仲の悪い夫婦を見ればすぐ、ああこの夫婦は離婚するべきだと平気で言う人がいます。私には、この考えが全く理解できません。

お金や社会的な体裁のために我慢し続けていると思うのでしょうか?そんなことは男女間では考えられないことです。愛情の反対は憎しみではなく、無関心です。愛憎とは表裏一体のもので、愛情があるからこそ婚姻を続けるのです。

私の両親も頻繁に喧嘩してました。自分勝手に生きていた父の悪口を聞きながら育ったため、父に対する不満ばかりを抱いて成長しました。そして、母も同じように父に対する不満ばかり抱きながら生きているのだと思い込んでいました。

ところが、父が亡くなった時、母は今まで見たことが無いほどに落胆しました。相手を憎むことしかできないような愛情だったんです。全ては父の死後にわかりました。

このような真理に、なぜ人々は気づかないのでしょうか?