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26日夜、海上自衛隊のヘリコプターが青森県の龍飛崎の沖合で夜間の訓練を行っていた際に連絡が取れなくなり、海上自衛隊によりますと、海に墜落した可能性があるということです。

乗っていた4人のうち1人が救助されましたが、残りの3人の行方がわかっておらず海上自衛隊などが捜索を続けています。
26日午後10時48分ごろ海上自衛隊のSH60哨戒ヘリコプター1機が、青森県の龍飛崎の西南西およそ90キロの日本海で連絡が取れなくなりました。

海上自衛隊によりますと、この直後、ヘリコプターから救助を求める遭難信号が出されたということで、ヘリコプターは海に墜落した可能性があるということです。

ヘリコプターには海上自衛隊の隊員4人が乗っていて、およそ40分後に1人が救助され、青森県むつ市の海上自衛隊大湊地方総監部によりますと、この隊員は基地に併設された「自衛隊大湊病院」に搬送され、医師の診察を受けていて命に別状はないということです。
残りの3人は行方がわかっていないということで、海上自衛隊や海上保安庁が艦艇や巡視船、それに航空機を出して捜索を続けています。

このヘリコプターは青森県の大湊航空基地の所属で、当時は護衛艦「せとぎり」に搭載され、せとぎりのほか複数の艦艇が参加する中で夜間、艦艇に発着する訓練を行っていたということです。

海上自衛隊は27日未明、事故調査委員会を設置し、当時の詳しい状況や事故の原因を調べています。
当時の気象状況は
函館地方気象台によりますと、当時、現場海域周辺では西よりの風で、最大風速は10メートルほど、波の高さは2メートルから2メートル50センチほどで、海上警報は発表していなかったということです。また上空には雨雲が散らばっている状態だったということです