一生懸命に 柔整業務や介護分野で機能訓練に励んでいる若い柔整師を見てると胸が痛くなる。
これから50年、どんな人生を過ごして行くのかと本当に心配だ。

柔整師としての業界の未来は現状なら誰が見ても暗澹たるものだ。これからうん十年、
結婚もし家族を育てる・・親を扶養する・・
とても無理なことに思える、自分一人食っていくのがやっとだろう。
家族を持ったとしても子供を柔整師にさせる暴挙はしないと思う。
今の時代、これからの時代にあう柔整師ではないからだ。

それは、時代のあだ花だったかもしれないがほんのひととき花を咲かせることができたかもしれない。
これは戦後のどさくさの名残、柔整界の存続如何、JHOとの話し合いのときに
「まだまだ日本の医療、衛生業界は未熟、少しの間存続を認めよう」といわれクビが繋がったと
当時この日米の話し合いに出席したという人から昔、直接聞いたことがある。

おまけの時代はとっくに終わっているのだ。にもかかわらずタクミノカミなどは
「タクミ」「きずな」とか訳の分からない呪文を唱えて業界を惑わしている。
業界が瓦解寸前の時なのにこの有様だ。

とにかく食える業界を作り上げて行かなくてはならないだろう、真面目にやれば安心して食っていける職場をだ。
我々の前の世代も柔整では食えなかった、当時、食えるとは思わなかったが柔道が続けられる環境ということで学校に入った。

我々の次の世代もこのままでは食えないだろうと考えながら何十年もこの仕事を続け来ながら
自分自身は他業種への転身も果たして現在に至っているが。とにかく真面目にやって食って行くのが当たり前の世界、
だれも犯罪者と思われたくないだろう。
天下の裏街道をほっかぶりして肩をすぼめてトボトボ歩くのもごめんだ。

ということで現状なら早々に転業するのが正解だろうと思う。たくみのかみ・・・見てるか?
みんな食うために必死なんだよ、それも誇りを持って食える職業でありたいものだよ。