なんにせよ、『無が最高!究極!』 これが、人類の知の、『気づき』の最終到達点。

どんな形の『有』も、元からあった『無』に、周回遅れの大差で、いつまでたっても及ばない。

人類は、『知』という見果てぬ巨峰を、前人未到のエベレストを、ときに血が滲むような思いで登ってきた。
そしてついに、頂上の最期に岩に手をかけ、これでついに頂上だっ!と体を持ち上げた。

そこで見たのは、初めの一歩をはじめる前の『足元』だった。全ての答えは、初めから、すでに、あった。