■調査取材をして下さっている(あるいは検討中の)ジャーナリストの方へ(2017年4月1日 その2)
例えば、警察が、被疑者が外出した際に、尾行や監視をする場合です
被疑者が目的地に向かうまでのルートを予測し、そのルート上に警察官を配置しますよね
ルート上にある店舗の駐車場で客を装って待ち伏せたり、会社員やジョギング中の人を装って通行人に化けたり
車を路上駐車して中から監視する、事業車を借りて走行車両の中から監視する――方法はこんなところでしょう
また待ち伏せや監視の際、煙草を吸ったり、何かをしているように偽装しますよね
ルート上に警察官を配置するポイントは、条件から予め幾つかが決められており、その候補ポイントのどこかに人を配置する
この「警察官」を「防犯協力者」に置き換えると、俺が指摘してきた、裏防犯パトロールとでも呼ぶべきものに変わります

即ち、裏防犯パトロールの実態は、警察の捜査手法が、そのまま防パトに転用されているという事です

防犯協力者の民家の住民や店舗の従業員、店主等が、店の前で【何かしているふり】を装って待ち伏せしている際は1人です
しかし、通行人を偽装して行動監視をして来る人間は、殆どの場合、2人1組で動いているようです
(行動監視に来る人間は、挙動が不審であり、会話している振りをするものの、振りなのでどこか不自然で、大抵見分けがつきます)
警察官が動く際も、必ず2人1組ですので、こんなところにさえ、警察の手法が転用されているという事です
1人の場合もあるようですが、どこかにもう1人控えているのか、或いは別の理由で1人なのか、詳細は不明です

今日はそのポイントで、不自然な会話をしている50代くらいの男二人組がいました
俺との距離が5メートルを切ると、二人は不自然な話を打ち切り、その場からばらけました
そして各々、別の場所に停めた、ブラックフィルムを貼ったワゴン車に乗り込み、その場を去りました
実はこの手の監視ポイントにわざわざ車で来て、監視を済ませて帰るパターンが時折あるのですが
(そのポイントが手薄なのか、あるいはその日は協力者不在につき代打なのかは不明です)
二人のワゴンは、学会が学会員の送迎用に使うとされる車両と特徴が一致していたので、学会員の可能性があると判断しました

つづきます