07:58:40.51

>>289
その昔、ゆいぽんの応援スレは欅板一文才のある人たちが集まって独特の文化を築いていて
文才ぽん民はスカートの中の詩人とかスカートの中の哲人とか呼ばれていたのです
その名残でぽん民には文才のある人が多いらしいです

俺も>>287さんの書く小説綺麗で好きっす

2017/03/06(月) 08:09:16.21

>>290
俺だけでも
美人のクラスメート理佐ちゃん
美人の嫁理佐ちゃん
美人の娘理佐ちゃん
美人の飼い主理佐ちゃん
美人の未亡人理佐ちゃん
美人の中２理佐ちゃん
美人の上京理佐ちゃん
美人の新入社員理佐ちゃん
美人のスクールウォーズ理佐ちゃん

9パターンの美人理佐ちゃんが居るw

2017/03/06(月) 08:24:09.20

>>291
>>292
要は、ぽん民は変態と言う事ですねwww
こう見ると、先生もいろんなバリエーションがあるなぁ

2017/03/06(月) 14:24:17.87

欅高校３年Ｄ組シリーズ
２０１７年２月１５日

織田は寝不足なはずなのに、目覚めが素晴らしく良かった。
昨夜遅くに由依からメールの返信があり、きょう会うことになったのだ。
織田の気持ちの高ぶりは想像できるだろう。
今まで何回か妄想してきた由依とのデートが現実のものと成ったのだから。

家を出ると、雨こそ降っていないものの、曇り空で底冷えのする天気だった。
しかし、寒さをほとんど感じないほど、織田の胸の高鳴りは大きかった。
待ち合わせの喫茶店で昆布茶を飲みながら待つこと１５分、マドンナは現れた。
グレーのコートに、ブルーのロングスカートとブラウンのブーツといういでたちで、
ファッションに疎い織田が見ても、とても似合っている。

織田「来てくれてありがとう」
由依「うん・・・」
織田「この後どうする？昼飯食べて、映画にでも・・・」
由依「・・・あのね、織田君」
織田「何？」
由依「ずうずうしいかもしれないけど、織田君の気持ちはわかってるつもり。
　　　それはとっても嬉しいの。」
織田「・・・」
由依「でも、実は私好きな人がいて、片想いかもしれないいんだけど。
　　　この前メールで告白したら、その人の仲良い友達が、私の事を好きだから無理って言われたの。」
織田「ああ、あいつか・・・」
由依「いい奴だから、織田君の方を向いてやってくれって言われた。でもやっぱり私・・・ごめんね」
織田「わかってる。そもそも俺の一方的な思いなんだから。こっちこそ嫌な思いさせてごめんな」
由依「（涙を浮かべながら首を横に振る）織田君は優しいね。」

織田は苦笑しながら、俺はいつも良い人止まりなんだよなぁと考えていた。
しかし、涙を流しながら切ない表情を見せる由依は、本当に美しかった。
振られた瞬間に、至上最高の可愛い表情を見せてくれるなんて、意地悪だな由依も。

織田「最後に我がまま言っていい？　３０分でいいから一緒に散歩しない？
　　　由依ちゃんの写真、記念に何枚か撮りたいんだ」

外に出たら、朝と違って空は綺麗に晴れていた。
嫌味な空だな全く。

2017/03/06(月) 17:16:02.18

2017/03/06(月) 17:42:28.59

>>288 289
ありがとうございます。
私みたいな、しがないぽん民を受け入れて
くれる方がいて感謝しかありません。
ゆいぽんのスカートの中に戻れる日まで、たまにここで、ゆいぽんへの想いを形にしたいと思います。みなさんのお話も刺激になりますし。

2017/03/06(月) 18:53:10.43

「ねぇしんりテスト出していい？」
「うんいいよ」
「体を洗う時まずどこから洗いますか」
「えーと普通に頭かな」
「そこから綺麗になります」
「そっちの真理かい！」

志田愛佳。新学期の席替えで隣同士になってからよく話すようになった
それまでは見た目のヤンキーっぽさから(これを言うと殴られる)近寄りがたい存在だったのだが
今ではその印象もガラッと変わった

「また席替えしたらきっと話さなくなるだろうねー」
もうすぐ今学期も終わる。そうなったら縮まった距離もリセットされるんだろう
「そんなもんだろうなー」
あっちが振ってきたくせに、そっから無言になった。
ほら、もう戻りつつある

新しい学期がまた始まった
離れた席のあいつの顔を見ると、やっぱりヤンキーに見えてちょっと怖い。『こっち』の見え方が本当で今まではきっと…

授業が終わるチャイムが鳴る
ただ歯車が一定の周期で回るように、日々を消費していくだけだ。そして離れて回り始めた歯車は、その性質上もう近づくことはできない

「ねぇしんりテスト出してもいい？」
突然後ろから声をかけられた。振り返る前からもう答えは決まってる
「それは『どっち』の？」
ヤンキーっぽく見えるはずのその顔は、とても人懐っこい笑顔を浮かべてるようにすら見えて

それが僕の中では答えなんだと教えてくれた

2017/03/06(月) 19:39:47.68

>>296
俺の代わりにダメぽん民にご褒美刑やったげてくださいw

2017/03/06(月) 19:44:32.66

>>294
オダナナ...涙
昨日のけやかけ見たあとだから余計切ない

2017/03/06(月) 19:49:07.22

>>297
お洒落ですな

2017/03/06(月) 20:37:04.98

愛しの理佐ちゃんと手を繋ぐ事が出来たあの日
｢汗ばんでんじゃねぇよ｣ってドス効かせてた理佐ちゃんだけど
あれからなんとなく一段と仲良くなった気がする俺
だって今日も手を繋いで歩いてるし汗ばんでねぇし
理佐ちゃんの手柔らかくて暖かいし

｢ねぇ最近挙動不審にならないね｣
理佐ちゃんがクールに言う
ふっ（笑）理佐ちゃんナメるなよ
理佐ちゃんと手を繋ぐという目的を達成した俺がキョドるわけあるまい
泰然自若意気揚々それが本当の俺なのさ
超美人の理佐ちゃんと手を繋いでる俺だぜ
怖いものなんて何も無いのさ

｢理佐ちゃんと手を繋いだ奇跡がこの胸にあふれてる
きっと今は理佐ちゃんと空も飛べるはず♪｣
｢ねぇ変な歌歌わないで｣
浮かれて替え歌歌ってたよ俺
超恥ずかしいぜ
そんな俺の手を振りほどいて
｢怖～い怖～い｣って笑いながら逃げてく理佐ちゃん
その後ろ姿は絶対楽しそうだろうから好き

2017/03/06(月) 20:50:41.87

愛しの理佐ちゃんが｢ドライブに行きたいな｣なんて言うから
理佐ちゃんを助手席に乗せて高速道路を飛ばす俺
横を見るとそこには理佐ちゃん
｢ねぇ危ないよ｣
さっきから理佐ちゃんの方を見ながら運転してる俺に注意してくる
｢大丈夫俺めっちゃ運転得意だから｣
｢うそつけ、この前当て逃げしようとしたくせに｣

てな会話を理佐ちゃんとしてる間に到着
そこは高原だ
なんで高原かって？
ここには教会みたいな建物があるからだ！
愛しの理佐ちゃんと結婚しておきながら
式もろくに挙げてないって書いたから伏線を回収しに来た俺

｢結婚式挙げて理佐ちゃんを幸せにするって誓いたいのさ｣
おっ理佐ちゃん感動してる
｢嬉しいけど突然来て大丈夫なの？｣
｢予約してないんでしょ？｣
任せろ理佐ちゃん
俺に抜かりは無い
今日はお休みで誰も居ないって調査済みの俺
後はガキの頃に近所のおっさんに教わった錠前破りの秘技を披露するだけ

指紋を残さぬように手袋をはめるとガラス窓にテープ張って割る準備する俺

痛てててっ
理佐ちゃん耳引っ張りすぎ
｢空き巣みたいな事してんじゃねぇよ｣
ドスの効いた理佐ちゃんはお怒りだ

｢馬っ鹿じゃないの｣理佐ちゃんからの厳しいお言葉
｢しばらくぶりに空気美味しいとこ来て調子にノッテしまいました｣平身低頭謝る俺

｢ねぇ捕まったらどうするの？｣
捕まらない自信は有るが
この場面で有るとは言えまい
理佐ちゃんの怒りに油を注ぐだけだ
｢ねぇ分かってる？｣って聞く理佐ちゃんに
申し訳なく無言になる俺

｢ねぇ俺君が居なくなったら私どうすればいいの？｣
さらに無言になる俺に理佐ちゃんが
｢もしそうなったら寂しくて死んじゃうからね｣って怒りながらも可愛いこと言ってくれそうだから好き

2017/03/06(月) 20:58:25.69

このスレ、レベル高いな。
文章もちゃんとしてるし、ストーリーが面白い。下ネタないのもいいよね。

しかし皆様、べりさ好きだね。キャラクターがいいから書きやすいのかな。
個人的には、オダナナ主人公のやつ好き。
ぽんにあっさり振られたのかな?
続きが楽しみ。

2017/03/06(月) 21:31:21.71

>>303
>下ネタないのもいいよね。

あぶないあぶない(汗
自制しようw

でも何かスレが賑わってうれしいね

2017/03/06(月) 21:39:24.86

書く人が増えて賑わえば俺の狂気な妄想が薄まるから嬉しいっすww

2017/03/06(月) 22:23:11.13

>>132の続きです

『まじっく　おぶ　なーこ２』

他人の心を読み取れる能力が自分に備わっていると自覚したのがいつだっ
たか、なーこは記憶していないらしい。

「私、テレパスなんだ。」

僕は、彼女のその言葉をほぼ信じかけていた。なーこと一緒に帰りながら、
その言葉は確信へと変わっていく。

「今は心、読んでる？」
「ううん」なーこは首を振る。
「あのさ、さっきの告白さ…」
「うん」
「あれって、OKってこと？」
「そーだよ」

にわかに信じがたい話だった。テレパスが実在することも、僕が会って数
時間の女の子を好きになることも、告白することも、告白の結果も。こち
らが思いをぶつけたにもかかわらず、平然としているのが気に入らない。

「あのね、一つだけ約束してほしいの。テレパスであることを、誰にも言
わないでください。」
急に、敬語で話し始めたなーこを見る。真剣な目をしていた。
「別に、言いふらすつもりはないよ。」
「ふふっ、よかった」
なーこは笑っていた。その緩急に少しドキッとする。なんだ、普通の女の
子じゃないか。

その後、なーこはテレパスがバレることが、どれだけ危険なことか教えて
くれた。

「社会にまぎれこんだ人間以上に高度な能力を持つ人物を、そのまま生
かしておくと思う？死刑にならなくたって、学者たちの実験台にされる。そ
れが、どれだけ恐ろしいか…」
「うん、もうわかったよ」
歩きながらする会話ではなかった。高校生がするような話でもない。
なーこはとても恐れていた。そして、出来ることなら彼女を守ってあげた
い。僕には何が出来るだろう？

「じゃあ、またね」なーこが顔の横で手をふる。
「なんか、ごめんね。俺、なーこちゃんのこと好きだからに何かし
てあげたいけど、何もできないかもしれない。好きなのは、本当だ
よ。でも、なーこちゃんと友達にもなれないかもしれない。自信ない
から‥」

なーこは泣いていた。不安？嬉しさ？なぜ、泣いているのだろう？

涙に色があったら　人はもっとやさしくなる

2017/03/06(月) 22:25:05.17

>>303　>>304
一応スレタイどうりここは下ネタもOKですよ
私もまだ未執筆ですがいつかはと投稿の機会をうかがっています
ただ現状は清純系な小説の投稿が圧倒的に多いので
下ネタ系は何か浮きそうな気もするわけですが

2017/03/06(月) 23:06:22.89

欅高校３年Ｄ組シリーズ
２０１７年２月２０日

きょうは登校日。久々にクラスメートと会えるのも楽しみだ。
教室に入った途端、声を掛けられた。
菜々香「織田君、久しぶり」
長沢菜々香は、中学と同時に山形から東京に引っ越してきた。
織田とは１年から３年まで同じクラスだったので、一番気兼ねなく話せる女子だ。
織田「長沢、大学合格おめでと。良く受かったな」

菜々香は、東京の私立の大学を３つ滑ってしまい、
最後に山形の国立大学を受験するために、２週間ほど山形に滞在して、
見事合格出来たのだった。
菜々香「ありがとう。合格したらほっとして、地元で毎日２Kgご飯食べてたら、
　太っちゃった」
梨加「ななこちゃん、音楽室に記念写真撮りにいこー」
菜々香「うん、アオコとリラックマ持って行こうね。あと照明の調整は私に任せて！」
織田「さすが、わが高の不思議系ツートップ、会話の意味がわからない・・・」
梨加「あ、そうだ。織田君これ」

梨加がまた、織田に封筒を渡すと、さっさと菜々香の所に行ってしまった。
開封すると、女の子らしき人間が横たわってる絵が一枚入っていた。
あの子は何がしたいんだ・・・

2017/03/06(月) 23:08:50.01

>>307
確かに下ネタ書きにくいw
こういうスレって人来ないのかと思ったら読みに来てくれる人意外と居るんですね

2017/03/07(火) 02:22:15.83

ぽんが出てくるだけでどこか儚い感じの話になるの好き

2017/03/07(火) 02:51:40.24

>>310
わかる！
自分がゆいぽん推しというのもあるけど
なんか泣けるいい話に感じちゃう(ノД`)・゜・。

もちろん、書いてる方の文才力の高さもありますけど・・・

2017/03/07(火) 10:41:38.50

理佐ちゃんの飼い犬になってもうすぐ１年の俺
理佐ちゃんとの生活にもすっかり慣れて悠々自適な毎日だ
ドアの開け閉めなんてお手のもの
なにしろ前世の記憶持ってるからね
中身はおっさんだから人生経験豊富だよね
犬の体に慣れちまえば大抵のことは楽勝ですよ
おっ！理佐ちゃん帰って来た
尻尾振って理佐ちゃんに飛びつくぜ
理佐ちゃんめっちゃ笑顔で抱っこしてくれて超ハッピーな俺
｢嬉ションしてんじゃねぇよ｣
やべっ、理佐ちゃんの抱っこ嬉し過ぎてオシッコちびっちゃった
慌てて部屋の隅っこで尻尾丸めて反省するふりの俺
慣れたもんですわ
よし、理佐ちゃんの機嫌も直ったしご飯食べよ
ご飯食べ終わる頃には理佐ちゃんお風呂入ってるからこっそり覗く俺
万が一理佐ちゃんと目があっても俺犬だから大丈夫
むしろ寂しくてお風呂まで追いかけてきたと思って喜んでくれる理佐ちゃん
中身おっさんな俺なのに･･･

そんなこと知らない理佐ちゃんだから
寝る時に布団に誘ってくれそうだから好き

2017/03/07(火) 11:09:53.78

一行目でわろた

2017/03/07(火) 12:55:49.98

理佐ちゃんみたいな美人が飼い主ってのは気分が良いもんで
散歩なんかしててもすれ違う犬すれ違う犬みんな格下よ
理佐ちゃんより美人の飼い主なんて居ないかんね

おっと、そんなこと考えてたら油断してた
飼い主同士の交遊みたいなふりして若い男が理佐ちゃんに話しかけてきやがった
｢ワン！ワンワン！！｣
めっちゃ吠える俺
俺の剣幕に驚きながらも理佐ちゃんを諦めきれずに
可愛いですねなんて俺の頭を撫でようとする若い俺
カブッ！！
待てましたとばかりに手を噛んじゃう俺
理佐ちゃんに近づく男は俺が許さんのじゃ逃げ去る若い男
謝る理佐ちゃん
ワォォ～ン！！！と勝利の遠吠えする俺

若い男が遠ざかるのを待ってから
｢噛んでんじゃねぇよ｣ってドス効かす理佐ちゃん
ク～ンク～ンって鼻ならして理佐ちゃんの足元でお腹見せる俺
なんとか理佐ちゃんの怒りをかわすことに成功

帰り道にコンビニで買い物の理佐ちゃん
店の外に繋がれて待つ俺
理佐ちゃんが見てる間は直立不動で忠実な名犬の俺
理佐ちゃんがこっちに手を振りながら店の中へ
理佐ちゃんが見えなくなったら首輪外して走り回る
なんせ前世でおっさんだった時の記憶あるから首輪なんてチョロイ

おっ！若いメス犬発見！
本能のままに襲いかかる俺
野性の歌を聞かせてくれるわ！

うぉっ！？横から蹴られて転がる俺
何が起きた！
｢さかってんじゃねぇよ｣
理佐ちゃんめっちゃ恐い顔でドス効かせてきてる

ここまで怒ったらいくら優しい理佐ちゃんでも
鼻ならしてお腹見せる俺を許すどころかお腹踏んできそうだから好き

2017/03/07(火) 13:25:12.46

この犬のシリーズ好き！
犬の目を通して理佐ちゃんの普段
人に見せられないような恥ずかしいものまで見せてくれそう

2017/03/07(火) 16:30:35.24

>>315
昨日過去に妄想した理佐ちゃん調べたら飼い主になるやつ書いたの思い出したので
続編書いてしまいましたw

2017/03/07(火) 16:32:23.66

>>306
なーこちゃんの続編来てた！

2017/03/07(火) 17:35:43.62

犬シリーズはレベル高すぎて、ついていけないww
面白いんだけど、【エロも可】を飛び越えちゃってる気がww

2017/03/07(火) 19:30:48.66

｢また2ちゃんやってるの？｣
あきれ顔の理佐ちゃんにちょっかい出される俺　
いつもなら愛しの理佐ちゃんファーストの俺
でもゆいぽんの応援スレに書き込みしてる今は冷たくあしらっちゃう俺
ゆいぽんのスカートの中ネタをぽつりぽつり呟いてるうちに
意外なほど教養がありギャグセンの高いぽん民とのかけあいが楽しく
気がついたらすっかりぽん民の俺
愛しの理佐ちゃんの応援スレ全然行ってねぇw
｢私の応援スレは放っといて、どうせキモいことしか書き込まないから｣
なんて小憎らしく言う理佐ちゃんがまた超可愛いくてメロメロな俺

ゆいぽんの応援スレばっかりだから焼きもち妬いてるな
｢よし、理佐ちゃんの応援スレにも何か書き込む！｣
｢嫌、止めて｣
｢大丈夫、絶対キモいこと書かないから｣
｢スカートの中とか絶対やだぁ｣とか言う理佐ちゃん
｢キモさセーブで行くから心配無用｣と自信満々の俺

愛しの理佐ちゃんにもゆいぽんのスカートの中に匹敵するような
ギリギリセーフな爽やか系エロみたいなのを考えてあげたい俺
徹底的に考え抜いて閃いた
さっそくスマホを手に取り
｢理佐ちゃんのブラ紐になって美乳を支える仕事がしたい｣と書き込み
理佐ちゃんにそっと差し出す俺
それ見た理佐ちゃんは
｢スカートの中よりキモさ増してんじゃねぇよ｣って　
やっぱりドス効かせそうだから好き

2017/03/07(火) 20:03:49.91

>>315
>>318
誉められると犬のやつ続けたくなりますなぁ
飼い主理佐ちゃんけっこうお気に入りなんでw

2017/03/07(火) 21:16:03.15

｢本当に鉢植え買ったんだ｣
驚く俺に理佐ちゃんがいたずらに笑いかける
｢誰かさんがひまわりの種持ってくるからね、素直でしょ｣

あの日、理佐ちゃんが寝てると思い込んで言った言葉で俺をからかう理佐ちゃん
さすがドSだけのことはある

たまたま東京に出る用事があってまたまた理佐ちゃんの部屋に来ちゃった俺
｢まさか本当に鉢植え買うとは思わなかったなぁ｣
ひまわりの種なんて持ってきてねぇ焦る俺
｢どうしたの？ひまわりの種｣
なんて可愛い笑顔なんだ理佐ちゃん
黙りを決め込む俺
｢まさか無いの？ひまわりの種｣
何かを察した理佐ちゃん
とぼけようとする俺を遮って
｢ねえ鉢植えどうするの？謝って！｣

謝りついでに何故か夕食をご馳走することになる俺
なんだか巧妙に嵌められた気がする
理佐ちゃんも東京に染まってしまったと嘆きの俺

東京の雑踏は何回来ても慣れない俺
迷子にならないように理佐ちゃんに手を繋いでもらう
｢何食べるの？｣
｢俺分かんないから理佐ちゃん決めて｣
｢分かった｣素っ気ない理佐ちゃん
人前に出るとクールになる癖が変わってなくてちょっと嬉しい

しかし理佐ちゃんなかなかメシ屋に行かない
何故洋服の店ばっかり見てるんだい理佐ちゃん
買う気があるんだかなんだか分からないがあっちの店こっちの店とよく歩く
そのたびに似合うかどうが聞かれる
似合うに決まってるじゃないか
理佐ちゃんの美貌とスタイルなら何着てたって完璧なんだから
当然飽きる俺
まったく終電に乗って帰る俺はゆっくり理佐ちゃんとご飯食べたいのに
わがままな女だぜ理佐ちゃんは
そんなこと思いながら時間が気になって仕方ない俺

そんな俺に｢時計ばっかり見てんじゃねぇよ｣って
わがままな自分を棚にあげてドス効かせてきそうだから好き

2017/03/07(火) 21:18:34.10

>>320
甘えの常套手段の「ク～ンク～ンって鼻ならして理佐ちゃんの足元でお腹見せる」とか
ドーンと蹴られて「さかってんじゃねぇよ」のところでワロタｗ
メス犬でなくて理佐ちゃんとならオーケーなのだろうか

2017/03/07(火) 21:20:31.72

>>319
ゆいぽんのスカートと理佐ちゃんのブラ紐を広めた方ですよね？
その、行ったり来たりすれ違い♪の絡みの感じも面白いヽ(^。^)ノ