豪空軍と空自、9月北海道と青森県周辺海域で初の訓練
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 航空自衛隊は8月31日、オーストラリア空軍との共同訓練「武士道ガーディアン18」を、
9月5〜30日に北海道や青森県周辺空域で実施すると発表した。
豪空軍のFA18戦闘攻撃機7機と、空自の第2航空団(北海道千歳市)のF15戦闘機10機程度、
第3航空団(三沢市)のF2戦闘機2機程度が参加し、要撃戦闘訓練や防空戦闘訓練、戦術攻撃訓練などを行う。
豪空軍は10〜28日に千歳基地(北海道千歳市)を拠点に展開し、三沢基地では管制訓練が実施される予定。

 参加する豪空軍は、豪南東部ニューサウスウェールズ州のウィリアムタウン基地にある第81航空団第77飛行隊を中心とする部隊。
FA18戦闘攻撃機10機のほか、KC30空中給油機1機、C17輸送機3機、隊員ら約120人が参加する。
空自からは第2、第3の各航空団のほか、北部航空警戒管制団(三沢市)が加わる。空自の参加人員は明らかにされていない。

 空自の広報担当者は訓練時間について「早朝や夜間、休日に行う計画はない」と説明。
また、三沢対地射爆撃場(三沢市、六ケ所村)での訓練は予定されていない−とした。

 三沢基地で行われる管制訓練の内容や参加部隊の詳細について、空自は明らかにしていない。
訓練中、三沢基地では同基地所属のF2が訓練参加のため離発着する。
F2以外の機体が三沢に飛来する可能性について、広報担当者は「トラブルや天候急変時は別だが、計画上はない」と述べた。

 2016年秋、三沢基地を拠点に空自と英空軍が初の日英共同訓練を行った際、三沢市は騒音被害や事故が発生しないよう、対策強化を国に要請した。
一方、市は今回の訓練について31日、情報メールや市ケーブルテレビジョンで概要を市民に伝えたが、他基地の戦闘機が飛来する計画がないことなどから、国への要望は実施していない。
訓練は2017年4月の日豪両政府の外務・防衛閣僚協議(2プラス2)合意に基づき実施する。
空自と豪空軍は海外では訓練を行ったことがあるが、国内では初となる。

空自と豪軍 国内初の共同訓練へ
08月31日 
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180831/0002717.html