【アイドルになるよ!の巻】

それから1週間ほど経ったある日の昼下がり

教材DVDを見ながら美愉が踊っていると…

神「ごめんくさい」
美愉「わっ!チャーリー浜さんかと思った(笑)」
神「なかなか格好いいじゃないか。さすが完璧ちゃんだな」
美愉「だからやめてくださいってば(笑)」

すっかり打ち解けた風の2人でございます。

神「ところで歌のほうはどうだ?」
美愉「頑張ってますけど…毎日ラルクのHONEYばっかり歌ってるんで…将来思わず楽屋で歌っちゃって隠し撮りされたらどうしようかと…」
神「お前そればっかりだな(笑)。まあいいか。じゃあそろそろ次の段階だな」

美愉「次の…ですか?」
神「そうだ。これから東京のインディーズのアイドルグループに入って修行してこい」
美愉「え…?神様のところのグループじゃないんですか?」
神「まあ、どこでもいいんだけどな、次で3つのことを学んで欲しいんだ。
まずはアイドルとしての仕事のイメージをつかむこと。
そして同年代のメンバーとの人間関係の作り方。
そして最後に、表情だ」
美愉「表情…ですか?」
神「動物メンはだいたいみんなそこが苦手なんだ。動物の顔と比べると人間は表情が豊かだからな。無表情なアイドルは人気が出にくい」
美愉「それはわかりましたけど…どうしてわざわざ東京でなんですか?名古屋や近郊にだってアイドルグループはあると…」
神「それもそのうちわかる日が来る。とにかく行ってきなさい」

こうして美愉は東京のインディーズアイドルの研究生として地味な…もとい、地道な活動を始めました。

[さらにつづくかな?]