【時は来た!の巻】

レッスン、ビラ配り、そしてライブ。
人間関係の難しさにも悩みながらも
少しずつアイドルとしての活動に自信のようなものも生まれつつあった
そんなある日…

再び神が現れました。
が…

神「邪魔するで〜」
美愉「邪魔するなら帰って〜」
神「ほな、さいなら〜」



美愉「…あ、あれ?」

本当に神は帰ってしまいました。

美愉「何しに来たんだろう…?」

その疑問は翌日に解消されました。
人気沸騰中(伝聞推定)の乃木坂46に姉妹グループが作られることとなり、そのオーディションが告知されたのです。

美愉「ひょっとして、これに…?」
神「その通りだよ」
美愉「うわ!びっくりしたなぁ、もう!」

突然また神様が現れました。

神「三波伸介かお前は(笑)。でも、顔芸もずいぶん堂に入ってきたじゃないか」
美愉「あ、はい…喜んでいいのかな?…ていうか、なんで昨日は帰っちゃったんですか?」
神「お前が帰ってって言うからだろ」
美愉「いやいや、そこは一旦さいなら〜ってしてから、何でやねんって戻ってくるのが基本ですよ」
神「…お前はいったいどこに向かってるんだ?(笑)」

美愉「まあいいですけど…あの、この鳥居坂46っていうのが乃木坂さんの妹分になるんですか?」
神「そうだよ」
美愉「じゃあ、乃木坂さんの2期生はどうなっちゃうんですか?」
神「2ちゃんの連中みたいなこと言うな。まあ、とにかくこれに応募しなさい」
美愉「今のこのグループにいながら出来るんですか?」
神「いや、学業に専念という理由で卒業だな」
美愉「神様なのに、嘘をつけと言うんですか?」
神「いや、今まで学業を理由に卒業してったアイドルは五万といるが、本当に専念してるやつなんか1人もいないから、みんなわかってるよ。社交辞令みたいなもんだ」
美愉「はあ…」

こうして神様のいつもの口車に乗せられて、美愉はインディーズアイドルを卒業し、鳥居坂46を目指すことになるのでした。