補給艦で自殺、パワハラの疑い 海自が事故調査委を設置
12/25(火) 7:00 Yahoo!ニュース

 海上自衛隊横須賀基地(神奈川県)の補給艦「ときわ」で男性3等海尉(32)が自殺し、海自による乗員へのアンケートに、上官から3等海尉へのパワハラを指摘する記述が複数あったことが分かった。
海自は事故調査委員会を設置し、パワハラの有無や自殺との因果関係を調べ始めた。

 関係者によると、3等海尉は9月、艦内で自殺した。
遺書は見つかっていないという。

 3等海尉へのパワハラがあったとの証言が乗員からあり、海上幕僚監部服務室が全乗員約140人にアンケートを配った。
その結果、3等海尉に艦長が「休むな」と指示
▽上官が「死ね」「消えろ」などと発言、自殺前夜にバインダーを投げつけた
▽別の上官が家に帰らせないと指導――などの回答があったという。
艦長が他の乗員を殴ったり、ノートを投げつけたりしたとの記述もあった。

 海自は事態を重くみて、18日に護衛艦隊司令部(神奈川県)に事故調査委員会を設置し、実態解明に乗り出した。
艦長はこれまでの調べに、厳しい指導をしたことは認めているという。今後、自殺との因果関係などを調べる。
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