きのう本屋で「よくわかる長野式治療」をみつけた。
長野式の本としては創始者が書いた2冊の本以来20年ぶり位で息子さんが書いたものだ。

パラパラと見たところ、既刊の2冊を抜粋して簡単に説明した初心者向けの内容で目新しいことは
目に付かなかった。

代表的な脈状の説明はあったが上で話題になった胃の気の脈の説明はなかった。
長野式で胃の気の脈を診るときのイメージとして流動性という表現が良く使われるが解釈が分かれ
るところなので、まずはその説明が欲しかった。

長野式といえば松本さんのイメージがあるが彼女は本は出さないのだろうか?

長野式の発表から20年以上もたっているのだから、たとえば各処置法は実際にその名のとおりの
生理現象を誘発することができているのかなど、日本鍼灸のスタンダードをめざすならその検証を
しっかりすべきだと思う。

で、結局立ち読みで済ませてしまったが、次に期待したい。