■長野式鍼灸治療法 2処置目の2■
仰向けでの処置はこの程度だと思います。腹臥位での治療は冷えと下腹に集中した圧痛などから八りょう穴の圧痛部に灸頭鍼。右隔兪の緊張or圧痛があるようであれば左会陽。その他、脊際の圧痛があればそこへ脊柱にむけて刺鍼でいいと思います。
あと魚際の反応がとれにくいときは志室がカチコチことが多いので志室を緩めてください。
これは勘ですけど、たぶんメインとなる処置は扁桃と下垂、骨盤うっ血だと思います。 ありがとうございます。扁桃処置、オ血処置は大事だと思いやっていますが、その時は取れるのですが1週間後には同じように圧痛があるのでその繰り返しです。
やはり、灸をしないとダメでしょうか?その人に灸を勧めるのですが拒否されますのでできません。
以前は低血圧だったようですが最近はそうでもなく前回も119/72でした。
下垂処置とか頭部オ血とか・・・いろいろありがとうございます。日曜にいらっしゃるのでできるところからやってみようと思います。 >>527
唐突に横からですけど
最初は1週間ではなくて2・3日後に来てもらわないと
なかなか効果の継続ができないことが多いです
どうしても来られない場合は皮内鍼を渡して貼ってもらうか
>>523では魚際と天牖の圧痛があるため灸が手っ取り早いですよ
皮膚直前で燃え尽きる直前に先生が指で揉み消せば跡になりません
灸の効果は扁桃・免疫にはとっても強いです
とくに尺沢、曲池、手三里のあたりで圧痛とガム状の塊に
垂直刺か手先に向けて雀琢を丁寧にやってみてください
声帯に関しては年齢にかかわらず免疫に難がある場合がすごく多いです >>528
ありがとうございます。
実は、この人は7月からいらしていて9月までは週2回でしたが以前よりは良くなったのと
お金のこともありまして週一になっています。
それまでにもっと効果を出せてないのがいけないのですが・・。
臍の4,8時には皮内鍼をしています。
やはり、魚際、てんゆうは灸が必須なのですか・・・。
「皮膚直前で燃え尽きる直前に先生が指で揉み消せば跡になりません」そのやり方でも良いんですか、ご本人に伺ってみます。 525さん、528さん
先ほど施術しました。扁桃処置でてんゆう、曲池(魚際の圧痛改善をターゲット)に雀啄置鍼。
胃の気三点、中封(左大巨をターゲット)、尺沢に置鍼。フクリュウ(臍4時の押圧痛
軽減をターゲット)ユフの置鍼をしました。
左右大巨の圧痛など臍の以下の下腹部の押圧痛はほとんど取れましたがチュウカンは残りました。
臍中心の圧痛があまり改善せずあるので4,8時に置鍼して皮内鍼。
この人は左志室辺りに硬いコリがあるので下垂処置として両側臥位で京門、生辺、大腸愈を雀啄しました。
それから、腹臥位で大椎の置鍼、特に左上陵、次陵あたりに押圧痛があるので骨盤うっけつ処置として両方の同部位に置鍼して遠赤を当てました。
それから、右隔愈だけに押圧痛があるので左会腰に2寸5を左LからT下部の骨際の押圧痛の改善を度として置鍼しました。
術後は、身体は楽になり、足の冷えも取れたとのことですが、先週から始まった花粉症のせいか喉の声帯に響くラインの違和感が少し残っておるとおっしゃっていました。
てんゆう、曲池に施灸の同意を求めててんゆうから半米流をしたのですが燃えきらないうちに熱い!とのことでダメでしたので電気温灸でてんゆう、曲池、ふくりゅう、ユフに5回ずつ施灸しました。
もともと、もぐさの臭い自体が受け付けない人なのでマスクを用意してから施灸するほどの人なので施灸は難しいかもしれません。 >>522先生
とても丁寧にレスいただき、大変ありがとうございました。お言葉に甘えて、
高齢の方の場合は身体に触れただけやごく軽い擦診だけでも不随意反射を起こす方も多いですけれど
これらの方の場合にはどのようにされていますか? 長野式でいえば筋緊張緩和処置や副交感神経処置になるのかな?とは思うのですが。 530です。今日、いらっしゃいました。結果はあまり改善しませんでした。
週末には喉の声帯付近も痛みを感じるようになったとのことです。
腹部は硬く張っていてどこも押圧痛がありました。
ご本人いわく、仕事が忙しかったのと花粉症(鼻水、目がかゆい、喉がいがいがする)などが影響
したからでしょうか?という事ですが私はそうではないと思っています。刺鍼角度、取穴に甘さが
あるのだろうと感じています。
施術中に思うことは胃の気を出すために三点辺りを丁寧に雀啄するのですが少ししか出ない。
次回、来院時には全部沈になっていることです。左中封、尺沢やてんゆう、曲池で雀啄、置鍼して
痛みがほとんど消去しても次に来院すると戻っています。
今日は教えてくださった下腿の腎経の穴で臍8時、4時の変わるところを探しましたが今回は大腿内側の
押圧痛部を探して置鍼しました。それで結構、腹部が緩みました。
他は、前回同様に下垂処置、左会腰(2寸5の置鍼)、鼻に(きょう会に置鍼)などをしています。
胃の気、臍、腹部の押圧痛を緩める・・・何か今の状況を見直すアドバイスを
いただければと思います。 扁桃を処置することで胃の気を出す、オケツを処置することで胃の気を出すすべての
処置法は胃の気を出すために処方されるという考えが希薄なんじゃないかな。
さらに気の身体観、世界観はしっかりしているのかな。
これらがしっかりしてないと各処置法は単発の局所治療になってしまい、もともと胃
の気が充実している患者には即効で効果を上げるけど持続的なストレス状態や虚弱な
患者はお手上げになるよ。 >>533さん
ご返答ありがとうございます。
扁桃処置の重要性と言う観点の認識がおっしゃる通り深くないのかもしれません。
扁桃の処置で格段、症状が改善する例を何度も経験しているので再考します。
「さらに気の身体観、世界観はしっかりしているのかな。」この事をもう少し詳しく
教えてもらえないでしょうか?
私は、10数年前に2年ほど毎月の京都の講習会に参加していましたが壁に当たってその後、他の方法をやっていました。
でも、最近やはり長野式の方法に戻ってそれまでの経験も加味してやっています。
それまでの壁もおっしゃるような概念の認識も足りないのだと思います。
なんでも良いので思いつくところを教えていただければと思います。
よろしくお願いします。 >>534
気の身体観がしっかりしているというのは長野式は気の概念が中心でその処置法は気を操作
することなので古典医学の臓腑経絡システムを単に知っているというだけではなくて実感体得し
ている必要があるということです。
なぜなら処置法はそのシステムのなかで機能するからです。
現代医学的身体観のままでも処置法は使えますが、たとえば胃の気三点で胃の気を出そうと
がんばらなくてはなりませんし効果も効率もわるいです。 >>535さん
わかり易いお話ありがとうございました。
そのあたりが重要なのですね。何となく足りないもののイメージが理解できます。
明日、またいらっしゃるので前回の施術がどうだったか気になるところです。 >>486先生遅いレスですが
脈診は必要です。参考になるかわかりませんが長野先生の記したページをご覧ください。
http://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=28&ved=0CEoQFjAHOBQ&url=http%3A%2F%2Fwww.naganoshiki.jp%2FQApdf%2FQA16-18%2F006myakuQA.pdf&ei=K576VK7fBoyC8gWOk4CwBQ&usg=AFQjCNFJD7r82H8ZXw6b3Jrbz2zotCx8Rg
脉状は、頭で理解したり、理屈を考えるものではありません。まさに指が触れた時の第一印象、感覚です。
あえて言えばイメージだと思います。 まず自分の最初に感じた、感性、イメージを大事にしてもらいたい、そして、先達の所見と 照らし合わせてみる。
長野潔には師匠がいませんでした。
患者さんが(色々な症状を訴える患者さんが)師匠でし た。私も手取り足取り教えてもらったわけではありません。
先代がカルテに書いている脉状 を見て「あーこれが緊か!」「これが弦か!」「ほー血虚というのはこういうものか!」と自分で体得していきました。
長い道のりだった気がします。
患者の体の概要を知って、何かで治療方針にしていきたい、その為に脉を自分のものにした いという思いが強かったら、まず何はさておき脉状を診ていく事です。
患者さん、家族、セミナーに参加されている先生方、とにかくかたっぱしから診ていく。 「習うより慣れ」と言われますが、まさにそうです。
診ることで何となくイメージとして判ってくる、判れば楽しいものです。そのうち好きにな ってきます、好きになればどんどん判ってきます。
脉状が判れば治療が楽しくなりますし、その患者の生活が見えてきます。 >536です。
先週と今日といらっしゃったので経過を書きます。
前回、のち施術頃からか・・・胃の気が少し出ているような感じです。ご本人も
脈を私のマネをして診てるようで以前は感じられなかった拍動を感じるとおっしゃっています。
声は以前よりは出ているのですが相変わらず1週間は持たないようです。喉の痛みも
以前よりは軽くなっているようです。以前は、痛くなると飴を舐めていたようです。
痛み止めもほとんど使わなくて良いようです。
前回、教えていただいた方法で扁桃処置、オ血など灸治療の代替として温灸器を3〜5回熱い!を度として
繰り返ししたのが良かったのだろうと思います。
臍の周辺のドーナッツも少し小さくなっているように思います。
今回、教えていただいた扁桃処置と灸のセットは他の難治性の患者さんにも
改めて灸を加えたのですが鍼だけの時より効果がありました。
535さんのお考えはやはり、根本的に私に足らなかったものなんだなあと感じております。
ありがとうございました。 >>537
脈診ってどうなの?っていう問題があるよね。
べつに科学的にどうのということではないんだけど、頭の中でしっくりこない。
なんでトウコツ動脈の拍動で全身状態を診られるのか・・・
難経のはじめに書いてはあるんだけど・・・
全身の気の状態がトウコツ動脈の拍動に現れていると言うんだけど、気は全身をながれていることになっていて直接
五感では感知できないとされているのにトウコツ動脈の拍動に現れている気はなんで感知できるんだろう?
この辺は根本的な問題だと思うんだけど脈診をして入る方はどう考えているんだろう? 長野式は脈状を主体としてるからなぁ。六部もみてるけど、寸口と尺中の浮沈、関上は脾の緩脈くらいか。理屈はわからんけど、言われるとおりに脈に現れてることが多いから参考にはしてる。
仰るとおり一本の動脈でなんでこんな見方するんだろう?という疑問はもってます。 トウコツ動脈の拍動は気の流れが拍動させているわけではないことを私たちは知っているわけです。
だから拍動自体ではなくて拍動に含まれている?現れている?気の流れを検出しなければいけないわけで拍動自
体は雑音でしかないと思うのですが、脈診のどの説明本をみても拍動自体を気の流れとして扱っています。
脈診をしている方はこれで納得しているんだろうか?もちろん医学的な説明は無理にしてもリクツというか考え
方はあるんだろうか? お聞きしたいのですが
皆さんは新患へ長野式の治療を始めるあたって
問診、脈診は当然として、圧痛や緊張を見るに際し
先ず、どのような流れでどれほど撮診なりをしますか?
お腹からみていきますか?そして全身くまなくとまでは
いかなくても、相当数の圧痛を探すためにポイントそ圧しますか?
判りづらかったらすみません。 脈みて、腹みて、火穴みて、背中みて、仰向けに戻して開始 明日のセミナーの会場
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肩甲内側と大転子の対応は自分でも忘れかけていて
今朝一番の患者さんに使用したところ著効がありましたね
昨日のメモと長野先生の本を、いま一度読み返してみます! >>551
良かったとは思う。
ただ、今まで終了予定時間を大幅にオーバーして延長していたのに、今回はほぼ5時に終了したのは残念。
飲み会も大事だとは思うけど、最後のモデルは15分で終わっちゃったでしょ。
片道5時間かけて来たのに、1時間ぐらいは延長してほしかった点がとても残念です。 大宮でやっていた頃は1時間くらいの延長は普通だったんですよねえ・・・ 松本先生の著書の第3巻はいつごろ出るのか、ご存知の方いますか。 >>552
懇談会でききたいことを尋ねるといいと思います。 やや古いですが大阪セミナーです
2行を継ぎ足して見てください
http://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&frm=1&source=web&cd=5&ved=0CDMQFjAE&url=http%3A%2F%2F
www.naganoshiki.jp%2FQApdf%2FQApdf25%2Fosaka-m251124.pdf&ei=4JRBVZy5OOSxmwWEz4GgDw&usg=AFQjCNE7yPjofay_63sJTw_8S1t2FEGY2w&bvm=bv.92189499,d.dGY 大宮セミナーや京都が受講料、3万! 松本枝子氏のDVDが4万!なのか。
キコと村上はあることでもめて、組織は分裂していると聞いている。
キコ氏の周りにはビジネス本位の人間が取り仕切り、アメリカ、ハーバード大学という
殺し文句で、人のいい日本人に付け込み、治療家集団というよりハゲタカのような金儲け集団に
成り下がっている。
受講生のみなさん、そろそろ目覚めてもいいのでは!
上記の金額は鍼灸師相手の相場では考えられない! >>560
キャンセル待ちみたいです。
問い合わせてみては。
>>561
大宮の講座はそんなに高額じゃないんですが。 キイコと別れた旦那は彼自身で、セミナーを開催して金儲けしているらしい。
カゲタカが他にも居たか。 経絡で十分だけど長野式も知ってて損はないってレベル
貧乏鍼灸師はせいぜい藁に縋ってるしかないな 犯罪者 中野隆一「なかのりゅういち」
美容室 ブルーム コスタ 赤羽 デコラ 池袋 カレン 川口 社長
上記人物はお客様の事を偽証申告して逮捕状をとる
共犯 遠藤孝輔「えんどうこうすけ」
意識の革命家 ザーマスターキーIII
美容師 美容院 中野隆一の店 フジテレビ 荒川区在住
散髪 ヘアメイク ホットペッパービューティー とらばーゆ
タウンワーク アシスタント レセプション 胃の気の脈について教えて下さい。
流動性のない脈とはどういう脈なのかがわかりません。
その場で打っているという感じ?
文で分かるのであればお願いします。 中脈を350gから400gの圧で押さえたとき寸関尺それぞれで弱く浮いているような脈。
寸関尺同時に押さえたとき一つの脈としてまとまらない脈。
流動性のない脈を検出しようとするよりは健康な人の胃の気をたくさん診てその違和感を感じた脈として
とらえるほうがよいと思うな。 胃の気の脈を表現することは難しいね。基本は浮でも沈でもない中脈。
とにかく脈を診ていくしかないが、意識して中脈を診てください。
イメージとして捕らえた方が分かりやすい。川の流れのように淀みなく
流れているのが通常の平脈。そこに淀みがあって、勢いが弱いのが流動性の
ない脈ですね。
これは頭でなく、体で覚えるしかないですね。
詳しくは長野式臨床研究会の基礎セミナーへどうぞ。 警察による税金を使ったいやがらせ犯罪、集団ストーカー。犯行内容
盗聴、盗撮、尾行、待ち伏せ、家宅侵入、窃盗、器物破損、風評のばらまき、就職妨害、リストラ工作、
暴走族や暴走大型車両による騒音攻撃の繰り返し、住居周辺での事件のでっちあげ、音声送信の強要、
電磁波による触覚攻撃、思考盗聴、無言電話、無実の人間を犯人にでっち上げ、ヘリによる威嚇、殺人、
メディアを使ってのほのめかし、パソコン遠隔操作で対象者のパソコン内部データをいじくる。
こういった犯罪組織に人を逮捕する権限をあたえているという、今の日本は恐ろしい国になっている。 帯脉は長時間の雀啄で効果が出て来るみたいです。
最近の臨床で帯脈をよく使っていますが
耐えに耐えてと言う感じで2分以上雀啄を続けると
ある時点でフワッと幹部が緩むことがありまして
今までなかったような効果が何度か出ました。 寝違い・ぎっくり腰・腱鞘炎には
免疫処置と胃の気と副腎処置と気水穴処置を確実にやれば、という条件が付きますが
帯脈が効きますね
治癒率6割くらい、ですかね きのう本屋で「よくわかる長野式治療」をみつけた。
長野式の本としては創始者が書いた2冊の本以来20年ぶり位で息子さんが書いたものだ。
パラパラと見たところ、既刊の2冊を抜粋して簡単に説明した初心者向けの内容で目新しいことは
目に付かなかった。
代表的な脈状の説明はあったが上で話題になった胃の気の脈の説明はなかった。
長野式で胃の気の脈を診るときのイメージとして流動性という表現が良く使われるが解釈が分かれ
るところなので、まずはその説明が欲しかった。
長野式といえば松本さんのイメージがあるが彼女は本は出さないのだろうか?
長野式の発表から20年以上もたっているのだから、たとえば各処置法は実際にその名のとおりの
生理現象を誘発することができているのかなど、日本鍼灸のスタンダードをめざすならその検証を
しっかりすべきだと思う。
で、結局立ち読みで済ませてしまったが、次に期待したい。 576さんはよくわかる長野式治療を店頭でパラパラ読んだ感想を
述べているようだが、人の本の批評をするのにこの程度の読みでは失礼だろう。
初心者向けで、図表が多く比較的分り易いと思う。
各処置は生理現象を誘発をするのかと疑問を呈しているが、症例を読むと処置の効果は
検証されているようだ。
松本氏のお弟子さんでキーコスタイルを分り易く解説出来る人はいるのかな?
期待しましょう。 たんなる感想だよ、パラパラ立ち読みで批評なんかできないでしょ。
それに、各処置法の効果に疑問を持っているわけではなくて各処置法ごとの検証が必要だと言ったのは久しぶ
りに長野式の本を読んでバイオエレクトロニック医学の記事を思い出したんだな。
神経を刺激すことで誘発される神経シグナル経路の活性、不活性で炎症反応を抑えたり、血糖を制御する研究が
進められているが、長野式にも消炎処置や血糖値調整処置があるわけで、バイオエレクトロニック医学の手術を
必要とする方法に比べ非常に簡単なので実際の各処置法の効果の検証が進めば鍼治療の大躍進に繋がるのではな
いかという話だよ。
ま、今後に期待だね。 バイオエレクトロニック医学なぞ、鍼灸師が知っているかい。そしてこの医学は実験的な検証段階じゃないのかい。
それを鍼灸治療法にあてはめるのは、チト厳しいよ。
検証をしていくことも大事だけど、鍼灸師の卵の学生がやっても再現性が出来るというという治療法は
過去のもあまりなかったよ。そういう意味では第三者が見ても画期的だよ。
開業鍼灸師が臨床で活用していることが多いと聞くよ、この長野式は。
臨床家にとって検証に特化していくのは一般的にはむりでしょ。
君みたいな勉強家や大学院生なら別だけど。 >長野式といえば松本さんのイメージがあるが彼女は本は出さないのだろうか?
2冊出してるでしょ。
日本語ではないけど。
3冊目ももうすぐ出るみたいですよ。
期待してます。 松本さんは2冊の本出してる?英語で?
彼女は日本人でしょ。なぜ、日本語で本を出さないのかな。
日本語で出すと、長野式をパクッテるあらが見えてくるからか?
それともアメリカ人相手に独自の自分の治療法と見せ付けるためか。
どっちにしろ、彼女自身のパクリでないキーコスタイルを日本語の本で
読んでみたいもんだ。分かってない脈診は省略していいから。
日本で高価なセミナーでしっかり稼ぐよりも、まず自分の日本語の本をでしょ。 >>579
>鍼灸治療法にあてはめるのは、チト厳しいよ。
そうかな、バイオエレクトロニック医学の記事を見たとき、これはもろ鍼治療だと思ったが・・・
まだまだ実験的な段階だけど一部の手法はすでに治療応用が確立しているわけで、パーキンソンや自己免疫疾患などの難病
に対する研究も進んでいるようだ。
神経反射が炎症を抑えるという発見は鍼灸にとっても朗報だ、いままでの症例に新しい解釈もできるだろうし、応用もできるだろう。
>580
松本さんの「明日からの臨床に使える鍼灸療法 1」というDVDをもっているけど非常にパワフルだ。
自身の知識と経験に患者を巻き込んでいくような、包み込んでいくような治療スタイルは参考になね。
もうすぐでるんですか?日本語がいいな英語を辞書と首っ引きで訳したとしても行間が読めないもんな。 >582
そこまで謂うのなら、まず君がバイオエレクトロニック医学の鍼灸治療への応用を
やってみたらどうか。推測と事実は違うよ。それと研究と臨床も根本的に違うよ。
君がやっているらしいキーコスタイルの治療でバイオを応用してご覧。
できないでしょ。言うは安く、行うは難しか。 >>581
日本で出せるならとっくに出してますって。
松本先生の著書の英語はそんなに難しくないから
自分で買って読んでみるといいです。 >>584
>日本で出せるならとっくに出してますって。
何を言ってるか、意味がわからん。じゃあ、なぜ日本で出せないの?
出すと自分か或いは他に不都合があるから?
I社から立派なDVDをだしてるのに、日本語の本は出してない。或いは出さないという
戦略か。日本人は逆輸入に弱いからね。とっくに出せないわけがあるのかい。 >>586
こんなのがいるんだな。情けない。英語が読めたからどうしたの?
問題のすり替え。日本語が読めてないよ。 >>574>>575さんに聴きたいです。
帯脉の刺鍼は深さどのくらいでされていますか。
硬結に当たるところで雀啄ということになっていますが、鍼柄近くまで入っても硬結に突き当たらないことがあるんです。
このこ硬結とは内外腹斜筋とのことですが、腹斜筋を緩める以外にも帯脉の効果は考えられると思います。
雀啄は長時間というのは長野先生ご自身もおっしゃっていましたが、そのへんが臨床でどうなのか伺いたいです。 >>588
574ではありませんが、帯脈の刺鍼効果は本にも詳しく載ってますよ。 >>583
日本語すら誤字なのだから英語は無理だよな(笑) >>590
どこが誤字なの。指摘してほしいね。それとあなたね、しつこいよ。
英語が読めることとそれを理解していることは違うよ。理解しているかい。
松本氏がなんで日本語の本をださないの。
これに答えてご覧。末端会員だから無理かな。 >>591
言うは易くだよ。
指摘されてもわからなかった己の頭の悪さがわかったかな?
あと、俺は前のレスの人とは別人だから(笑) >>590,591,592
おまえらいい加減にせいや。アホが3人か。
低レベルの争い。おまえらこのスレから出て行け!
目障りだ。 腹斜筋は深く刺さないと到達しないです。
3センチ程度ですか。 >>593
591のなりすましか?
間違いを指摘されたからって顔を真っ赤にして書き込んじゃダメじゃないかな。
とりあえず591は己の間違いを認めようね。 >>596
いくつか前のレスすら読めないお馬鹿さんかな? >>597
どこが間違いか、指摘してご覧。逃げるなよ。 >>583
推測と事実の違いなんて確かめてみてはじめて分かるんでしょ。
研究と臨床は根本的に違うってねぇ・・
開業鍼灸師にとって研究と臨床は同義とは言わないが、それらに明確な境界はないよ。
やりもしないでできないだの、言うは安く行うは難しだの言ってたんじゃそれで終わりでしょ。
まぁ、はなっからできないと決め付けている君に言ってもしょうがないんだろうけど、いくつか開発したよ。
たとえば長野式風に言うと「前頭前野気流促進処置」これはもううちでは定番だ。
長野式は自然治癒力の阻害要因を気流のほか水分とか炎症とか神経などにわけているけどうちではこれらはすべて気の変動として処置している。
最近は中枢感作に対する処置を研究していて翼突筋除痛療法を参考に気の変動に据えなおし処置法を模索中だ。
中枢感作といえば線維筋痛症で有名になったが、他の慢性症状の中にも中枢感作が関与しているものが沢山あるのではないかと思っている。
手術後の慢性疼痛や掌蹠膿疱症の患者に協力してもらって効果を見ているが、まだ天気が悪い割には楽だという
程度の評価しかもらえていないがそれなりの感触は得ている。
長野式もそうだが気の治療というのは可能性は無限と考えていた方が結果につながるよ。 >>598
いくつか前のレスすら遡って読めないのかな?
文盲かな?
かんじのつかえないぼくちゃんはまずはかんじのれんしゅうからはじめるといいでちゅよ。
プライドだけ無駄に高くて中身のない人間の相手は本当に疲れます。
他の方、スレ汚し申し訳なかったです。 >>599
すごい研究をしているね。もしかして、医道の日本今月号の記事が出ているK県立
精神医療センターの関係者かい。鍼灸師の範囲をこえてるねえ。
しっかり研究して、世間に公表してくれ。
序でにいえば長野式には前頭前野気流促進処置という名前の処置はないよ。
こっちも正確に勉強してな。 >>600
どこが間違いか、指摘してご覧。この問いに答えてないよ。
人を誹謗中傷して、逃げてるだけか。 >>588
かつて医道の日本に長野先生が
寄稿されていた「帯脉考」に書かれていましたが
いきなり使っても効果は大きくないそうです。 >>602
まだわかんないのかな?
間違っているところすらわからないのかな?
そんなに日本語が不自由なのかな?
本当に呆れたンゴ。
優しい誰かが教えてくれるのを待つか、自分で書き込みを百万回くらい読み直してみたらどうかな?
ちなみに間違いはきちんと指摘されてるンゴ。 >>604
また、逃げたね。結局指摘できなかったか。
カス以下だな。人を誹謗中傷して喜んで、悦に浸っている。
いい性格してるわ。
無駄な神経を使ってしまった。 何かどうでもいいことの応酬みたいですが
技術的な書き込みが読みづらいからやめてくれませんか。
>>603
すいません、それはどこかで見られますかね
帯脈考で検索しましたが、長野先生の論文には行き当たりませんでした。 >>601
>序でにいえば長野式には前頭前野気流促進処置という名前の処置はないよ。
よく読んでくださいね。
>606
医道の日本平成6年11月号にありますよ。 やけにスレが伸びてると思ったらいつものキチガイが暴れてたのか。 横レスだが、帯脈考は平成6年11月の医道の日本に掲載された。 >>609
21年前ですね。よく本を保管してたですね。
殆どの人は知らないから、ダイジェストで引用してくれませんか。
帯脈の使う条件が書かれているのでしょう。 平成6年11月号通巻603号の23ページですね。
まだ医道の日本がA5版縦書き右表紙だったころ。
タイトルは「帯脉考」ではなく「帯脉」考 となっています。
最初のところだけ引用すると
はじめに
「帯脉」が鍼灸臨床上鋭い偉効を持っているということに度々遭遇した。
成書には腰の冷えとか腹痛、帯下等に効くとなっているが、ただ単にそういうことではなく
上肢・下肢の痛みや炎症を取るのに、また腰の痛みや頸・肩・背の痛みを取るのに
非常に優れた効果が見られる。特に躯幹の捻れによって起こる上・下肢の痛み、なかでも
肩関節や膝関節の痛みや運動障害に著効を奏する。「帯脉」はその他にも様々な症状を改善するのに用いられ
臨床的応用価値の大変高い経穴であることがわかってきた。そこで「帯脉」について私なりに研究し理解したことについて発表しようと思う。
以下略します。 >>612
ありがとうございます。
貴重な文章ですね。帯脈の臨床的な効果に初めて注目した内容で
おそらくこれ以降、取り上げる鍼灸師が広がって行ったのでしょう。 >>612
有り難うございます。
レス番が分かれてもいいので全部書いていただいていいですか
ぜひ読みたいのでお願いします。 >>614
全部書くと膨大になるよ。そこまで要求するのはどうかと思う。
医道の日本に問い合わせて、コピーしてもらったら。 OCRにかけてそのままです、校正はしていないので想像力をはたらかせてください。
はじめに
「帯泳」が、鍼灸臨床上鋭い偉効を持っているということに度々遭遇した。
成書には腰の冷えとか腹痛、帯下等に効くとなっているが、ただ単にそういうことではなく、上肢・下肢の痛みや炎症を取る
のに、また腰の痛みや頚・肩・背の痛みをとるのに非常に優れた効果がみられる。
特に、躯幹の捻れによって起こる上・下肢の痛み、なかでも肩関節や膝関節の痛みや運動障害に著効を奏する。「帯泳」はその他にも様々な症状を改善するのに
用いられ、臨床的応用価値の大変高い経穴であることがわかってきた。
そこで、「帯泳」につい・て私なりに研究し理解したことについて発表しようと思う。
「帯腺」の位置
この場所は古典的に述べると、甲乙経に季脇の下一寸八分とあるが、季脇というのは第十一肋骨の先端「章門」のことをいい、その「章門」から下一寸八分で腸
骨陵の直上、つまり「章門」と腸骨陵との間を「帯豚」としている。また、「帯泳」は奇経の帯豚と交会している場所でもある。
これを解剖学的に観察してみると、第五肋骨〜第十二肋骨の外面から起って腹桟部を通り鼠径靭帯にいく外腹斜筋と、腸骨陵
の外三分の二から起ってこの外腹斜筋の下を通り第十・十一・十二肋骨の先端に付着している内腹斜筋があり、「帯泳」は、こ
の外腹斜筋と内腹斜筋の腹横部における丁度クロスした部分に当たる。
そしてこれらの腱膜は、上は剣状突起から白線を通って下の恥骨結節までずっと続いて広がっている。
臨床上で「帯腺」を探す時には、例えば、右の 「帯豚」ならば右の上肢を上に挙げると腹桟部の筋肉が緊張する。
「章門」の下で腸骨陵の直上の特に緊張した部位を「帯泳」とし、これを「正中帯豚」 (「正中帯泳」というのは私がつけた名前であるが)とする。
上肢を降ろし、「帯泳」 (以後「正中帯泳」を「帯泳」とする) の前一センチ、あるいは肥満した人では二センチ程の場所を「前帯泳」、同様に「帯泳」の後方一〜二
センチ程の場所を「後帯泳」とする。
これは成書にはないが「帯豚」と共によく使用するので私が創ったものである 「帯腺」の刺鍼の前に
「帯泳」にいきなり刺鍼しても「帯泳」の効果が充分に出てこないことがある。
「帯豚」の効果を充分に引き出すためには、刺鍼する前にいくつかのチェックが必要であり、それによって前処置をすることになる。
まず先に、患者が「細・沈・遅」というような泳状で、非常に衰弱して疲れきっている、あるいは回復力や自然治癒力が低下
しているような場合には、「帯泳」に刺鍼する前処置として両側の「照海」、「愈府」、「尺沢」 に寸三・二番ないし三番鍼で十五分間の留鍼をしておく。
そうすると自然治癒力が増大して「帯泳」 の刺鍼がより著効を表す。
泳状が「細」豚であるときには、ほとんど 「中泳」、いわゆる「胃の気」の泳が乏しい状態にある。
「中泳」が乏しいとは豚に流動性が乏しいということである。この場合は胃経(「胃の気」)三点、すなわちはぼ「足三里」の高さで脛骨の外側直際、同じく「豊隆」、
姦溝」の高さの脛骨外側直際の三点に寸三・二番ないし三番鍼で五ミリから一センチ程刺入し補鍼して豚の流れるのを待つ。
つまり流動性のある「中泳」の出てくるのを待つということである。
「中泳」が出た後、もし泳がまだ細いならば「血虚」 があるということである。
「血虚」というのは血管が収縮している状態であ透から泳診ですぐわかる。
特に女性に多く、血管が収縮して血液の流れ方が非常に弱いという循環障害を起こしている場合である。このような時には「陰陵泉」に鍼を比較的深く、およそ三
センチ程刺入し補鍼する。
そうすると泳が出てくると同時に頚の付近の筋肉が軟らかくなってくる。
それから「血海」に同じように比較的深く補鍼をする。
それを済ませて豚をみると、豚の幅が広くなり血液の流れが改善されていることが泳状診をみることによってわかる。
また「血虚」 の場合、「陰陵泉」、「血海」にする代わりに「上太白」 (長野式「太白」) に補のタッビングを充分行っ
ても同様の効果がある。
以上のことを済ませた上で「帯泳」に鍼をすると、「帯泳」の効果を充分引き出すことができるのである。
※「上太白」 (長野式「太白」)…正規の「太白」から第一中足骨の骨底部に向かって擦上し、骨に当り止まったところ。つまり 福一中足骨の骨底部の内縁。
「公孫」 まで はいかない。 「帯腺」 の刺鍼の方法
最初に両側の 「帯泳」 の緊張の度合がどちらが強いかを調べる。
健側と患側を同時に調べると通常は患側の方の緊張が強いのですぐ分かる。
そして緊張の強い方の 「帯泳」 に刺鍼する。刺入角度は皮膚に対して垂直に刺鍼する。
「帯泳」は、痩せている人は別であるが、脂肪層が厚い人が多い。その脂肪を刺し貫いて脂肪層の奥にある硬い筋肉層、つまり
内・外腹斜筋に当るまで刺鍼する。その硬い筋肉層に当らないと効果がない。
特に肥満者は脂肪が厚いので注意する。
比較的長い鍼、寸六・四番鍼で四センチ程度、あるいはもっと脂肪層の厚い人は二寸・六番鍼でそれ以上刺入する。通常、仰
臥位で刺鍼することが多いが、それで効きにくい場合には坐位をとるか、あるいは椅子に腰かけさせて刺鍼すると効果があがる。
刺鍼してすぐに症状が消失するというのではなく、刺鍼してそこで微量雀啄をする。
そして、雀啄している時に、例えば、頚が回らないのは、頚が回り始めるまで、膝が痛い場合には患者に膝を曲げさせてみて、
痛みが取れるまで雀啄を続ける。あるいは、手が挙がらないのは、手が挙がってくるまで、肩関節が痛い場合には肩関節の運動を
させてみてその運動痛がなくなるまで「帯泳」に微量雀啄をしながら補鍼をする。
この時は、「帯泳」にいささか食い下がるように刺鍼すると嘘のように痛みや運動障害等が取れることが妙である。
従って「帯豚」の刺鍼がうまくいった場合は肩関節なり膝関節等の症状が即効的に驚く程よく取れる。
「帯豚」一点だけで取れにくい場合には、「帯腺」、「前帯豚」、「後帯泳」と三ヶ所に刺鍼すると効果がよりはっきりする。
そして、痛みが取れたならば、静かに吸気させ、吸気しているうちに抜鍼をしてすぐあとを閉じる、いわゆる吸気抜鍼をする。
「帯腺」はなぜ効くのか 過度の運動障害とか、あるいは事故、長年の生活習慣等によって躯幹が捻れてくる。
つまり、捻れ、捻転、英語でtOrSiOn、を起こすことになる。この捻れによって腹筋が腹直筋を含めて前腹筋、側腹筋すなわち
腹横筋とか、内・外腹斜筋も捻れ、すなわち捻転を引き起こす。前腹壁は概ね緩んで下に下がり、内・外腹斜筋も前下方に緩ん
で下がるようになる。従って、後腹壁の腰方形筋、大腰筋、腸骨筋等はすべて前方、つまり前腹壁の方に引っ張られるので緊張
してくる。そうすると背部の諸筋の広背筋や僧帽筋、脊柱起立筋、つまり最長筋やら腸肋筋等もすべて緊張してくる。
あるいは、人間は加齢と共にどうしても筋肉が緩んでくる。特に前腹壁の筋が緩んできて前方に下がってくる。
すると当然側腹部の筋肉も下に引っ張られてくると前述と同様の結果になる。 もう一度言うと、前腹壁の諸筋は緩んで、後腹壁の諸筋および背腰部の諸筋は緊張してくる。
臨床的にこれらは躯幹の捻れによるものであり、だから当然内・外腹斜筋が捻れてくる。
そこで内・外腹斜筋の交差部位である「帯泳」 に補鍼することにより前腹壁の筋肉の緩みは適当に緊張し、そして、逆に緊張している後腹壁の筋、前述した腰方
筋や大腰筋、腸骨筋等の緊張を取り、これに関連した腰背部の広背筋、僧帽筋、それに脊柱起立筋等の筋肉がはぐれてくる。
そうすることによって上肢や下肢に関する諸種の痛みや運動障害等の症状に即効的に効果をあらわすのである。
例えば、「帯腺」に刺鍼すると肩関節部の 「肩偶」部分の痛みが取れるということは、ここは僧帽筋の停止部なので、遍腺」
の刺鍼により僧帽筋の緊張が緩むとコ屑牌」部分の筋の緊張も取れてくる。
すなわち僧帽筋の停止部である肩峰突起の部分が緩んでくるから痛みが取れてくるということになる。
膝の痛みが取れるということは、鼠径靭帯が緩むことによりここを流れる大腿動脈等を圧迫することになる。
「帯泳」 の刺鍼により鼠径靭帯が適度に緊張してくるからそれらの動脈の流れも改善され、膝関節の内側部の血液の流れも改善されて膝の痛みが取れるという
ことになる訳である。
また、どの筋が一番捻れているかということを診るのは、外腹斜筋の場合は鼠径靭帯の処を母指を除いた四指の指頭で圧迫す
ると痛みがある。内腹斜筋の捻れのひどい場合には腸骨陵外三分の二の処、それに第十・十一・十二肋骨の内腹斜筋の付着して
いる部分を少し押さえてみると痛みがある。
また、両方捻れている場合には剣状突起の下、あるいは「鳩尾」、「巨閑」の部分を押さえてみると痛みを感じる。
そしてまた、「帯泳」穴を圧迫してそこも緊張して痛みを感じるような場合には内・外腹斜筋共に捻れがひどくなっているのである。
「帯泳」刺鍼の効果の有無の他覚的検索は、刺鍼する前に調べた圧痛、つまり「帯泳」 の圧痛と共に「鳩尾」、「巨閑」 の圧
痛等が刺鍼後に消失しているか、あるいは改善しているかを調べるのも一つの方法である。
この圧痛が消失することにより、腰痛症も上肢・下肢の痛み、頚の回らないもの等の運動障害等が嘘のように消失していく。
捻れのために下肢の痛み特に膝関節とか、足関節とか足底の痛み、あるいは上肢、肩関節や頚肩の痛み、それに肘関節、腕関節等の痛み、これらを二次的に
発症している場合が多いわけである。だから、結局この捻れを取るために「帯泳」 に刺鍼することによってこれらの痛みが消失していくのである。 症例
以上で「帯腺」についてご理解頂けたと思うので、最後に症例をあげてみたい。
症例は、臨床上数多くあるが、単純な腰痛症、たとえば内臓に全く起因しない運動障害や動作痛、つまり筋肉の捻挫等の運動器系としての腰痛症等の症例に
「帯泳」が著効を表すことは前述した通りで、それら
の症例は皆様に追試して頂くこととしてここでは省き、「帯泳」で意外な症状が消失した症例をいつくか述べてみたい。
症例一眼球痛
女性、六〇歳、和裁仕立業
〔主訴〕左眼球痛。
〔現病歴〕
以前より緑内障で眼圧が時々元進し眼球痛が起っていた。その度毎に当院を訪れ患側の「血海」に七壮、「陽輔」に二一壮の多壮灸で眼球痛は消失していた。
三四、五度もあるようなこの夏の暑さに、再び眼球痛が出現し眼科医で眼球神経痛との診断を受け治療したが、まだ少し眼球痛が残存し取れないといって来院し
た。
〔治療・経過〕
眼球痛は主に左が多く、今回もやはり左側であったので、いきなり「左帯泳」に刺鍼を試みた。患者は余り脂肪層が厚くないが、寸六・四番鍼を四センチ程刺入
し、脂肪層を抜けて筋層まで達するようにして、そこで雀啄を加えたところが「アッ、眼球の痛みが取れました」と言う。 「帯泳」で眼球痛が取れたのは今日が初め
てである。
症例二 境界型の糖尿病の左肩関節痛
男性、六十二歳、農業
〔主訴〕左肩が手を動かせない程痛む。
〔合併症〕境界型の糖尿病という診断を受けている。
〔所見〕肩関節に熟をもっている。
〔治療・経過〕
境界型の糖尿病なので、先に両側の「陰陵泉」に補鍼をし、その後患側の「帯泳」に補のタッビングをする。タッビングをしているうちに次第に一層関節の痛みが
緩和され、三分程続けるうちに痛みが全く消失した。この間、全く肩には治療をしていない(それから、伏臥位にさせ「脊中」に施灸をする。 その後少し痛みが戻る
というので、同様の治療を二週間に三回、灸は自宅で毎日して肩関節の痛みは日に日に改善され、運動痛も消失した。これは、糖尿性の肩関節炎を起こしたもの
と思われる。 境界型の糖尿病なので食事に充分留意するように指示して治療を終了した。 症例三 寝違い
女性、四十四歳、OL
〔主訴〕頚が痛く、硬くなって動かせない
〔現病歴〕
会社で毎日、一日中コンピューターを使い頚が凝って硬くなってきた。今朝起きると痛みと凝りで全く頚が動かないと言って来院した。
〔所見〕
泳状は「細・緊・沈」、「血虚」。胸鎖乳突筋、僧帽筋が硬くコチコチになっている。「肩井」、「肩外愈」も硬く凝っており圧痛が著明である。
〔治療・経過〕 先に「肩井」の凝りを取るために「陰陵泉」に刺鍼し、それから「血海」にやって「血虚」を取る。また、僧帽筋、「肩外愈」の緊張を取るべく「内陰」
に刺鍼し、補のタッビングをする。これらの緊張が改善した後、患側の「帯泳」に補のタッビングを約二分間程したところ頚の痛みがすっかり消失した。頚を左右
上下に動かしても異常がないという。
〔補足〕
頚が動かないということは、肩部の筋肉、胸鎖乳突筋、僧帽筋、あるいは「肩井」、「肩外食」、「肩中愈」等が非常に緊張したり、凝ったりしている場合が多いの
で、前処置としてこれらを改善させておいてから「帯泳」に鍼をすると「帯泳」の効果が一層著しいようである。 この症例は「血虚」に対して「陰陵泉」、「血海」で処
置したが、前述のように 「上太白」を使用してもよい。また、僧帽筋の緊張や「肩外食」、「肩中愈」等の凝りは、「内陰」の補鍼で非常によく取れる。* 「内陰」…
平田氏十二反応帯の足の小腸帯と腎経との交点。腎経「陰谷」 の上方四横指。
症例四 足底痛
女性、五十七歳、元市会議員
〔主訴〕足底の痛み。
〔現病歴〕一週間前から足底部が痛み出し、足をつくと痛み、歩くのもつらくなってきた。
〔所見〕泳状は「細・沈・遅」。
〔治療・経過〕
自然治癒力を鼓舞し、代謝循環を活性化すべく「照海」、「愈府」、「尺沢」に十五分間の留鍼。その後、仰臥位の計ま下腹部の脂肪層が厚いので「帯泳」に寸六
・四番鍼を四センチ程脂肪層を通り抜け筋層に当るまで刺入し、雀啄補鍼をし吸気抜鍼をした。
これを一日おいて二回治療し足底痛は消失した。
おわりに
奇経の帯豚は、「章門」から起って「帯泳」穴を巡り、それがクルッと海のように腰から腹の方を帯のように束ねている。諸経を環束しているので帯豚という、と成
書にはあるが、誠にその通りで、その諸経を束ねているという処に深い意味がある訳である。
このことは、「帯泳」を治療することによって実感として会得され、また更に「帯泳」の広い応用を示唆しているのでは、と思われる。 「帯泳」に関してはこの他に
もまだまだ出てくるであろうが、一応以上で「帯泳」考を終了する。 >>616-621
全文掲載、ありがとうございます。帯脈効果の謎が明らかになりましたね。
ところで、あなたはこれをどのように活用してますか。 >>622
>ところで、あなたはこれをどのように活用してますか。
滞脈は診察の中に組み込んでいるので必ず診て殆ど処置します。
よく長野式の症例報告でその速効性が報告されますが、日常的によく経験します。
数日前も右下肢膝から下のしびれが滞脈の処置中に消失してしましました。
一方で十分な効果を出せない方や効かないという方もいると思います。
滞脈処置にはいくつかのコツがあるので参考になるだろうと創始者の論文を上げて見ました。
この論文より先に松本さんや村上さんが長野式の報告としてはたぶん最初に滞脈を取り上げて
いるのでお二人にとっても衝撃だったのだろうと思います。
それくらい使えるようになると大きな戦力になります。 帯脉はすごく効きます。
でも深刺するから刺入痛も出やすいです。 >>625
刺入痛はやり方ですね。徐々に刺入していけば、痛いはあまりないでしょう。
いきなり効くと思って、深刺すると痛みが出ますよ。
それと帯脈は処置の後の方にやるとよく効きますね!