あん摩マッサージ指圧師や鍼灸(しんきゅう)師らが従事する施術所で、法律で認められていない項目を掲示する不正広告が横行していることが分かった。
患者への健康被害を防ぐため法で厳しい広告制限があるが、近年は無資格者や施術所間の競争が激化し、不正を生み出している。
厚生労働省は広告規制を見直した上で年内にも指針を作成し、適正広告との線引きを明示する。

 接骨院で骨折や捻挫(ねんざ)などの施術に当たる柔道整復師やあん摩マッサージ指圧師、鍼灸師は国家資格で、広告を掲示する場合、
その内容は住所や氏名、業務の種類などに限定されている。違反すれば30万円以下の罰金を科す罰則もある。