陸上自衛隊は9日、現金自動預払機(ATM)付近に置き忘れられていた現金を盗んだとして、防衛省情報本部所属の男性2等陸曹(43)を懲戒免職処分にした。情報本部が発表した。

 情報本部によると、2等陸曹は昨年6月26日午後3時10分ごろ、埼玉県朝霞市の銀行に設置されたATM付近にあった現金3万円入りの封筒を盗んだ。埼玉県警が、窃盗容疑で書類送検する方針という。

 2等陸曹は昨年12月、警察から出頭要請を受けたため上司に報告し、発覚した。大塚海夫情報本部長は「所属隊員が窃盗したことは誠に遺憾」とコメントした。