「戦闘」の意味理解を…PKO部隊に統幕長指導 読売新聞 2/9(木) 18:47配信

自衛官トップの河野克俊・統合幕僚長は9日の定例記者会見で、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に派遣された陸上自衛隊部隊が「日報」に、
政府が否定していた「戦闘」という表記をしたことを受け、現地部隊に「意味合いをよく理解して使うように」と口頭で指導したことを明らかにした。

河野氏は「一般的な意味で使ったのだと思う」と説明する一方、「政府としては、色々な要素を踏まえ、(戦闘ではなく)武力衝突だったという見方をした」と述べた。

日報は、昨年7月に首都ジュバで大規模な銃撃戦が起きた際に作成された。政府は当時、銃撃戦について、「(PKO参加5原則に抵触する)戦闘行為ではない」とし、部隊派遣の正当性を主張していた。