滑走路横切り 自衛隊ヘリ“勘違い”が原因

日本テレビ系(NNN) 4/27(木) 14:57配信
 2015年、沖縄県の那覇空港で自衛隊のヘリコプターが滑走路を横切ったトラブルで、運輸安全委員会は自衛隊ヘリが指示を取り違えたミスなどが原因だったとする報告書を公表した。

 2015年6月、那覇空港の滑走路で、全日空機が離陸のために滑走中、航空自衛隊のヘリが前を横切ったため離陸をとりやめ緊急停止した。

 このトラブルについて運輸安全委員会は、自衛隊ヘリの操縦士が、管制から全日空機に出された離陸許可を自分への許可だと取り違えたミスなどが原因だったと結論付けた。

 さらに、管制官が直後に着陸しようとしていた別の飛行機に着陸やり直しの指示を出すのが遅れたことが、全日空機と滑走路上で約570メートルにまで接近するトラブルにつながったと指摘した。

 再発防止策として航空自衛隊は、ヘリの離陸前にパイロットが滑走路を目視確認することを規則にしたという。