東日本大震災の某避難所で災害支援してきた身として言わせてもらうと、

・柔整師は個人でいきなり被災地に行っても手が出せない。個人じゃ動けない。
  公的に認められた団体で参加して、その団体は参加者の身分(有資格者かどうか)を証明する責務を負う。 自分は社団メンバーとして参加した。
 無資格整体師が個人で来て「一緒にやらせてくれ」と言われたが当然断った。身分を証明出来ないから。

・支援やボランティアといえど自分のやることについては仕事のときと同じ責任を負う。
 どの患者さんにどんな治療をしたのか毎回記録に残す。

・柔の業務以外でも病気や健康について聞かれたら看護師やドクターに伝言しなくてはならない。「ぼくわかりません」は通用しない。
 避難所・被災地でも医療ボランティアの主役はドクターやナース。連携が大事。

・避難所でも「足腰痛い」「肩凝った」な被災者の対応が一番多い。

・一回とか数回だけ自己満足で参加するのは不適切といわれている。
 被災者は避難所で生活しているのだから、その生活期間フォローし続ける覚悟が必要。
 原発事故で福島から関東に逃げてきた被災者が生活していた避難所に約2年間ボランティアを続けた団体があった。