出生に理性的で利己的でない理由はない

それは、利己的でない、という意味によると思いますね
生殖をするとき、それは国や、なんらかのコミュニティの存続のために
行っているということも聞かれ
これらが本当に利他的な理由と言えるのか
それとも広い意味での利己的な理由というべきなのかは定かではない

つまり、単純に「私の」利益のためにではありませんが
「私のグループの」利益のためではある
なので違う形で解釈することは出来る
どちらにしても、コミュニティを存続させるために生殖するというのは
十分な理由ではない

確かに、コミュニティに持続してもらって
新たな世代がそこでの実践を続け
コミュニティでの生活を続けていって欲しいと思う欲は理解できるが
しかしそれが、存在を与えられることでもたらされる
人々の多大な苦痛を上回るとはとても考えられない

誰かに存在を与えるということに関して
利己的にならないことが可能ではない

つまり、存在を与えるものに対して利益を与えることは出来ない
実際にはその人は常に害される