陸自14旅団長が5月下旬に飲酒伴う会合 官舎で2日連続、幹部ら10人参加
6/5(金) 22:27

 四国4県を管轄する陸上自衛隊第14旅団(司令部・香川県善通寺市)の藤岡登志樹(としき)旅団長(陸将補)が、
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため防衛省が会合や宴会の自粛を求めていた5月下旬、旅団長官舎に部下を集め、2日連続で飲酒を伴う会合を開いていたことが明らかになった。

14旅団は「感染対策を取った」と説明。
14旅団が所属する中部方面隊(司令部・兵庫県伊丹市)は「処分が必要かどうかも含め、詳細を確認中」としている。

 中部方面隊や14旅団によると、5月28日と29日の午後7〜11時ごろ、善通寺市内にある旅団長の官舎にそれぞれ約10人の隊員が集まり、飲酒をしながら食事をした。

参加したのは30〜40代の隊員が中心で、幹部も複数含まれていたという。

 中部方面隊は、防衛省から新型コロナの感染拡大を防ぐため会合や宴会を自粛するよう求められたのを受け、旅団長が会合を開く前日の5月27日、旅団に対して6月18日まで会合や宴会を控えるよう求める通達を出していた。

 14旅団の広報担当者は取材に「不特定多数が集まったわけではなく、あくまで食事会で、宴会には当たらない。

感染対策で窓を開放して換気扇を回し、参加者同士の距離も取って、食器の使い回しも避けた」と説明した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200605-00000119-mai-soci