ラストに注目!


<木端役人>

米国の士官学校を受験するには上院議員の推薦が必要なので、入校後に破廉恥なことをやれば、推薦してくれた上院議員や間に入ってくれた人たちに大変な迷惑がかかる

エリート故に求められる厳しい規範意識の一端であるが、やがて担うであろう重責をしっかり自覚して教育・訓練に励む中で、名士達がかけてくれた期待に応え得る人間に育っていく

翻って防大生は、大半の者が「第1希望の大学に落ちちゃった〜」でイヤイヤ入ってくるものだから、いつまでたっても自律心が身に付かないまま学年が上がっていく

規範意識が著しく欠落する者も出てくるから、「保険金詐欺」という犯罪行為にも平気で手を染めて、汚れた小金で嬉しそうに飲食やら風俗やらでしばしの快楽に耽る

後進国の小役人達が袖の下(ワイロ)に手を出すのは、その給与水準の低さ故であるが、防大生には十分過ぎる福利厚生が付与されていることは、今更言うまでもない

防大生は、無論一部の者ではあろうが、後進国の木端役人よりも性根の卑しい人間であることが図らずも判明したが、彼らの下で働く自衛隊員はたまったものではあるまい

「棒倒し 江田島健児が 泣いている」