医師の同意書を偽造し、仙台市から国民健康保険の療養費をだまし取ったとして同市のマッサージ師らが詐欺容疑などで逮捕された事件。
容疑者は市に対して保険適用分の施術費の請求を、患者に代わって行う「代理受領」という制度を悪用したとみられる。
同様の不正は全国的に見られ、市は未然防止に向け、患者に療養記録を確認してもらうなどの仕組み作りを始めた。

 詐欺と有印私文書偽造・同行使の疑いで逮捕された同市のマッサージ師の男(58)らは2014年8月、市内の70歳代女性に施術したとして、
実在する医師名を書いて偽造した同意書を市に提出し、同10月末、療養費として約12万円をだまし取ったとされる。