広島市で86歳の男性が殺害され現金が奪われた事件で、強盗殺人の疑いで指名手配された男と
特徴の似た人物が、25日、大阪市内のコンビニエンスストアに自転車で立ち寄り、
東京までの道を尋ねていたことがわかり、警察は、自転車でさらに東に向かって
逃走を続けているとみて行方を捜査しています。

住所、職業とも不詳の冨田幸誠容疑者(34)は今月19日の夜から翌朝にかけて
広島市中区の住宅で植松一廣さん(86)の首などを刃物で刺して殺害し現金を奪ったとして、
強盗殺人の疑いで全国に指名手配されています。

警察によりますと、冨田容疑者は25日午前5時ごろに、大阪・福島区の
コンビニエンスストアにいたとみられていますが、2時間半後の午前7時半ごろ、
特徴の似た人物が城東区のコンビニに自転車で立ち寄り、店員に
「東京に行くにはどうすればいいか」などと道を尋ねていたことがわかったということです。