断末魔で苦しむ相手に一秒でも長く生きて欲しいっていう願いは自分本意なものだ
苦しんでる当の個体が僅かでも楽になれることよりも、相手を自分と同じ場所、生きてる者の世界に留め起置きたいって欲求が満たされることを願って優先してるんだから

その無知で無邪気で、ある意味では幸福な人間にとっては、反出生は意味のわからない恐ろしい主張になるのも分かるんだ

まだ永らえるに充分余裕にあるはずの人類としての生命を、何故早々に切り上げて終わらせる必要があるんだ?と
何故自分から未だ残る生命を切り上げさせ、取り上げようとするんだ?とな
長ければ長いほど幸せなのに、自分はもっともっと人類の歴史が続いて欲しいのに、と

何処で食い違いが起きてるのかは明らかなんだ

出生、生を無条件に良いもの、当然で自明な存在として認識しているか、
そうではなく、生とは時に非情で救いのない面を持つ場面がある、暗い疑義の眼差しを向けざるを得ない存在であることを体感として認識して 知って いるか
その違いだけだと思うんだが、どうだろう

>>829
反出生は先のことはわからないからこそ子供を巻き込むべきだはないとする
出生は先のこともわからないのに子供を残すことを禁止するなという
どっちも先のことはわからない

ただ俺は個人的にやっぱり思うんだ
誰が予めいずれ被災するとわかってる場所に住みたいだろう
誰が予め事故に遭うと知っている場所に向かうだろう
誰が未知の疫病が蔓延すると知っている地域へ尋ねて行きたいだろう
ごくノーマルな感覚で言うならそれはやっぱり避けるよな
そしてそこに向かう人間、自分の子供を向かわせようとする親が居れば黙っていることも出来ない

それも可能性の存在を 知ってる 故なんだ
本当は知らないままで居る方がずっといいのかも知れない
知ってても口をつぐんで見ざる言わざる聞かざるで通すのが一番賢いのかも知れない
でもやっぱりな