>>335
大腰筋そのものに鍼を刺すのは鍼灸学校の学生でも出来る。

ただ腰痛の原因が大腰筋にあるのかどうかとか、その鍼灸師が腰痛をどういったアプローチで考えるかで実際に刺鍼するかは別。

俺はほとんどの腰痛の患者さんは刺激源がヘルニアによるものであれ変形性腰痛症みたいに骨の加齢変化などによるものであれ
まぁ一応鑑別診断はして骨、筋肉、神経で分けて骨、神経が除外出来れば筋・筋膜性疼痛として説明、治療するが、
その疼痛部位、トリガーポイントが大腰筋にあればそこに刺鍼するし、他にありそうならそこは刺鍼しないし、

あとはこれ大事だが患者さんが鍼刺されられるか?日本語変だが響きや痛みに敏感で深刺し出来ない人は深部への刺鍼はまぁ避けて治療できれば患者さんへは優しいよね。
ただ不思議と鍼響に敏感な人は深部の痛みとかあんまり訴えないんだよね。

逆にヒビキマシマシビリビリで、っていう患者さんは意外と難しい。
俺はオーダーされれば出来るだけ患者さんに受容的共感的に接するから、「大腰筋が原因っぽいんですがー」とかやってくれと言われればやるけど。

てか自分で腰痛い時に鍼してんの腎臓まで届いてんじゃね?的な気持ちもするけどw

あとは何で大腰筋が気になるかの原因によるね。
ネットでそれを見た、っていうレベルならこっちでもう一度症状から年齢やら生活環境やら考慮して鑑別診断して見るし
学生でトレーナーにそこの筋が硬いと言われたというとかならぶっちゃけ俺にはワカンネレベル。

以前、近所の陸上やってる大学生の患者さん診たけど、あれ腰痛だっけな?背中だっけな?
まぁ痛みが出てる疾病レベルなんで対処できたけど、自覚症状なくてパフォーマンス上げてくれってのは症例数少ないから自信ないね。
カーリングの女子選手で大腰筋きになるーとかならそだねーとかもぐもぐしながら治療するけど。