>>923
う〜ん。申し訳ないけど、子供の発達障害に関しての鍼の効果は俺でも「分からない」

一つには上で「あまりにもレッテル貼りをし過ぎる」というように、厳密な発達障害の診断自体が「小児精神科医」でないと難しい点。

確かに学習障害とかADHDとかあるけど、「子供は大人のミニチュアではない」という医学の格言のように、大人の精神科医でも子供の発達障害は医師によって専門外ということもありうる。

あとは、子供の治療って、身体や脳が完成して、そこから壊れた=ダメになった所を治す、というのと違って
子供の場合は、まだ身体や脳などが発達途中にある、従って、そもそも完成してないの状態なので、元に戻す、というよりその子が社会生活に適応できるように育てる、という側面が大きいかと。

ウチの患者さんのお子さんでADHDかアスペルガーかあるかも、と心配されていくつかの小児精神科に掛かったけど
ある病院では発達障害かそうでないかのボーダーライン、小児科医としては薬物療法はしたくない
で別の小児精神科的な心理療法をメインにしたクリニックも行ったけど、ちょっと通院が遠くて大変なのと変化があまり感じられないとで
近所の大きな病院に行ったら「あぁ。コンサータ飲めばいいでしょ。それで本人がハッピーに過ごせるなら」と安易な対応で余計不安に。

6〜7年前の話だから今はもっと良くなってるとは思うが、基本的にどの医師も「治す」というスタンスでの治療はしてなかった。

他の患者さんの子供のパナソニックでも聞くが、本当に大人になって仕事に支障をきたす重度のものから
俺の従兄弟の3歳児の時に「多動性障害」とか、個人的には3才児が落ち着かないのは当たり前じゃね?、みたいな微妙なものまである。
その従兄弟の子供は数年経って「治った」とか言われたって言うけど、狭義の発達障害から言うと、ちょっとホンとかどうか疑問。

個人的には発達障害って、病名として治療するために付けるものではなく、
そういう診断がされたら、その子は脳の機能的にどうしても苦手な部分が単なる得て不得手っていう以上にあるんだな
なら、出来ないことを無理強いさせるのではなく、出来る部分を伸ばして過ごしやすい生活を送らせてあげよう、
と大人側が考慮する為の一つの自己認識(この場合は子供が小さいと理解出来ないので親子認識か)であって
「貴方は病人、治療してマトモになりなさい!」っていうレッテル貼りの反対をする為のラベリングだと思ってる。

分かりにくいかも知れないけど、クリントン大統領が「私はアルコール依存症の家庭で虐待されて育った。だから私は自分の自己認識がおかしくなるかもしるないので自分自身のケアの為に自分はACだと思ってる」的な事をカミングアウトした。

発達障害もそれと同じで、子供が高校、大学から社会人になったときに「なんで出来ないんだろう?」と出来ない事をネガティブに悩むとかそれを根性論的に出来るように努力するという方向より
「自分は発達障害かも知れない。なら出来る事が活かせる分野で仕事したり活かしていこう」と考える為の一つの自己認識の役割の方がいいのかも、と。

ちょっとここは、色々調べてはいるけど専門外なので、小児精神科なんかの専門の心理士や医師と相談を。

お大事に。