生きる価値がある人生、という主張には両義性がある
続ける価値のある人生という意味にもなり
始める価値のある人生という意味の場合もある

それらは同じ意味ではない
始める価値のある人生と続ける価値のある人生では
適用される基準も異なる

ここにいる我々はすべてすでに始まった人生を送っている

そして、我々の人生を終わらせるべきかという問いは
我々と同じような人生を始めさせるべきか、という問いとは大きく異なる

その理由は、一度存在を得れば
実際に存在を続けることの利益(interest)を得る

その利益は、ある時点で人生のクオリティが本当に本当に悪くなったとき
それに打ち負かされてしまうこともあるかもしれませんが

生まれる前、あなたが存在しなければ
存在を得ることに利害(interest)を持っていないため
失うものはない

それゆえに、私は人生を始めるを決断する基準は
人生を続けることを決断する基準より
はるかに高く設定するべき

その重大な区別を無視している