防衛大学校の学生5人が、校内にある医務室の受診票を偽造して保険金をだまし取った疑いで
書類送検された事件で、防衛省は不正に受け取った保険金がおよそ300万円に上るとする調査結果を公表しました。

神奈川県横須賀市の防衛大学校では、19日、学生5人が校内にある医務室の受診票をパソコンなどを使って偽造し、
保険会社に繰り返し架空の診察費を請求して合わせて数十万円をだまし取った詐欺の疑いで書類送検されました。

これを受けて、防衛省は20日、不正に受け取った保険金の総額がおよそ300万円に上るとする内部調査の結果を公表しました。
それによりますと、5人は20歳から22歳までの3年生と4年生で、おととし3月からことし6月にかけ架空の請求を繰り返し、
最も多い学生でおよそ118万円に上るとしています。

防衛省は、5人の処分を検討するとともに、ほかにも架空に請求したケースがないか引き続き調査を進めています。