陸自隊員200万円着服 京都・福知山、官舎自治会費横領疑い

京都新聞 9月5日(月)14時30分配信












 駐屯地の官舎の自治会費約200万円を着服したとして
、陸上自衛隊福知山駐屯地(京都府福知山市天田)が、
業務上横領の疑いで、第7普通科連隊に所属する30代の陸曹長の男を
書類送検したことが5日、同駐屯地への取材で分かった。陸曹長は
容疑を認めているといい、駐屯地は処分する方針。
 書類送検容疑は、昨年3月から今年3月までの間、
会計を担当していた南天田自衛隊宿舎(同)の自治会費の銀行口座から
、計約200万円を無断で引き出し、使用した疑い。
 同駐屯地警務隊などによると、陸曹長は遊興費などに使ったという
。すでに全額を弁済し、「多くの関係者に迷惑をかけて申し訳ない」
などと話し、辞職の意向を示しているという。
 関係者の説明では、同宿舎には、駐屯地に所属する隊員や家族約180世帯約300人が住む。自治会費は、
官舎の消防設備の点検費用や親睦費などを目的に、毎月1世帯当たり750円を徴収する。陸曹長は昨年2月から1年間、
銀行口座の通帳や印鑑を自室で管理していたという。
 同駐屯地は「再発防止に努め、服務指導を徹底したい」としている。