隻腕の御人が鳴らす拍手とは実在しないもので構成されていますね。
ただ分かっていることは形では見えないけれど拍手を鳴らす意思があり、その意思が伝わっているということが公案にある。
耳から音は聞こえないけれど意思が伝わっているなら音が聞こえなくとも脳で処理され聴こえてくます。
実在がなくとも。
真実は形なくとも私の頭の中で真実足り得る。
私の認知領域の外側でも、勿論そうなのでしょう。
この公案は空虚、有無の分別と正しい情報の抽出ということで宜しいのでしょうか。