自衛隊員を懲戒免職 監視怠り隊員死亡後「精神的に不安定になり」金庫から7万円盗む

6/8(火) 12:30

 プールでの訓練中に監視を怠り、隊員を死亡させ、さらに基地内の金庫から現金を盗んだとして、航空自衛隊小牧基地に所属する自衛隊員が懲戒免職となりました。


 免職の懲戒処分を受けたのは、小牧基地の航空救難団救難教育隊に所属する40代の男性2等空曹です。

 小牧基地によりますと。2等空曹は2018年8月、基地の体育館内にあるプールで、潜水具を付けたまま水面を泳ぐ訓練を隊員にさせていた際、本来は複数名で行う監視を1人で行っていたため、20代の隊員の1人が溺れているのに気付かず救助が遅れ、隊員を死亡させた過失があったとされています。

 また、その後の2018年10月に、金庫に保管してあった隊員の親睦会費から2回に渡り合わせて7万円を盗んだとされています。

 2等空曹は窃盗に関して「隊員の死亡で精神的に不安定になり、気晴らしのために犯行に及んだ」と説明したということです。

 2等空曹は基地内の警務隊によって窃盗の疑いで書類送検されましたが、2020年3月に不起訴処分となっていました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/60c75501c600f683509f615ca5aec11bd844bbb8