>>254
ポケットコイルとか連続スプリングとかは構造のことで、ポケットコイルと連続スプリングは全く異なる構造のもの。
したがって上位互換とかいうことはありえない。
ポケットコイルは個々のコイルスプリングが独立しているが、ボンネルの流れをくむ連続スプリングは周りのスプリングと結合されている。
一点に荷重がかかった場合にポケットコイルは直下にあるコイルだけが沈むが(実際には詰め物があるので周りのコイルも沈む)、連続スプリングは近くのスプリングも引っ張られて一緒に沈む。
いいかえると一点だけでは沈まない。
したがって体圧分散ではポケットコイルの方が絶対的に有利。
しかしそれは単に「体圧分散」に優れているということに過ぎず、体圧分散が問題になるのは痩せて関節などが飛び出し自力では寝返りを打てないような病人の場合である。
尻が沈むのは重いところが沈む体圧分散の性質そのもので、腰が痛くなろうが何しようが尻が沈んだ方が体圧分散は良い。
いいかえれば、ポケットコイルを売りたければ体圧分散を強調するのは当たり前である。
ゾーン分けするのは沈むとわかっている尻の部分のバネを固くして沈まなくする方法だが、本来重いところだけが沈む性質はそのままなので、どのくらい固くするかの匙加減が合わないと逆に沈まな過ぎて具合が悪くなったり、また尻の位置がずれてもおかまいなし。