「虚偽報告に立腹し怒りに任せて蹴った」部下の隊員に暴行 30代幹部自衛官を停職1か月の懲戒=陸自駒門駐屯地

陸上自衛隊駒門駐屯地は5月13日、演習場で部下の自衛官に足蹴りする暴行を加えたとして、30代の男性幹部自衛官を停職1か月の懲戒処分としました。

停職1か月の懲戒処分を受けたのは、陸上自衛隊駒門駐屯地第1高射特科大隊に所属する30代の男性幹部自衛官です。

駒門駐屯地によりますと、幹部自衛官は、2022年10月12日、演習場で虚偽の報告をした部下の自衛官に足蹴りする暴行を加えました。

翌日、部下の自衛官が部隊に報告し発覚しました。調べに対し、幹部自衛官は、うその報告をされたことに立腹し、怒りに任せて部下を蹴ったと話しているということです。

所属自衛官の処分を受け、駒門駐屯地第1高射特科大隊長の西村直樹2等陸佐は「規律厳正にして、国民の生命と財産を守る自衛官がこのような事案を起こしたことは誠に遺憾であり、隊員に対する服務指導の強化をはかる所存です」とコメントしました。