【意識喪失、全隊員を調査 空自、青森住宅衝突事故で】
2019.1.24

昨年11月7日、住宅に突っ込んだ航空自衛隊のトラック=青森県おいらせ町
 航空自衛隊は24日、青森県おいらせ町で昨年11月、航空自衛隊三沢基地(同県三沢市)のトラックが道路脇の住宅に突っ込んだ事故は、運転していた30代の3等空曹が直前に意識を失ったことが原因だったと公表した。
突発的な意識喪失を招く病気についての教育や、全隊員の臨時調査を実施する。
 空自によると、3曹は「気付いた時には民家に突っ込んだ後だった」と話している。全隊員の病気への知識を高め、相互に気付く態勢を整える必要があると判断した。
 トラックは昨年11月7日午前、日米共同訓練を終え、同県八戸市方面から三沢基地に戻る途中の国道で、道路左脇の住宅に突っ込んだ。家屋の一部が壊れたが、住人は外出していて無事だった。3曹と助手席の2等空曹が両脚を打撲するなどの重傷を負った。
3曹は勤務に復帰したが自家用車を含め車両の運転はしていない。
2曹はリハビリを続けている