飲酒酩酊に立腹した…」部下隊員に"平手打ち&ほふく前進"強要 自衛官を停職処分

 部下の隊員に平手打ちやほふく前進をさせケガをさせたなどとして、陸上自衛隊の31歳の3等陸曹ら2人が停職などの懲戒処分を受けました。

 停職3か月の懲戒処分を受けたのは、陸上自衛隊留萌駐屯地の第26普通科連隊に所属する31歳の男性3等陸曹です。

 第2師団によりますと男性3等陸曹は2020年11月28日、留萌駐屯地の隊舎内で、酒に酔い眠り込んでいた部下隊員に3回平手打ちをしたり、押し倒したりしたうえ、隊舎の周りをほふく前進させ、部下隊員に全治1〜2週間のすり傷を負わせました。

 12月9日別の部隊に投書があり、発覚しました。

 3等陸曹は「飲酒酩酊していることに立腹しやってしまった」と話していて、2人は和解したということです。

 自衛隊は3等陸曹を3月11日付で停職3か月の懲戒処分としました。

 またこの事実を知っていたのに上司に必要な報告を怠ったとして、同じく第26普通科連隊の30代の男性1等陸尉は戒告処分としました。

 処分を受けた2人が所属する第26普通科連隊の高橋誠1等陸佐は、「後輩隊員に対する不満から憤り、一方的に暴力を振るうなど本人の身勝手な振る舞いによるもので誠に遺憾。判明した事実に基づき厳正に対処する」とコメントしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a6e2383de065d6b4af5d24b22fdc4859ecf53376