>>969
先輩「ところでだな、警察についての話だが、実は俺たちの組織はな、
警察の振りをするのが得意でな、みんな騙される(笑)。」
自分「警察の振り、ですか?」
先輩「ああそうだ。俺たちの組織には警察がついていると、
あの手この手を使ってメンバーにも信じ込ませるのさ。」
自分「例えばどうやって、ですか?」

先輩「色んなやり方があるがな、特に数字で強く印象づける。
   自動車やトラックのナンバーを110にしたり、仕事で使う書類・伝票の番号を110にしたり、
とにかくやたらと110を目に付くように表示する、何かにつけて。
更に会社から外出時は『パトロール行きます』とか警察風に言う。」
自分「そんなんで、うまく警察だと信じ込むんですか?」
先輩「信じ込むよ。メンバー・社員も始めは毒盛りされるから
普通の心理状態じゃないしな。毒薬が効いてるところに
「110」という数字を見るだけで、あっさり警察だと信じ込むんだ。」

自分「毒薬・・以前話してくれた「B7」とか「L31」とかいう奴ですね?」
先輩「L31の方な。B7ってのは右胸が二日間ほどひたすら痛む毒薬だからな。
警察だと信じ込むような精神作用は無い。
しかしL31は違う。この毒薬は公になっていない物で効き目が強く、
『何でもポッカリ信じ込む』という特性がある。そしてその特性の反面か、
『恐ろしい程に忘れっぽくなる』とう作用も併せ持つ。
『ポッカリ何かを信じ込んだその瞬間に、同時に別の何かを忘れてしまう』
そんな効き目だ。薬効持続時間も長く、これも約2日ほど持続し、最後は頭痛になる。」
自分「頭痛?ですか?」
先輩「そうだ。最後は頭痛になって、薬効が消失する。離脱症状というのかな。
   だから俺たち上場企業社員は一時頭痛に悩まされる(笑)。」