互助会費着服で自衛官 懲戒免職
07月23日 17時59分

海上自衛隊の厚木航空基地に所属する30代の自衛官が、おととし、隊員が積み立てている互助会費およそ82万円を着服していたことがわかり、海上自衛隊は23日、懲戒免職にしました。

懲戒免職になったのは、厚木航空基地の第3航空隊に所属する30代の1等海尉です。

海上自衛隊によりますと、1等海尉はおととし6月までの半年間に、結婚の祝い金や病気の見舞いなど、互助を目的に隊員が積み立てている「親和会費」合わせておよそ82万円を着服していたということです。

1等海尉は以前、会計担当としてこの会費を管理していて、帳簿に不審な点があるのを後任の担当者が見つけたということです。

1等海尉は「着服した金は、借金の返済や飲食代に使った」と話しているということです。

会計の担当者を複数にして再発防止をはかるとしていて、第3航空隊の赤岩英明司令は「隊員が規律違反を起こし、誠に申し訳なく思います。
今後も服務指導を徹底するなどして、信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20190723/1050006878.html