腕立て伏せの姿勢とらせて、バインダーで頭を殴打…居眠り否定された指導の自衛官、停職3日の懲戒処分

6/15(火) 13:52

 指導中に居眠りをしていた新入隊員の頭をバインダーで叩き、ケガをさせたとして、陸上自衛隊は33歳の3等陸曹を停職3日の懲戒処分としました。
 
 懲戒処分を受けたのは、陸上自衛隊第1特科団第4特科群に所属する33歳の男性3等陸曹です。陸上自衛隊によりますと、3等陸曹は2018年6月22日、上富良野駐屯地で新入隊員への指導中、居眠りをしていた隊員を見つけて指摘しましたが、この隊員が居眠りを認めなかったため、床で腕立て伏せの姿勢をとらせた上、空のバインダーで頭を2回叩きました。新入隊員は、頭に全治1週間のケガをしました。
 3等陸曹は「部下の隊員への指摘を認めなかったことで激高してしまった。深く反省している」と話しているということです。
 また、3等陸曹が所属する第1特科団第4特科群は「国民の信頼を損なうような事案が発生し、大変申し訳ない。いかなる理由であっても暴力行為は許されない。服務指導の体制を再度確認し、健全な部隊、隊員を育成していく」とコメントしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb5cbcb77a1dd0e5303b6e2df3ef9bd633269d53