前スレの投稿もう1つ、

以下、専門家が集うフォーラムからの引用。

バランスチェアの考案者は、
疲れたときに椅子の足を持ち上げて座面の角度を変更する利点に気付いて、
ロッキングチェアを見直し、
前傾をサポートする膝当てを思い付いて改良を加えた。
つまり、バランスチェア本来のメリットは、
姿勢を固定させない自由な動きにあった。
この点は、近年事務椅子としての代用が注目される
バランスボールに近い発想が見て取れる。

ところが、膝を当てると逆に体の動きが制限されて不自然に止まる。
それも、望ましくない角度で固定されてしまうケースが多い。
そのため、背骨の自然なS字カーブが崩れた着座姿勢を招く。
サドルチェアや乗馬で姿勢が不自然にならないと指摘されているのは、
膝が固定されず体が無意識に揺れ動いて微調整が効くからだ。
座っていても人の体は一時たりとも静止していないことを認識して
適切な設計ができるかどうかで大差が生まれる。

バランスチェアも、座面が曲率を描いていれば、
自然な姿勢を生み出す微妙な揺らぎを持たせることが可能なのだが、
座面を極力平面に感じられる形状にしたほうが
揺れや角度を感じやすいという無意識の判断が働いた設計が、
これを不可能にしてしまっている。

すべり症を招く可能性を示唆される状況を招いているのは上の二点の複合効果。

との事。