無理に父親を尊敬しようとすることに疲れました
(二十代後半・男)

二十代前半までは「父親を尊敬している」と他人にも話せていましたが、
今になって振り返せば「育ててもらった恩」をそのまま「尊敬」に置き換えていただけで、
それを抜きにして考えると、父親はお世辞にも褒められた人格ではないとしか思えなくなってきました

特に一番気に入らないのが、
「ありがとう」や「ごめんなさい」といった言葉を、社交辞令以外の場面では人生で100回も言ったことがないんじゃないかというくらい
他人への感謝や謝罪の念というものを見せない性格です

企業戦士として数十年頑張ってきた点は、確かにまだまだ社会人歴数年の私からしたら途方もない業績ですが、
親しき仲にも礼儀ありという観念が欠落している父親は、頻繁に家族間トラブルの発端にもなってきましたし、
人間としては尊敬したくないというのが正直なところです

今後、介護が必要な年齢になって、一緒に暮らすなど接し方も変わってくると考えも変わるかもしれませんが